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モバイル向けインテル新CPUの詳細発表 今年中に“CherryTrail”も:MWC2014

2014年02月24日 18時00分更新

 インテルはモバイル向けCPU『Atom』の新型“Z34XX(Merrifield)”シリーズと“Z35XX(Moorefield)”シリーズの詳細を発表しました。

おもなスペック

インテル CPU

LTE対応モジュールを利用した場合の主要機能

インテル CPU

 どちらもプロセスルールは22nmで、アウトオブオーダー実行に対応したマイクロアーキテクチャー“Silvermont”を採用。フルHD/60pの動画エンコードも可能で、Googleの提唱する圧縮コーデック“VP8”や“VP9”に対応。64ビットOSも動作できる(対応OSはAndroid4.2.2以上としている)。

 なお、MerriefieldとMoorefieldのおもな違いは、まずはコア数。前者がデュアルコアに対し、後者がクアッドコア。また、Moorefieldのほうがより多くの種類のLTEモジュールに対応し、GPUは『PowerVR G430』となる。

Z2580とZ3480を比較すると

インテル CPU

そのほかのCPUと比較すると

インテル CPU
インテル CPU
インテル CPU

 現在、Androidのハイエンド機では広く使われているクアルコム製の『Snapdragon800』と“Z3480(Merrifield)”の性能を各種ベンチマークで比較すると、ウェブアプリケーション(WebXPRT 2013)では約2倍、ビデオエンコード(MobileXPRT 2013)では約1.4倍のスコアーとなる。なお、3Dゲーム(GFXBench 2.7 - Egypt HD Offscreen)ではSnapdragonが69fpsなのに対し、Z3480は66fpsとなっているが、Moorefieldでは追い抜くとしている。

 比較している端末が2013年6月に発表されたGALAXY S4のLTE-A版で、さらにZ3480側もIntelのリファレンスモデルとしか明かされてないことから、最新のLGエレクトロニクス製“G2”などのハイエンド機やMerrifield搭載の実際の製品では当然結果は異なることもある。

2014年のロードマップも公開

インテル CPU

 また、今後のロードマップも公開。Moorefieldの後継機となるメインストリーム向けCPUの開発コードネームは“CherryTrail”となり、同時期ごろに新興国などでの普及を目的とした低価格CPU“SoFIA”もリリースするとしている。

●関連サイト
インテル

MWC2014まとめ

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