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11acルーター快速クラウド環境徹底検証~素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP

2013年07月09日 22時00分更新

 各社から11ac対応無線LAN製品がリリースされ、また新型MacBook Airのように11acに対応したノートPCも発売されました。次期iPhoneにも11acが搭載されるという噂がありますから、今年は11acが一気に普及していくことは間違いないでしょう。

 そこで11ac対応無線LAN製品の有力な選択肢となるのが“カッ飛び! 11ac”シリーズ。11acのパフォーマンスは言うまでもなく、“スマホ一発! for iPhone”、“スマホ一発! for android”、“Mac一発!”、“Win一発!”などのカンタン設定、タイル状に表示されるシンプルUI採用の設定画面、そしてなによりも他社の追従を許さない低価格設定が魅力です。

 11ac対応無線LANルーターということで“通信速度”に注目しがちですが、“カッ飛び! 11ac”シリーズのもうひとつのアドバンテージは“素人志向 ムズかしいのはキライです”というキャッチからもわかるとおり、シンプルな簡単設定にあります。

“カッ飛び! 11ac”無線LANルーターのパッケージ同梱物
11acルーター快速クラウド環境徹底検証〜素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP

 マニュアル読まない派のワタシにはうれしいことに、パッケージに同梱されているマニュアルは極薄。無線LANルーターの設置から11acの快速通信を始めるまでの導入が非常にイージーなのです。

LANケーブルとACアダプターを接続するだけ
11acルーター快速クラウド環境徹底検証〜素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP
子機はドライバーをダウンロード&インストールしてから…
11acルーター快速クラウド環境徹底検証〜素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP
PCに接続すればオッケー!
11acルーター快速クラウド環境徹底検証〜素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP

 無線LANアクセスポイントとして使うなら、親機はLANケーブルとACアダプターを接続すれば、そのまま動作を始めます。

 子機のハイパフォーマンスモデル『GW-900D』は“www.planex.co.jp/d/0102/”から、子機のベーシックモデル『GW-450D』は“www.planex.co.jp/d/0101/”からドライバーを入手してインストールを行なったあと、それぞれをパソコンのUSB端子に接続すれば準備完了です。なお、すでにMac対応ドライバーも正式リリースされています。

 あとは“WPS”ボタンで接続するか、親機のSSIDを選んでからパスワードを入力すれば、すぐに11acによる快適なネットワーク通信を利用できちゃうわけです。

初心者もご心配なく!
11acルーター快速クラウド環境徹底検証〜素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP
図解によりわかりやすく設定可能です
11acルーター快速クラウド環境徹底検証〜素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP

 もし無線LANルーターの設定をご自身でやったことがないなら、前述の“スマホ一発! for iPhone”、“スマホ一発! for android”、“Mac一発!”、“Win一発!”をご利用ください。上記のとおり最小限の説明と、わかりやすいイラストで、あっという間に親機の設定が終了するはずです。

 初期設定が非常にイージーな“カッ飛び! 11ac”シリーズですが、設定変更は上級者にも初心者にも優しい仕様になっています。

かんたん設定モードと…
11acルーター快速クラウド環境徹底検証〜素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP
詳細設定モードを用意
11acルーター快速クラウド環境徹底検証〜素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP

 最小限の要素しか見せない“かんたん設定モード”と、上級者の細かな設定変更にも応える“詳細設定モード”の2つの顔が用意されているんですね。“かんたん設定モード”でも、SSID、パスワード、チャンネル、チャンネル幅は変えられますから必要にして十分。ワタシを含め、ほとんどの人は“かんたん設定モード”だけで事足りるのではないでしょうか。

 さて、おさらいとなりますが、“カッ飛び! 11ac”シリーズには下記の4製品が用意されています。

『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 866+300Mbps 無線LANルータ』(メーカー型番 MZK-1200DHP)
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた
市場価格:6980円/発売中
『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 433+300Mbps 無線LANルータ』(メーカー型番 MZK-750DHP)
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた
市場価格:4980円/発売中
『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 866Mbps USB3.0対応無線LAN子機』(メーカー型番 GW-900D)
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた
市場価格:2980円/発売中
『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 433Mbps USB2.0対応無線LAN子機』(メーカー型番 GW-450D)
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた
市場価格:1980円/発売中

 このなかで最上位モデルの11ac対応無線LANルーター『MZK-1200DHP』が、満を持して6月に発売されました。前回の記事に間に合わなかった、この『MZK-1200DHP』にフォーカスを当てて、じっくり検証していきましょう。

最速無線LANルーター『MZK-1200DHP』の実力は?
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた

