型破りなアナウンサーとして名高い、ニッポン放送の吉田尚記アナが「本当に語りたい相手」と、結論を決めない熱いトークを繰り広げるトークライブ「#jz2 吉田尚記の場外ラジオ」が月イチで開催されています。
vol.5(7月18日開催)は、コラムニストの中森明夫さんがゲスト。吉田アナと中森さんの最初の出会いは約8年前の「着ラジ」という番組。中森さんはイメージしていたアナウンサー像と違う吉田アナにショックを受け、また吉田アナも、中森さんについて「会ってこんなにショックを受けた人はそうそういない」と思ったそう。そんな2人が語り合います。トーク内容の一部をご紹介します。
吉田尚記(以下吉)::8年前当時、「いま最大のアイドル」を誰だっておっしゃったか覚えてます?
中森明夫(以下中)::覚えてないなあ。まったく覚えてない。誰?
吉:「綿矢りささんだ」っておっしゃったんですよ。
中:そうだっけ? でもそうでしょ? 綿矢りささんだよ、8年前だったら。
吉:これを言われたときに僕ショックだったんですよ。
(中略)
中:最近、僕「あまちゃん」にはまってるじゃないですか。そうすると能年玲奈さんにアイドルの未来の希望があるとかいう話を書くわけです。
でもいま、実際はやっぱりAKB48とかももクロとかグループアイドル全盛じゃないですか。アイドルのファンとかネット系の人たちって案外保守的なんですよ。能年玲奈さんとか橋本愛さんとか女優さんでしょ。そうすると果たしてああいう人がアイドルなのか、みたいな話を突っ込んでくるわけですよ。
(中略)
吉:でも「あまちゃん」のすごいところって、普通の人が何も考えないで観て楽しめる一方で、実はとんでもない文脈がいっぱいある。
(中略)
中:例えば、エヴァが出てきたとき、庵野秀明監督って僕と同世代だから、僕ら世代はあれはガンダムだ、あのタイトルは市川崑の「股旅」だとか、元ネタ探しがすごい。ところが当時の若い中学生ぐらいは、ただ綾波に萌えるだとか、ただロボットかっこいいとか思っていた。こういうふうに文脈の見える人と初心者が両方楽しめるような構造じゃないと、いまのエンタメはダメになっちゃったね。
吉:「あまちゃん」ってエヴァなんだ!
「文脈の見える人と初心者のどちらも楽しめるコンテンツ」という言葉には、ひとつの答えがあるように思えてなりません。ちなみに、中森さんはパソコンを持っていないそう。その理由についても語っていらっしゃいます。このトークの全貌は、MacPeople10月号(8月29日発売)に掲載中です。
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このイベントではトーク内容をリアルタイムに樹形図状の「アイディアプロセッサー」に記録しているのもポイント。ゲストの背後にある大きなスクリーンにどんどん飛び出すキーワードが記録され、話が脱線する様子が視覚化されていく過程が見られます。今回のアイディアプロセッサーです。全体像は公式FacebookからダウンロードできるPDFでチェック!
「#jz2」=ジョーゼツというイベント名の通り、毎回予定時間に終わらないほど熱いイベント。吉田アナや著名なゲストが超間近で見られます。チケットは2000円。イベントと同時に、Ustreamでのリアルタイム放送も行われているので、遠方の方はそちらをどうぞ! 次回のvol.7(9月26日開催)は、劇団ヨーロッパ企画を主宰する、上田誠さんがゲスト。チケット好評発売中です!
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