ポストふなっしーな“ほっくん”が攻める!! ニコニコ町会議 in 山口県下関市豊北町ほぼ完全レポート（その1）

2014年09月01日 19時30分更新

　学生の夏休みの終わりも近い8月30日、ドワンゴは山口県下関市豊北町にて『ニコニコ町会議全国ツアー2014』というイベントを開催した。全国10ヵ所＋追加公演2ヵ所を回って、今年4月に千葉県の幕張メッセで実施した『ニコニコ町会議』を再現するというもので、山口は今年7ヵ所目となる。快晴の天気＆海沿いのロケーションという夏らしい環境で、大成功を収めた現地の盛り上がりをレポートしていこう！

■晴れたっ……！晴れたよ！ついに晴れたーーッ！

　過去の記事でもしつこくお伝えしてきたように、今年の町会議は6会場中5つが雨というなかなかハードな現場が続いてきた（残り1会場は40度近くの灼熱地獄）。先週の兵庫では、無情にも開場1時間半前に雨が降り始め、雷の危険があるということで急遽屋内での開催に変更したぐらいだ。しかし、楽しみにしていた地元のniconicoファンにとって、開催中止になるよりははるかにましかもしれない。

　実は山口県下関市豊北町は、昨年の町会議でも選ばれていたが、台風の来襲で直前で中止になったという場所だ。そのリベンジとして今年も白羽の矢が立ち、（いろいろな意味で）晴れて今回の実施となっている。1年越しで待っていた方々にとっては感慨ひとしおだったのではないだろうか。会場が砂浜沿いの公園でかなり広いスペースが割り当てられていたので、各ブースも余裕ある設営ができて、ゆったり見て回れたのも好条件だった。

↑町会議恒例、スタート前の挨拶と円陣の様子をステージトラックから撮影。写真で見ても現地の気分のよさが伝わってくるのでは!?

↑スズキ『ハスラー』ベースのニコニコカー参号機も、やっぱり青空のほうが似合いますなぁ！

↑12時にスタートしたオープニングセレモニー。ユーザー生放送出身でMCの百花繚乱さんが「今回、みなさんの力のおかげで晴れました！ありがとうございます！」と元気よく観客に呼びかける。

↑出演者である有名ユーザーの顔見せに大きく盛り上がる来場者。

↑町会議は、地元ユーザーからの招致があって初めてniconicoが自治体と開催の交渉にはいる。今年、豊北町にリベンジするきっかけをつくったユーザーのひとりである“さんご”さんがステージに登壇。ファンという仮面ライアー217さん、れいちぇるさんの2人に両サイドを囲まれて「めっちゃうれしいです」と喜びを表していた。

↑市長の代理として下関市役所豊北総合支所総合支所長の藤野亘氏も登壇し、「ここ下関市は瀬戸内海と日本海に囲まれた本州の最西端に位置する、海と緑に囲まれた自然豊かな町。古くは壇ノ浦の合戦、巌流島での武蔵と小次郎の決闘、騎兵隊発祥の地。歴史と文化の街。ここ豊北町は南国の海を思わせる真っ白な砂浜にコバルトブルーの海が広がり、沖に浮かぶ角島は死ぬまでに行きたい世界の絶景の3位に選出。この角島には全長1780メートルの角島大橋があり、昨年映画化された『黒執事』のロケ地となっている」と地元の魅力を語っていた。

↑こちらも恒例のテープカットでいよいよニコニコ町会議スタートです！

↑オープニングセレモニーの直後には、海沿いでラジオ体操！仮面ライアー217さん、れいちぇるさんという踊ってみたの2人がお手本を見せます。

↑……の後ろで、niconicoのスレマ課長と、豊北町のゆるキャラである“ほっくん”もいっしょに体操しておりました。

　このほっくんは町内にある道の駅“北浦街道ほうほく”のマスコットで、夕日、梨やみかんといった農産物、土井が浜の弥生人、“豊”の文字といった4つをモチーフにデザインされて2012年3月に誕生した。町会議でもステージに上がったり、会場を歩いていたりとさまざまな場所で見かけたが、おもしろかったのがその動きだ。

　例えば、ステージで藤野氏がスピーチしてる際にニワンゴ社長の杉本氏にちょいちょい体当たりをかましたり、地元のPRをやっている町実況ブースの後ろでフリーダムに動いたりと、なかなかのniconico向きなキャラクターだ。昨年、約1500体が参加した“ゆるきゃらグランプリ”では52位をゲットするなど、人気もある模様。今後のブレイクに注目か!?