6月4日、台北で開催中のCOMPUTEXにて、インテルの上級副社長のTom Kilroy氏が基調講演を行なった。現在のインテルは、第4世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Haswell)に注目が集まっているが、基調講演では、さらに今後の展開として、タブレット向けのクアッドコアSoCの『Bay Trail-T』と、スマートフォン向けのSoC『Merrifield』についての発表も行なわれた。
↑基調講演でスピーチを行なうインテルの上級副社長のTom Kilroy氏。 |
↑『Bay Trail-T』と『Merrifield』は、22nmプロセッサのSilvermontマイクロアーキテクチャーを採用。 |
Bay Trail-Tの登場は今年後半を予定しており、AndroidとWindows8.1と2つのOSに対応。さらに現行のタブレット用CPUと比べ、パフォーマンスは2倍、バッテリー駆動時間も8時間以上と、さらなるハイパワー&ロングライフが期待できる。
↑Bay Trail-Tはタブレット専用というわけではなく、ハイブリッドタイプやエントリーモデルのネットブックにも採用される予定。 |
アンドロイドスマートフォン用のMerrifieldでも、バッテリーやパフォーマンスが向上し、プライバシー保護といった機能も装備されるとのこと。
さらに、モデムチップのXMM7160と組み合わせることで、4G LTEでの通信にも対応。XMM7160はマルチモード&マルチバンドのモデムとなり、グローバルでの対応が期待できる。
↑ステージではMerrifieldではなく、Bay Trail-Tを搭載したタブレットで4K動画のストリーミングをLTE通信で行なうデモも行なわれた。 |
Merrifieldの詳細は来年2月にスペインで行なわれる予定のMWCにて発表されるとのこと。PCだけでなくモバイル分野でもインテルの動きに注目だ。
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