ネットで話題のサービスや事件、ツイートしている中の人を直撃する週アスの好評連載『中の人特捜部』──今回は、人気アニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台、茨城県の大洗町に登場した“戦車寿司”なる珍メニューの実食レポートだ!
『ガルパン』特需に大いに沸く大洗町
戦車を使った武道“戦車道”が、大和撫子(やまとなでしこ)のたしなみとされる世界を描く人気アニメ『ガールズ&パンツァー』。作品の舞台となった茨城県大洗町には、熱心なファンたちが、“聖地巡礼”の名のもとに訪れ、町は近年にないにぎわいを呈している。
そんな大洗のとある寿司店に、最近“戦車寿司”なるメニューが登場。その破壊力抜群なフォルムが、ネットを通じて大いに話題になっている。そこで捜査員は、『ガルパン』ブームに沸く大洗にさっそく飛んでみた。
握り寿司約14貫ぶんのド迫力なひと皿
『ガルパン』関連のポスターやのぼり旗があふれる大洗駅前から、歩くこと5分弱で到着した地元の老舗寿司店・栗崎屋さん。しばしの待ち時間ののち供された戦車寿司は、シャリで固めた土台に、10種類以上のネタとキュウリの砲身を乗せ、両サイドにはカンピョウ巻でつくられたキャタピラーを備える、海鮮ちらしスタイルの一品だ。
「量が多くて食べきれないという声があまりに多くて、シャリは少し減らしました」と話すのは、栗崎屋のご主人・荘司和幸さん。それでもシャリは280グラム程度と、握り寿司なら14貫ほどのボリュームがあるという。ただ実際に食べてみると、ネタがとても新鮮で、またシャリもほど良い酢の利き具合。どんどんと箸が進み、あっという間に戦車1台ぶんをペロリと“撃破”してしまった。
大洗の新名物“戦車寿司”に挑戦してみた!
↑戦車寿司に地元・涸沼産のしじみ汁が付いたセット(写真)は、2100円。しじみ汁ではなく、日替わりみそ汁付きセットだと1900円。
↑使用するネタは、サーモン、中トロ、まぐろ赤身、カニ、エビなど10種類以上。その日の仕入れによって微妙に変わる。
↑握り寿司約14貫ぶんのシャリを型抜きしてつくった土台の上に、色とりどりの新鮮なネタを装甲代わりとして配している。
↑戦車寿司を側面攻撃だ!と勢いづいて食したが、見た目にたがわぬ、相当な食べごたえ。しじみ汁も、いいダシが出ていて美味!
●戦車寿司はこちらでいただけます
栗崎屋
●茨城県東茨城郡大洗町大貫531
●営業時間 11:00~21:30
●定休日 なし
荘司和幸さん(右写真)は栗崎屋の四代目。都内の飲食チェーンで要職を務めたのち、地元の大洗にUターン。現在は水戸にも支店を2店舗構える。
続々と増殖中! 大洗の“戦車グルメ”
戦車寿司以外にも、最近の大洗に増えてきているという戦車をモチーフにした“戦車グルメ”の一部を紹介しよう!
●戦車焼きさば寿し
↑大洗リゾートアウトレット内の“大洗まいわい市場”で販売中(1260円)。焼きさばの旨みとゆず胡椒のさわやかな風味が相まった絶品。お持ち帰りにもピッタリ!
●戦車カレー
↑川にハマった戦車をイメージしたポークカレー。ワンドリンク付きで950円。大洗町役場の近くの“軽食喫茶ブロンズ”で食べられる。ちなみに砲身はポテロング。
現在発売中の【週刊アスキー 2013年 8/13-20-27合併号】では、““戦車寿司”誕生秘話や“日本戦車道連盟模擬試験”などの話題も掲載!
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