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自作ゲームも堪能できる! ニコニコ超会議3のゲーム実況ブースに注目

2014年04月08日 18時45分更新

 およそ3週間後の4月26、27日、幕張メッセで開催されるniconicoのお祭り“ニコニコ超会議3”。音楽ライブやダンス、ニコニコ技術部、ゲームなど、ニコニコ動画のほぼすべてを地上に再現する目的で、毎年1回実施しているイベントだ。

 その中で今回取り上げるのが、ゲーム実況になる。今では1050万以上の動画が投稿されているnicocnioだが、その中で“実況プレイ動画”というタグが付けられたものは150万件。テレビゲームだけでなく、カードゲームなどのアナログモノも含んでおり、サイト内でかなりの勢いがあるジャンルといえるだろう。

 4月5日、約12時間という長丁場の特番にて、第3回の自作ゲームフェス受賞作品と、超会議3における“超ゲームエリア”の追加情報が明らかになったので、その詳細をまとめていこう。

■299作品の応募から22の賞が贈呈!

 超ゲームエリアでは、箱庭ゲーム『Minecraft』を9人の実況者がプレーする“超マインクラフト実況”、人気のゲーム実況者グループ“M.S.S Project”がXboxの最新ゲームを遊ぶ“超マイクロソフト”といった企画を用意している。

 さらに市販のタイトルだけでなく、ユーザーが作った無料の自作ゲームが遊べるのもポイントだろう。出展タイトルは、niconicoが開催する自作ゲームのお祭り“自作ゲームフェス”で、第1回の敢闘賞に輝いた『ぼくらの大革命!』、第2回敢闘賞の『ネコ剣士』、第3回の“Unity スタークリエイター賞”を受賞した『運べ!荷物!』の3種類になる。

ゲーム実況

↑生放送の前半では、第3回自作ゲームフェスの受賞タイトルが明らかになった。運営の伊豫田さん(伊予柑さん、左)と、ゲーム実況者の茸さん(中左)のお二人がMCを担当。ゲストに、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの大前さん(中右)と、窓の杜編集長の中村さん(右)が招かれた。

 応募作品数は、審査員が「多い!」と言うほど299作品。その中から、協力21社がそれぞれ1作品ずつ、大賞が1タイトルという合計22の賞が授与される。ちなみにゲーム開発の支援アプリや書籍などが贈呈された。どれも「楽しそう」や「やりたい」というコメントで視聴者が大盛り上がりだった。すべて無料でプレイできるので、ぜひ試してみるべし!

ゲーム実況

↑大賞に輝いたスマホカメラを使ったryotaLEDさんの『イライラカメラ』。紙やモニターに書いた赤い線にあたらないように動かすイライラ棒だ。目の前に赤い線があればどこでも遊べる(!)、というシステムが審査員にウケた。

ゲーム実況

↑“最優秀Cygames賞”、“Multimedia Fusion 2賞”、“Xbox Live インディーズ ゲーム大賞”、“フリーゲーム夢限賞”、“Unity スタークリエイター賞”の5冠を達成(!)したクロボンさん制作の『アクションモグラ』。操作感や、主人公のキャラクターなど全体的な完成度が非常に高いと賞賛の嵐だ。

ゲーム実況

↑こちらは、“株式会社セガ R&D1賞”と“Xbox Live インディーズ ゲーム優秀賞”の2冠に輝いた、なじこれさん作の『とつげき!ダンジョン』。ニコニコ運営陣もハマっているという放置ゲームだ。

ゲーム実況

↑『運べ!荷物!』については、「横スクロールのアクションゲームの体裁をした漫才」とゲストの大前さんがコメントしていた。“Unity スタークリエイター賞”と、“Xbox Live インディーズ ゲーム賞 優秀賞”を受賞。

ゲーム実況

↑和歌山大学のクリエゲーム制作プロジェクトで作られた、幻想的な世界観の3Dアクション音ゲーム『オトノハコニワ』。“CRI・ミドルウェア賞”と“Xbox Live インディーズ ゲーム賞 優秀賞”に輝いた。

ゲーム実況

↑“IGDA日本賞”、“Xbox Live インディーズ ゲーム賞 優秀賞”の2冠に輝いたマサムネさんの『Stardust Defense』というターン制のタワーディフェンスゲーム。美麗なグラフィックが好評だった。

