先月、本格ネットカメラ『CS-WMV04N2』を我が家に導入し、心の平穏を取り戻したわけですが、残念ながら設置したのはリビングのみ。パソコン部屋、寝室、バイク駐車場などに目が行き届きません。
と言うわけで、さらにネットワークカメラの導入検討を始めたものの、『CS-WMV04N2』を追加購入するのは予算オーバー。もう少し手ごろな価格の製品はないものかと探して見つけたのが、プラネックスから発売されたばかりの低価格ネットカメラ『カメラ一発!』です。
『カメラ一発!』(型番CS-W06N) |
市場想定価格:2万9800円前後 |
パッケージはシンプル |
上の写真を見てわかるとおり、箱は非常に簡素なもの。細かなコストダウンを積み重ねることで、実売2万9800円前後という低価格を実現しているわけですね。
さて、この『カメラ一発!』最大の特徴は設置&設定のカンタンさ。自宅にネット環境さえあれば、まったくネット設定の知識は必要ありません。
カメラIDとパスワードを入力するだけ |
シンプル設定の秘密がこの“ID/Password Card”。『カメラ一発!』本体をルーターと接続し、ACアダプターをつなげば、あとはiPhone、iPad、Android、Windows PCのいずれかにインストールしたアプリにIDとパスワードを入力するだけで、宅内&外出先から『カメラ一発!』の映像と音声をモニタリングできちゃうのです(iPadは専用版があります)。
それでは実際に週アス編集部のナベコ嬢に、『カメラ一発!』のセットアップをしてもらいましょう。
3分でつながる『カメラ一発!』
機材協力●キヤノン『iVIS HF S11』
あっさり設定できたナベコの笑顔をお楽しみいただけましたか? このカンタン設定手順は写真でもお見せしますね。
カメラ本体をルーターと接続 |
専用アプリをインストール |
アプリ起動後に名前・ID・PWを入力 |
すぐ映像を見られちゃう! |
これまでのネットワークカメラで外出先から映像を見るためには、“ポート開放”と“ダイナミックDNS”の設定が必要不可欠でしたが、『カメラ一発!』はIDとパスワードを入力するだけ。
設定簡略化の秘密は、カメラごとに設定されたIDと、製品それぞれに固有のパスワード。専用サーバーでIDとパスワードによる認証を行なうので、“ポート開放”や“ダイナミックDNS”の設定が必要ないわけです。認証の仕組みとしては、SkypeなどのIP電話とほぼ同じですね。
なお今回はルーターにLANケーブルで接続しましたが、もちろんWiFi接続にも対応しています。
WPSボタンを押すだけ |
ルーター側のWPSボタンを押してから、『カメラ一発!』のWPSボタンを押せば接続完了。設置場所の自由度が高いので、自宅のWiFi電波の環境が良好であれば、WiFi接続のほうがオススメです。
以上、イージー設定がウリの『カメラ一発!』ですが、ネットカメラとしての基本性能もなかなかのものです。
昼用夜用レンズに加え赤外線LED搭載 |
完全な暗闇でも撮影可能! |
ちょうど目のように横に並んでいるのが、昼間用レンズと夜間用レンズ。周囲の明るさに応じて、自動的にこのふたつのレンズが切り替わります。まったくの暗闇でも、右下に位置する赤外線LEDによって、昼間同様の視認性が確保されます。
高性能人体検知センサー搭載 |
誤作動なく人の出入りを感知! |
さらに本機には、高精度な赤外線人体検知センサーが搭載されています。ただの動体検知センサーではカーテンの動きなどでも誤作動しがちですが、『カメラ一発!』では人の動きのみを検知して録画機能や通知機能を利用できます。
人体感知以外も設定可能 |
人体感知以外にも、動体検知、音声検知(感度設定対応)も設定できます。つまり車の出入りなどのモニタリングにも利用できるわけですね。
スピーカー接続できます |
『カメラ一発!』にはマイクが内蔵されているので、前述のとおり映像とともに音声もモニタリング可能です。しかもマイクはかなり高感度で、会議室などに設置したら会話の内容がはっきり聞き取れるほどです。また、右側面には音声出力端子が用意されているので、外部スピーカーを接続できます。
ブザーや警告音声を出力 |
たとえばAndroid用アプリでは、動画撮影、静止画撮影アイコンに並んで、ブザー、音声アイコンが配置されており、警告音や自分の声で侵入者に警告や威嚇できます。
最後にお伝えしたいのがなんと保証外の使い方。実は『カメラ一発!』は完全なモバイルネットカメラとして運用できちゃうんです。
モバイルバッテリーで動作 |
テザリング経由でも利用可能 |
と言うのも『カメラ一発!』は5V1Aで駆動できるんですね。試しにUSB給電ケーブル『SSOP-USB01』でモバイルバッテリーと接続したら、ACアダプターなしで動いちゃいました。
しかも、カメラ固有のIDとパスワードで専用サーバーに認証するので、スマホやデータ通信端末などのインターネット共有(テザリング)回線でも接続オーケー。上の写真では『カメラ一発!』をiPhone5経由でネットワークに接続し、Androidスマートフォンでその映像をモニタリングしています。この構成であれば設置場所が自由自在。たとえば自動車のダッシュボードなどに設置することだってできるのです。
すぐ使い始められるネットカメラセットです! |
モニタリング台数最大36台、マイクロSD/SDHCカードへの録画など、充実スペックの『カメラ一発!』。業務用にも十分応える本製品ですが、その価格と、設定のカンタンさから、やはり一般ユーザーにこそ使ってほしい製品です。
週アス編集部の父・母たちにもオススメ |
※イメージです |
子どもが起きている時間に帰れないオトウサン&オカアサンたちが週アス編集部にたくさんいるのですが、我が子の成長を見逃さないためにも、『カメラ一発!』をぜひ導入するべきだなと強く思う次第です。週アス編集部員と同じような境遇のオトウサン&オカアサンの皆様も購入を検討してはいかがでしょう?
『カメラ一発!』(メーカー型番 CS-W06N)
メーカー名:プラネックス
市場想定価格:2万9800円前後
製品公式サイト
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