豪雨の野外パーティーに大熱狂!! ニコニコ町会議 in 愛媛県宇和島市ほぼ完全レポート（その3）

2014年08月08日 17時00分更新

　niconicoの全国ツアーの3ヵ所目として8月3日に開催されたニコニコ町会議 in 愛媛県宇和島市。その1、その2に続いて、その3では、ラストパート近くの“町ボカニコ”と、エンディングセレモニーの盛り上がりをまとめていこう。

　町ボカニコは、町会議のシンボルとも言えるやぐらの上にボカロPがDJとして登って、ボーカロイド曲をかけてみんなで踊りまくるという企画だ。しかし、宇和島の会場は無情にも雨。それも生放送の音声に雨音が入るほどの豪雨で、傘をさしている人も多かった。かなり悪条件で盛り上がりが心配されたが、大半はぬれるのを気にせずに飛びまくる“猛者”で、ふたを開けてみれば大熱狂で終わった。

↑今回のDJは、“さつきがてんこもり”さん。「DJするよー、集まれー、大雨だけどDJしますよー！」と呼びかけて観客を集める。

↑いったん轟音が流れ出してしまえば、もうそこはパーティー会場！普段、雨にぬれて踊る機会がなかなかないせいか、出演者も観客もテンションMAXに。これはネットでは伝わらない、現地参加組しか味わえない貴重な興奮だったのでは!?

↑ちなみにさつきさん、やぐら上のシートに雨がたまりすぎて漏れてぬれてしまったそうです。機材が大丈夫だったのか心配……。

↑約20分の大熱狂を経て、そのままエンディングセレモニーに突入。「この雨で台本がぼろぼろになってしまったので、カンで進行します！」と気合い十分なMCの百花繚乱さん。

↑まずは過酷な町会議を支えた14人のボランティアさんを紹介。

↑出演者の挨拶では、じゅん☆じゅんさんが、niconicoで大流行した例の元議員の声真似で「どの超会議も、おんなじやおんなじやおもて……。でも宇和島がイチバーン！愛媛県のみならず、宇和島を変えたい！町会議ありがとうー！」と発言して多いに盛り上げていた。

↑絵師の小山ありこさんが“町集合似顔絵”ブースで描いていたイラストもお披露目。中央に並ぶ出演者も含めて、全員で74人！

↑飛竜さんとぬどんさん、そしてお客さんも一体となって、『Minecraft』で再現した愛媛の名物も紹介。じゃこ天、鯛めし、バリィさん、路面電車、みかんなど、細かく再現されております。

↑最後は“いーあるふぁんくらぶ”をみんなで大合唱してエンディング!! みなさん、おつかれさまでした。

　筆者の印象を言えば、過去の町会議でも雨が降ったことは何度もあったが、ここまでひどかったのは宇和島が初めてだった。それでも最初から最後まで会場の熱気が収まらなかったのは、出演者やお客さんの熱意があったからではないだろうか。

　そして忘れていけないのは、運営スタッフの努力だ。前日、雨が降りしきる中から設営を始め、当日も機材を守りつつ、みんなの健康状態を気にしながら、イベントを滞りなく終わらせた。その後、ずぶぬれのまま撤収作業に取りかかるという鬼のような仕事っぷりに頭が下がるばかりだ。1人でも来てほしい人がいたら訪れるのが町会議──。宇和島では、そんなイベントの理念をきっちり体現したこととなった。