ゲーム実況

↑“コンプティーク賞”、“Xbox Live インディーズ ゲーム賞 優秀賞”を受賞した、もきゅたんさんのサウンドノベル『Colors/Forest』。複数のシナリオで構成されていて、各シナリオは数分で終わるため遊びやすいゲームになっている。

ゲーム実況

↑アホさ全開という言葉が審査員から飛び出たすごろくゲーム『すごろくプリンセス!』。コミカルな見た目に対し、考えてプレイしないと詰んでしまう可能性もある、ペレスさんの作品だ。“週刊ファミ通賞”と“Xbox Live インディーズ ゲーム賞 優秀賞”の2冠を達成した。

ゲーム実況

↑野良雲 一砂さんが作った『ミミクリーマン』は、“ファミ通.com賞”と、“Xbox Live インディーズ ゲーム賞 優秀賞”を受賞した。RPGによく出てくるモンスターの“ミミック”を主人公にし、勇者を討伐することを目的にしたとてもシンプルな作りのRPG。相手が宝箱を開けたくなるアイテムを推理するという、相手のことを考えることがクリアにつながるというアイデアが秀逸だ。

ゲーム実況

↑“ベクター賞”と“Xbox Live インディーズ ゲーム賞 優秀賞”の2冠を果たした、ちょこれーとさんのRPG『エターナルメモリー』。グラフィックや、ボイスが大量に用意されており、ボリューム満点だ。作り込みがスゴいと大絶賛だ。

ゲーム実況

↑tachiさんが制作したホラーを仕掛ける側になってプレイをするパズルゲーム『月光妖怪』。キャラクターが驚く声がかわいらしい作品だ。“Magino Drive賞”と、“Xbox Live インディーズ ゲーム賞 優秀賞”を受賞。

■“ぶるらじA”の公開収録に中村悠一さん登場

 後半は、『超ゲームエリア』の追加情報発表だ。今年はもっと遊べるゲームエリアになるということで、自作ゲームやスマホゲームなどの体験エリアが6ブースに大幅拡大された。人気ゲーム実況者が多数出演というのも、目が離せないところ。

ゲーム実況

↑MCはゲーム実況者のドグマ風見さん、AYAさん、運営の中野さんの3人。

ゲーム実況
ゲーム実況

↑タイムテーブルはこんな感じ。

ゲーム実況

↑niconicoで配信しているラジオ“ぶるらじA”の公開収録では、新たなゲストが発表された。レギュラーの出演陣3人に加えて、『おおきく振りかぶって』や『マクロスF』などでおなじみの声優、中村悠一さんが登場する。

ゲーム実況

↑既に発表されているタイトル『タイタンフォール』に加えて、『Project Spark』も追加登場が決まった。M.S.S Projectら5組の人気ゲーム実況者が“超マイクロソフト”で生プレイする。

ゲーム実況

↑4月19日に24時間プレイをして作るワールドを使っての“超マインクラフト実況”。こちらには、クーさんや今井三太郎さんら9人のゲーム実況者が集まる。

ゲーム実況

↑『クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ』や『ぷよぷよ!!クエスト』に加え、『モンスターストライク』の計3タイトルが、人よりも大きい“デカスマホ”でプレイできる。体験者にはゲームのノベルティーが数量限定でもらえる。

 追加情報発表の後には、出演者9人で朝の7時まで白熱のアナログゲーム対決。独自ルールの大富豪『ニコニコ超大富豪』や、『赤ずきんは眠らない』、『HANABI』、『髑髏と薔薇』、『ブロックス』という、超会議当日に遊べるボードゲーム5種類で対戦した。大富豪の超会議ルールはすでに公開されているので、予習しておくべし!

ゲーム実況
ゲーム実況

↑『ブロックス』を朝の6時にプレイする出演陣。罰ゲームで“ふなっしー”をハイテンションで物まねするという無茶ぶりで、息があがる場面も。

 『超ゲームエリア』の特番は、4月19日(土)にマインクラフト24時間実況が予定されている。こちらもゲーム好きは要チェックだ!

■関連サイト
ニコニコ超会議3
ニコニコ自作ゲームフェス3受賞作品 一挙公開!!
超ゲームエリア
ニコニコ超大富豪(β)ルールブック - ニコニ・コモンズ

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