新MacBook Pro Retinaの実力
6月末にリリースされたMacBook Airに続き、7月末にMacBook Pro Retinaがマイナーアップデートを遂げた。全てのモデルでCPUが「Haswell Refresh」に更新され、いずれも旧モデルより動作速度が200MHz向上したほかは、一部のモデルで値下げやメインメモリーが増量された程度で、それ以外のスペックに変化はない。果たして旧モデルと比べてどれくらい性能が上がったのだろうか?
MacPeople編集部では、新旧のMacBook Pro Retinaでベンチマークテストを実施。テストには、旧モデル(Late 2013)と新モデル(Mid 2014)の13インチおよび15インチの最上位モデルを仕様。メモリー容量は13インチが8GB、15インチが16GBだ。なお、新旧の15インチモデルが搭載する独立GPUはいずれも「GeForce GT 750M」で、ビデオメモリー容量も同じ2GBだ。
●MacBook Pro Retinaベンチマークテスト |
上の4つのグラフからわかるように、いずれのテストもほぼクロック周波数の差に応じて、新モデルが若干速いという結果になった。旧モデルのCPUがHaswellであるのに対し、新モデルはHaswell Refreshという新バージョンになったような印象を受けるが、実際にはHaswellと同Refreshは構造的にはまったく同じで、クロック周波数が異なるだけのリネーム版に過ぎない。従って、上のテスト結果は予想どおりと言える。
●インテルCPUのリリース予定 |
では、MacBook Pro Retinaの次のメジャーアップデートはいつだろうか? そのカギを握るのは、今後リリースされるインテル製CPUだ。今年末以降からHaswellの次の世代となる14nmプロセスの「Broadwell」シリーズが登場するが、このうち年内にリリースされるのは主にモバイル端末向けの「Core M」(Broadwell-Y)のみ(上図)。
一方、MacBook Proシリーズに搭載されるであろう次世代Core iプロセッサー(Broadwell-H)が登場するのは、来年以降となる見込みだ。このため、本格的なモデルチェンジは来年のWWDC以降となると推測される。
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