7月19日からスタートした、niconicoのお祭り『ニコニコ町会議全国ツアー2014』。毎年4月に幕張メッセで開催している『ニコニコ超会議』の出張版として、歌ってみたや踊ってみた、ゲーム実況、つくってみた、描いてみた、フードといったカテゴリーを各地で再現するイベントになる(詳細は第1回の記事を参照)。
今年の2ヵ所目は、宮崎県西都市!30度後半という猛暑をはねのけ、さらにアツく盛り上がった現地の様子を、またまたほぼすべてレポートしていきます。
■南国の日差し+アスファルトの照り返し=スゴい暑い!!
西都は宮崎県のほぼ中央、宮崎市の北北西に位置し、2014年7月時点で人口3万1109人という市だ。公式ページでは、「かつては古代日向の都として栄え、『古事記』『日本書紀』に登場する伝承地が市内に数多く残るとともに、日本最大の311基の古墳が集まる国の特別史跡「西都原(さいとばる)古墳群」や、天正遣欧少年使節の正使としてローマ法王に謁見した伊東マンショが誕生した国の史跡「都於郡(とのこおり)城跡」があるなど歴史ロマンあふれるまちです」と紹介している。
町会議は、西都市で毎年7月に行われる『西都夏まつり』と併催する形で、西都市妻駅西地区にある多目的広場で開かれた。イベントの開始は14時。この日、宮崎県の南部平野部における最高気温は36度という猛暑で、さらに会場の地面がアスファルトだったため、おそらく40度近くまで気温が上がっていたと思われる。ゲリラ豪雨にあってびしょ濡れになった第1回の長野に続いて、町会議は試練に見舞われます。
↑開場前、MCの百花 繚乱さんがお客さん近くで水を撒いていたのですが、すぐに乾いてしまってました。
↑運営、出演者、ボランティア、西都夏まつりスタッフの方々がひとこと挨拶をして、恒例の円陣を組んで気合いを入れます。
↑出演者は全部で18人!加えて地元のユーザーがMCとして舞台に立てる“町MC”枠として、生まれも育ちも宮崎というウスコウさんが参加していました。
↑町会議は、ユーザーからの応募があって、始めて自治体との交渉に入る。今回、西都市で申し込んだ“あげ”さん(マスクの女性)は、「本当にびっくり」とコメント。応募の際、来てほしいユーザーの欄に「みうめさん」と書いたそうで、舞台上で本人とのご対面をはたしてました。
↑西都夏まつり振興会会長の児玉氏は、「西都市、ものすごくアツいですけども、歴史のある素晴らしい町でございます。(西都夏まつりも)歴史のある夏祭りでございます」と挨拶。
↑西都市市長の橋田氏は、「西都市を選んでいただいて本当にありがとうございます。東京が東の京、間に京都がありまして、西の都がこの西都。いちばん歴史があるのが西都です。古墳時代から、政治経済の中心地です」とコメント。地元キャラのニニギくん、コノハナちゃんも登場して、町会議開始のテープカットを行なった。
↑今年の恒例、オープニング後のラジオ体操。踊ってみたユニット“ギルティ†ハーツ”から、めろちんさん、Ry☆さん、みうめさんの3人がお手本を見せていました。生放送では、その音楽にあわせて千野ちゃんさんが四股を踏むというシュールな絵面が……。
■“町大人数遊び”で、ヒーロー誕生!!
町会議の企画は、大きくわけてステージとブースにわけられる。ステージでは、青空のもと気持ちよくカラオケできる“町歌ってみた”、有名踊り手の振り付けをレクチャーしてもらっていっしょに発表する“町踊ってみた”のほか、新たに会場のみんなでじゃんけん列車をする“町大人数遊び”で盛り上がる。
↑町歌ってみたは、抽選で選ばれた来場者がステージに立って大声で歌えるというもの。なんと長野の町会議にも来ていたフルフェイスの方が駆けつけて、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』OPの“その血の運命”を熱唱していました。
↑歌い手の新社会人さんは、みきとPの“夕立のりぼん”を、気持ちのいいビブラートで歌い上げて、観客を魅了していた。ちなみにniconicoデビューの2008年時は新社会人でしたが、今はもう7年目だそうです。
↑同じく歌い手の“いか”さんは、本来、男女で歌うHoneyWorksの“スキキライ”をひとりデュエット。見事な“両声類”ボイスを披露して、「えええっ!?」や「かわいいい」といった驚きのコメントを会場と生放送の両方から引き出していた。
↑踊ってみたでは、emon(Tes.)さんの“Shake it!”、40mPさん feat. シャノさんの“夏恋花火”が課題曲。立ってるだけでもふらふらしそうな猛暑の中、各曲45分ずつレッスンしていました。
↑レッスンに集まったみなさん。ホント、お疲れさまです! そしていい笑顔。
↑猛特訓の成果はステージでお披露目します。いきいきと踊る参加者を、手拍子で見守る観客たち。写真の2度目の“夏色花火”の様子で、日が傾いて昼間よりだいぶ踊りやすい気温になったせいか、参加者も増えていた。
↑町大人数遊びのじゃんけん列車は、音楽が止まったときに目の前にいた人とじゃんけんをして、負けた人が後ろについて列車のように伸びていくというおなじみの遊び。会場中央にあるやぐらに、MCのドグマ風見さんが上がって音頭をとっていた。
↑優勝した人には出演者全員のサイン入りTシャツがもらえるということで、各ブースを見ていた来場者も集まってきてすごい人数に。そして後半になると列が伸びる伸びる……。
↑激戦を勝ち抜いたのは、ドグマ風見さんから「ミヤコのジョー」と呼ばれていた宮崎県都城市(みやこのじょうし)からやってきた小学生。Tシャツをゲットし、「嬉しいです、やったー!」とガッツポーズを見せていました。
↑メインステージの合間には、町実況ブースに出演者や来場者、地元の方を呼んで楽しくトーク。西都市観光協会の方が出演して西都原古墳群などを自慢したりと、地元をぞんぶんにPRしていた。MCは、主にカミィさん、オジョギリ・ダーさん、町MCのウスコウさんがつとめていた。
↑豪快な食べっぷりで知られる生主の千野ちゃんは、西都の町中からの中継で地元産の野菜を使ったパスタ、赤ピーマンとマンゴー、ゆずを使ったシャーベットを食べていました。豪快にほおばっていく姿がまさに飯テロ……。
昼のステージについては以上!その2もお楽しみに!
■関連サイト
・ニコニコ町会議2014全国ツアー 公式サイト
■お知らせ
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