 先行発売された11ac対応無線LANルーター『MZK-750DHP』は“ベーシックモデル”と位置づけられていましたが、今回の『MZK-1200DHP』は“ハイパフォーマンスモデル”と謳われている、プラネックスの無線LANルーターフラッグシップモデルです。

下り通信速度866Mbpsに対応
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた

 『MZK-750DHP』は上りも下りも通信速度433Mbps(理論値)ですが、『MZK-1200DHP』はその倍の866Mbps。否が応でも期待が高まります。

本体上面
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた
背面
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた

 まずは外観をチェックしてみましたが、一見『MZK-750DHP』と『MZK-1200DHP』はまったく同じように見えます。シンプルで部屋に溶け込む柔らかなデザインです。

1ヵ所だけ違いが!
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた

 しかし、背面を並べて確認したところ、WPSボタン、RESETボタンの位置が異なっていました。ボディー外観はほとんど同じ両製品ですが、パフォーマンスに大きく関わる中身はまったくの別物と考えてよさそうです。

お待ちかねベンチマークを実施します!
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた

 いよいよ今回の記事の本題、“カッ飛び! 11ac”シリーズ全モデルによるベンチマークテストを実施します。フラッグシップモデル『MZK-1200DHP』がどれだけのパフォーマンスを見せるか楽しみですね。今回は比較対象用に、11nに対応したMacBook Pro(Retina,Mid 2012)、11n対応無線LANルーター『MZK-WG300DX』を用意しました。

USENスピードテスト
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた
http://www.usen.com/speedtest/‎
ブロードバンドスピードテスト
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた
http://www.bspeedtest.jp/‎

※表をクリックすると拡大して表示されます

 今回は“USENスピードテスト”、“ブロードバンドスピードテスト”の2サイトで計測を行ないました。MacBook Proの有線LANによる下り通信速度も計測しましたが、“USENスピードテスト”ではエラーが出たので“計測不可”と記載しています。

 計測結果に公平を期すため、複数回計測を行ないました。その合計の平均値で比較してみると、もう解説が必要ないレベルで『MZK-1200DHP』の優位性が証明されています。

 『MZK-1200DHP』と『MZK-750DHP』の間では最大31.65Mbps、『MZK-1200DHP』と『MZK-WG300DX』の間では実に最大51.26Mbpsもの速度差が表われました。実際この差はウェブページを見ているだけで十分体感できるレベルです。

2000円の価格差で31.65Mbpsの速度差を実現!
プラネックス11acルーター最高峰『MZK-1200DHP』を試してみた

 前述のとおり、“カッ飛び! 11ac”シリーズには親機2製品と子機2製品があり、現時点で購入するなら親機は間違いなく『MZK-1200DHP』がよいでしょう。2000円の価格差で31.65Mbpsの速度差が手に入るなら安いもんです。

 一方子機の『GW-450D』と『GW-900D』のどちらを選ぶかについては、ノートPCで使うなら超小型の『GW-450D』、デスクトップPCに使うならより高速な『GW-900D』を推奨します。

MacBook Proで『GW-450D』を使ってます!
11acルーター快速クラウド環境徹底検証~素人志向/簡単設定のカッ飛びシリーズ プラネックス MZK-1200DHP

 実際MacBook Proに『GW-450D』を挿して使っていますが、『MZK-1200DHP』との組み合わせで下り90Mbps越えの快適ブラウジング、快速クラウド環境が手に入りました。

ついに登場“カッ飛び! 11ac”『MZK-1200DHP』


 週刊アスキー編集部のナベコもオススメしております!

『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 866+300Mbps 無線LANルータ』(メーカー型番 MZK-1200DHP)
メーカー名:プラネックス
市場価格:6980円
製品公式サイト
『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 433+300Mbps 無線LANルータ』(メーカー型番 MZK-750DHP)
メーカー名:プラネックス
市場価格:4980円
製品公式サイト
『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 866Mbps USB3.0対応無線LAN子機』(メーカー型番 GW-900D)
メーカー名:プラネックス
市場価格:2980円
製品公式サイト
『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 433Mbps USB2.0対応無線LAN子機』(メーカー型番 GW-450D)
メーカー名:プラネックス
市場価格:1980円
製品公式サイト

 

『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 866+300Mbps 無線LANルータ』(メーカー型番 MZK-1200DHP)


『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 433+300Mbps 無線LANルータ』(メーカー型番 MZK-750DHP)


『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 866Mbps USB3.0対応無線LAN子機』(メーカー型番 GW-900D)


『カッ飛び! 11ac/n/a/g/b 433Mbps USB2.0対応無線LAN子機』(メーカー型番 GW-450D)

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