ニココニコ超会議3といえば、4月26、27日に幕張メッセで開催されるniconico最大のお祭りだ。歌ってみた、踊ってみた、演奏してみた、ボーカロイド、ゲーム実況、静画、フード、技術部、動物、鉄道、言論、囲碁・将棋、自衛隊、ニコニコ学会など……。あらゆるカテゴリーをほぼすべて地上に再現しようという、壮大なイベントになる。
↑ビール大好きな筆者(右)も、もちろん毎年並んでいただいて参りました(あれっ、俺だけ年々太ってる……)。
その中で大人の楽しみといえば、“ZUNビール”でしょうっ! 同人ゲーム『東方Project』の作者であるZUN氏と、元2ちゃんねる管理人の西村博之(ひろゆき)氏という、ビール好きな二人がプロデュースしたオリジナル銘柄が会場限定で飲めるという企画になる。静岡県沼津市にあるビール醸造所“ベアードブルーイング”が全面協力した本格的なお酒だ。
↑昨年の様子。毎年大好評で、初代超会議の『超みかんAle』は予想以上に人が殺到して午前中に完売。超会議2では、2トンも仕込んだが、7000杯超を売り上げてほぼ品切れとなった。
そのZUNビールが今年もやってくる! 製造はもちろんベアードブルーイングで、ZUNさんプロデュースはペールエールの『ZUNエール(仮)』、ひろゆきさんはウィートエールの『超白ひろゆき(仮)』になるとのこと。本番の限定ビールはまだ仕込まれていないが、それに近いものが試飲できるということで、2月17日に放送された特番“超会議3 ZUNビール特番 with ひろゆき 博麗神社例大祭 超濃縮版発表もあるよ!?”を取材して参りました。
↑生放送の現場は、ベアードブルーイングが運営する中目黒タップルーム。普通のお客さんが飲んでいる中、お店の半分を借り切って番組を配信していた。
■味わいの『ZUNエール』、のどごしの『超白ひろゆき』か!?
↑『ZUNエール(仮)』、『超白ひろゆき(仮)』とも250mlで500円。2日間で約7000杯を販売予定。購入時には、顔写真入りの身分証明書が必須なので、新成人は今から運転免許を取得して備えておくべし。あ、もちろん、飲んだら運転はしちゃダメ!
↑『ZUNエール(仮)』は、いろいろな国のホップを集めてふんだんに投入した超ホッピーな味になる。普通はもったいないぐらいの量を投入しており、ZUNさんはベアードブルーイングのブライアンさんに「おもしろいね、でもどんな味になるかわからない」といわれたとか。
↑昨年、ひろゆきさんがプロデュースした黒いスタウトの『超黒ひろゆき』は、ZUNさんのアンバーエール『超不夜城レッド』より売り切れるまで時間がかかってしまった。「じゃあ今回は明るい色にします」ということで、白いウィートエールの『超白ひろゆき(仮)』に決まったという。
↑『ZUNエール(仮)』に近いのは、アメリカンホップを数種類使った『スルガベイインペリアルIPA』。『超白ひろゆき(仮)』は、大麦ではなく小麦の麦芽を7割使ったという『ウィートキングエール』。
↑僭越ながら試飲させていただきました。『スルガベイインペリアルIPA』は、ホップの苦みをしっかりと舌に感じた上、飲み込むとさわやかさがのどにやってくる。フルーティーという意見もあった。『ウィートキングエール』は、スッキリ壮快な味わいで、ごくごく飲んでのどで味わいたいタイプだ。日本人好みで、超会議の会場を回って疲れたあとに飲んだら最高なはず(売り切れてそうですが……)。
↑昨年に引き続き、今年も版画ラベル風コースターが購入特典としてついてくる。
↑新要素としては、各ビールに合うおつまみの販売が決まった。3種類で各300円の予定。ZUNさんいわく「(写真の)去年のおつまみはあまり売れなかった。『今度はビールに合う料理が欲しいですね』といったら、ベアードさんから『軽いものならつくれるかも』とご提案をいただいた」とのこと。
↑『ホップソルトポテトチップス』は、ホップの味がする塩を使ったポテトチップス(そのまま!)。試食したひろゆきさんは、「僕の好きな堅揚げポテト系。いわれると若干苦みがある感じがしますが、わりとオーソドックスな味」と高く評価していた。
↑『ピリピリピックルス』は、日本の山椒、四川山椒、鷹の爪を効かせた酢漬け。「想像以上に山椒です。舌がしびれるかもね。辛めなのでビールが進みます」とZUNさん。
↑『馬車道のスモークナッツ』は、たまり醤油とスパイスであえて、馬車道のスモーカーでいぶしたナッツ。ZUNさんは「スモークチーズっぽい。食べたことがない味」、ひろゆきさんは「例えとしては悪いんだけど、プリングルスのBBQ味。おいしいんだよね」と感想を語っていた。
■『輝針城』のスコアアタックも開催する“例大祭 超濃縮版”
↑ZUNさんの東方Projectつながりで、生放送では超会議3に2日間出展する“博麗神社例大祭 超濃縮版”についても紹介していた。元々は東方Projectオンリーの同人誌即売会だが、濃縮版なので同人誌を売るわけではなく、初心者向けにイベントの雰囲気を紹介するのが目的になる。
↑今年の目玉は、2013年の夏コミで頒布した東方Project第14弾『東方輝針城 ~Double Dealing Character.』のスコアアタック大会だ。優勝者は、ZUN氏のサイン入りディスクがもらえるとのこと。
↑例大祭の代表、北条氏(右端で座っている人物)も登場。「ZUNビール用のグラスをつくったり、ZUNさんが来られるブースで生放送をやったり。あとはとある企業さんがこんなの(太鼓を叩く仕草)を持ってきちゃうかも。東方のコスプレをしてきた方には何かあげてもいいかなって」と企画を語っていた。
↑番組後半では、人気イラストレーターの岸田メル氏が特別ゲストとして出演した。ひろゆきさんは開口一番、がに股ポーズで剣を両手に持って仮面を付けた岸田さんの有名な写真を引き合いにして、「普通に会うと、結構普通な人なんですね。おかしなことしている写真しかみたことないので……」とぶっちゃけていた。
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ニコニコ超会議3
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