本格的なグラフィックゲームが開発可能なUnreal Engine 4(UE4)をご存知だろうか。ここでは、月額19ドル(約1900円)でUE4の開発環境と必要なソースコード、サンプルプロジェクトなどが入手できる「サブスクリプション」の導入手順を解説していく。
UE4の利用にはかなりハイスペックのマシンが必要だ。事前に必ずマシンの動作スペックを確認してから、インストール作業を進めよう。Macの場合、Mac Proのほか、GPUがGeForceで専用のビデオメモリーを備える15インチMacBook Pro RetinaやiMacの最新モデルなら動作するが、13インチのMacBook Pro RetinaやMacBook AirなどCPU内蔵のGPUしか持たない機種では十分なフレームレートが出せないので、エディターの操作性がかなり落ちる。
また、エディターの容量は各バージョンとも8GB超で、サンプルプロジェクトも1~4GB程度の容量を占める。起動ディスクの空き容量が50GBを切ってしまうとOS X自体の動作速度が低下する可能性が高くなるので、空き容量に不安がある場合は、iTunesやiPhotoのライブラリ、動画などのデータを外付けストレージに退避させるといい。
それでは、手順説明に移ろう。まずは、UE4の日本語公式サイトにアクセスする。よく使うページなので、忘れずにブックマークしておこう。トップページの右上にある「始めましょう」をクリックしてアカウントを作成する。
必要事項を入力してアカウントを作成する。ここで作成した「固有の表示用ユーザー名」は、フォーラムなどのユーザーコミュニティーで使うことになる。「利用規約に同意します」にチェックを入れ、「アカウントを作成」ボタンをクリック。
支払い方法を指定する。現時点では、クレジットカードまたはPayPalでの決済が選べる。支払い方法の右側に表示されているエンドユーザーライセンス契約書(EULA)の内容を確認したら、必要事項を入力して「購入」ボタンを押そう。
「最新版ダウンロード」から、使用するOSに合わせて最新版のインストーラーをダウンロードする。一度インストールすれば「ランチャー」と呼ばれるアプリ内で最新バージョンのアップデートが可能なため、ここからダウンロードするのは初回だけだ。
UE4をインストールして起動したら、登録したメールアドレスとパスワードを入力し、「return」キーでサインインする。「地球」アイコンをクリックするとランチャーの言語設定を変更できる。初期状態は日本語だ。
アプリの起動方法や基本操作方法など、詳しい内容はMacPeople10月号(8月29日発売)の第1特集「いまこそ知りたいUNREAL ENGINE 4」をチェックしてみてください。サブスクリプションライセンスの登場でモバイルゲーム開発の新潮流になること必至の「UNREAL ENGINE 4」を32Pにわたって総力特集。UE4の基本からサンプルプロジェクトを使ったチュートリアル、いま話題のOculus Liftアプリの作成方法まで徹底解説します。
このほか、Macの選び方からXcodeの使い方まで紹介する「アプリ開発はじめの一歩」、たった3つの方法で収益をアップさせる「アプリのダウンロードを増やす方法」など盛りだくさんの内容となっています。ぜひお手に取ってみてくださいね。
|
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります