iBeacon(アイビーコン)は、AppleがiOS7の新機能として発表した、Bluetoothを基礎技術とした近距離通信の仕組み。 iBeaconの導入により、これまでは実現が難しかったマーケティング施策やデータ集めが低コストで可能になると期待されています。昨日の国内事例に続いて、海外での導入事例を紹介します。
アプリ画面のデザインが自動で切り替わる(Apple Store)
昨年12月に全米254店舗でiBeaconを使ったサービスが始まっている。店頭に近づくとアップルストアのアプリが自動的に立ち上がり、商品に近づくと商品紹介や下取り価格などが情報として表示される。また、入店するとアップルストアのアプリのトップ画面のデザインが変更されるなど、iBeaconをうまく活用したアップルらしいユーザーインターフェースになっている。
引用元:AppleDeafNews(How iBeacon works at Apple Store) |
全米のアップルストアに導入されたiBeacon。アップルもiBeaconに注力していることがうかがえる |
3分の2のスタジアムに導入(MLB)
MLBでは、アップルの協力で早くからiBeaconの導入が進められていた。全体の3分の2にあたる20のスタジアムでiBeaconのシステムが導入される見込みだ。スタジアムごとに平均100 個程度のビーコン端末が設置されるなど、かなり大規模な運用となる。スタジアムに近づくと今日の対戦チームや入場用のバーコードが表示されるほか、「Passbook」との連動で購入済みチケットの表示も可能だ。
引用元:CNET News(MLB tests Apple's iBeacon at Citi Field) |
すでに、カリフォルニア州のドジャー・スタジアムとペトコ・パークに試験導入されている |
老舗百貨店で来店ポイントがたまる(Macy's)
組み込みソフトウェアの研究開発などを手がけるアプリックスは、用途に応じた多種多様なビーコン端末を続々と開発しています。例えば、極薄フィルム型のビーコン端末は最も厚いモジュール部分でも0.8mmという薄さ。ポスターや中吊り広告と連携させたり、書店で新刊情報をプッシュ通知させたりとさまざまな活用法が考えられます。ほかには、商品に触れるだけでスマートフォンに商品情報やクーポンを表示できるセンサー付きのビーコン端末があります。
引用元:shopkick(Shopkick's shopBeacon (iBeacon/BLE) Trial Live at Macy's in SF) |
入り口に設置されたビーコン端末を検知し、アプリを立ち上げずに、チェックインポイントがもらえる |
MacPeople5月号(3月28日発売)では「いま絶対押えておきたいiBeacon」として、技術的な仕組みから活用テクニック、プログラミングの基礎まで徹底解説。これさえ読めば、iBeaconのすべてがわかります。
そのほか、System1.0からMacOSと名称を変えたSystem7.6、初代iMacにプリインストールされていたMacOS8、最新のOSXMavericksまで歴代MacOSが受け継いできた仕組みや機能を隅々まで紹介しています。
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また、MacPeople3月号と4月号では、Macintosh30周年特集の第1弾、2弾として、歴代の一体型/デスクトップ型Macをまとめた「30th Anniversary Macintosh」特集、Macintosh PortableやPowerBookなど歴代ノート型Macをまとめた「PowerBook×MacBook History」特集を掲載しています。ぜひ、3号セットでご覧下さい。
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