みなさん、おはようございます。MacPeople/週刊アスキー絶賛兼務中の吉田でございます。さて、以前の記事(関連記事)でも少し紹介しましたが、話題沸騰中のiBeaconがライブ会場で採用されたことを聞きつけ、実際に取材にいってきました。
iBeaconが採用されているのは、最新アルバム「イーガジャケジョロ」のツアーを開催中のユニコーンのライブです。このライブツアーは、3月29日の千葉県の市原市からスタートして、7月8日の大阪城ホールまで約3カ月間開催され、すべての会場でiBeaconを体験できるようになっています。
今回は有楽町の東京国際フォーラムのAホールで開催されたライブに行ってきました。iBeaconを体験するには、ユニコーンの公式スマホアプリである「ユニコーン」が必要です。
現地に到着したらアプリを起動しましょう。アプリのトップ画面から「E-GAJYAGEJORO」のボタンをタップします。
すると、本日の公演場所が表示されます。
画面を下にスクロールしていくと、「会場に着いたらチェックイン」というボタンがあるので、これをタップ。
実際に会場にいるかどうかはGPSによってチェックされるので、位置情報の利用を許可しましょう。
するとチェックインが完了し、先ほどの「会場に着いたらチェックイン」が「壁紙ダウンロード」「ウマコーンレーダー」に切り替わります。
なお、会場から遠く離れたところでチェックインしてみると、見事にチェックインは失敗します。GPSとiBeaconによる2段階認証というわけですね。
では壁紙をダウンロードしてみます。
ダウンロードのプログレスバーが現れ、ダウンロードが完了すると「写真」アプリに保存できるようになります。
ダウンロードした壁紙がこちら。会場名が記載されていることからわかるように、各会場別に異なる壁紙を入手できます。各地域の名産や名所をバックにメンバーのキャラクターが描かれています。
ここまではチェックインすれば利用できるサービスなので、GPSを搭載したiPhoneやAndroid端末で利用できます。iBeaconを体験できるのは「ウマコーンレーダー」という機能です。自分のスマホが「ユアコーン」、他人のスマホが「タノコーン」、iBeacon端末が「ウマコーン」として識別され、画面上でおおよその位置関係を確認できます。ちなみに、ウマコーンというキャラは干支とユニコーンをかけたもので、今年は午年なのでウマコーンというわけです。
さっそく「ウマコーン」レーダーを起動。会場に入っただけでは見つかりませんね。
そこでグッズ会場に移動。
グッズ一覧が展示されています。
その脇にアプリ紹介のPOPもありました。
グッズ売り場で、無事ウマコーンを捕捉。近くに見えるタノコーンはほかの人の端末です。つまり、ユニコーンの公式アプリを起動すれば、自分のiPhone自体もiBeacon端末になるわけです。
ウマコーンをタップすると、先ほどとは別の壁紙をダウンロードできます。
ウマコーンレーダーを利用できるのは、iOS7以上を搭載したiOSデバイスと、Android 4.4以上を搭載したAndroid端末です。5月上旬の時点で対応しているAndroid端末は実質Nexus 5のみです。図はNexus 5の画面です。
ユニコーンのライブ会場で使われているiBeacon端末は、なんとiPhone本体。iBeacon端末といえば、小型で電池駆動のものが一般的ですが、iPhoneを端末化するという事例は初めて見ました。このiPhoneにはiBeacon端末化する別のアプリが組み込まれていました。
関係者によると、iBeacon端末はライブ会場内にも設置されており、開場後に座席でも壁紙のダウンロードが可能とのこと。なお、ユニコーンの公式アプリ自体は2011年にリリースされたもので、iBeaconには最新のアップデートで対応したとのこと。ライブやメンバーのテレビ・ラジオの出演情報などをチェックできるので、ファンである来場者のインストール比率がもともと高く、実際にアプリを利用して壁紙をダウンロードしたのは来場者の30〜40%に達しているそうです。
ライブツアーは、東京国際フォーラムのあと、横須賀や大阪、神戸、福岡などを回ります。また、6月28、29日に千葉の幕張メッセで、7月7、8日に大阪城ホールで追加公演が開催されます。
各会場のチケットの販売状況は公式サイトでチェックしてください(外部サイト)。ユニコーンとiBeaconが気になる読者はぜひライブに行って体験しましょう!
『UNICORN』
バージョン:1.7.0
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Sony Music Artists Inc.
関連サイト
UNICORN.JP
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