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防水防塵のネットカメラ 『カメラ一発!アウトドア』で家の外を見守り、安心!

2014年08月18日 18時00分更新

 「留守番している子どもは泣いていないだろうか?」「ペットは部屋の中で暴れてないだろうか?」……などと、 外出先で家の中の様子がどうしても気になることはないでしょうか?

 そんなときに家の中の子どもやペットの様子をスマホやパソコンから手軽に確認できるのがネットワークカメラ。プラネックスの『カメラ一発!』シリーズはそういった製品の代表格です。

 これまでのネットワークカメラは家の中での設置が基本で、屋外に常設するのは非常に困難でした。しかし、ネットワークカメラの快適さを知ってしまうと、外飼いのペットやガレージの愛車を見守るために、屋外にも設置したくなるものです。そんな要望に応えるため、『カメラ一発!』シリーズ初の防水防塵対応で、屋外に設置可能な新機種が登場しました。それが『カメラ一発! アウトドア CS-W80HD』です。

『カメラ一発!アウトドア CS-W80HD』
『カメラ一発!アウトドア』
参考価格:4万9800円

■防水防塵対応で屋外での設置もOK

 “アウトドア”の名前の通り、防水防塵仕様となり、『カメラ一発!』シリーズの中で、初めて屋外への設置が可能になりました。防水防塵は「IP66」規格に対応しています。

『カメラ一発!アウトドア』
IP66の防水性能で突然のゲリラ豪雨にも安心!

  「IP66」とはJISで定められた防水防塵に関する規格で、最初の数字が防塵のレベルを、二番目の数字が防水のレベルを表します。つまり、防塵で全6段階のうち最高の「6」の性能を備え、内部に粉塵が入らないことを意味しています。また、防水で全8段階のうち「6」の性能を備え、強い水流を直接受けても浸水しないことを意味します。ちなみに防水の「7」と「8」は水没時や水中での利用を規定したものなので、本機は屋外で利用する上で最上級の防水性能を持っていることになります。

■監視カメラのようなデザインは抑止効果も?

 本体はカメラと台座の部分に分かれていて、カメラ部分はいかにも監視カメラといった雰囲気。設置するだけで防犯効果があるかもしれません。本体底面にはmicroSDカードスロットやWPSボタン、リセットボタンが備えられています。また、台座部分の底からは“電源+LANケーブル”が出ています。後述しますが、このケーブルは通信だけでなく、文字通り電源の供給にも利用されます。

『カメラ一発!アウトドア』
本体側面。上面のフードは太陽光による本体の温度上昇を防ぐ。
『カメラ一発!アウトドア』
本体底面部のゴム蓋の下には、microSDカードスロットやWPSボタン、RESETボタンがある。
『カメラ一発!アウトドア』
台座部分からは電源+LANケーブルが出ている。

 付属物としてはACアダプタ、スプリットケーブル、LANケーブル、RJ45カプラー、固定用のネジが揃っているため、本製品を購入するだけで通常環境であれば設置可能です。ただし、付属のLANケーブルは2mのものなので、設置場所と電源の距離が離れている場合、必要に応じてカテゴリー5以上のLANケーブルを別途購入する必要があります(最長50mまで対応)。

『カメラ一発!アウトドア』
付属品。左からACアダプタ、スプリットケーブル、LANケーブル、RJ45カプラー、固定用のネジ。
『カメラ一発!アウトドア CS-W80HD』
『カメラ一発!アウトドア』
マニュアルと保証書、設定用のIDとパスワードが書かれたカードが付属。

■『カメラ一発!アウトドア』を設置する

 カメラ本体を設置したい場所に固定したら、本体から出ている電源+LANケーブルにRJ45カプラーを使ってLANケーブルを延長して、屋内に引き込みます。カメラ本体は屋外に設置するため、LANケーブルはエアコン用の穴を使って屋内に引き込むか、窓サッシの隙間に設置できる薄型のLANケーブルを利用するなど、ちょっとした工夫が必要になります。

 屋内に引き込んだLANケーブルは、付属の二股のスプリットケーブルに接続してLANケーブルと電源ケーブルに分岐。LANケーブルはルーターの有線LANポートへ、電源ケーブルはACアダプタを使って電源コンセントに接続します。

『カメラ一発!アウトドア』
設置場所を決めたら、ネジで固定。
『カメラ一発!アウトドア』
本体から出ている電源+LANケーブルは短いため、付属のRJ45カプラーでLANケーブルを延長しよう。
『カメラ一発!アウトドア』
LANケーブルの延長コネクタ部分は防水ではないため、自己融着テープや熱収縮チューブなどで巻いておこう。
『カメラ一発!アウトドア』
延長したLANケーブルはエアコン用の穴を使って屋内に引き込んだ。

 設置方法を図式化すると以下のようになります。

『カメラ一発!アウトドア』

 なお、この『カメラ一発! アウトドア』は有線LANだけでなく、無線LANにも対応しています。設置場所が無線LANの範囲内にあり、家の外で電源を確保できれば、屋内に配線を引き込まずに利用可能です(ただし、ACアダプタやコンセント周辺の防水処理をしておく必要があります)。

■設定は簡単! IDとパスワードを入力するだけ

 カメラを設置し、電源とネットワークへの接続が完了すれば、後の設定は非常に簡単です。

 スマホやパソコンに専用アプリをインストールし、同梱のカードに書かれたカメラIDとパスワードを入力するだけでセットアップは終了します。この作業は3分で終わります。従来のネットワークカメラのようにルーターのポート開放やダイナミックDNSの設定といった小難しい操作は一切不要です。

『カメラ一発!アウトドア』
セッティングは専用アプリからカメラIDとパスワードを入力するだけ。
『カメラ一発!アウトドア』
登録されたカメラの映像を見たい場合はタップするだけ。

 アプリからはカメラのリアルタイムの映像を確認できるほか、静止画や動画を撮影することが可能になっています。カメラやネットワークに関する細かい設定も可能です。

 撮影した動画や静止画はスマホやパソコンに保存されます。また、本体にmicroSDカードを挿入すれば、常時録画し続けたり、設定したスケジュールに従って録画することも可能です。さらに、『カメラ一発!』のアプリは複数のカメラを制御できるので、従来の『カメラ一発!』と『カメラ一発! アウトドア』を組み合わせれば、家の内外を同時に見守ることができますね!

『カメラ一発!アウトドア』
リアルタイムの映像をスマホやパソコンからすぐに確認できる。
『カメラ一発!アウトドア』
『カメラ一発!アウトドア』の設定画面。画質やアラーム設定などを変更できる。

 また、動体検知機能やマイクを搭載しており、カメラがとらえている映像に大きな動きがあったり、近くで大きな音がした場合、メールなどで知らせてくれます。そのため、玄関先やガレージにカメラを配置しておけば、子供の帰宅や車の出入りなどを手軽に確認できます。ナイトビジョンによる夜間撮影にも対応しているため、深夜にカメラの周辺で不審者が徘徊した場合でも知らせてくれますよ!

『カメラ一発!アウトドア』
「Emailアラーム」機能を使えば、カメラの映像に大きな動きがあると設定したアドレスにメールを送信してくれる。
『カメラ一発!アウトドア』
「Emailアラーム」で送られてきたメール画面。ナイトビジョンで深夜の家の周囲の様子も確認できる。

 防水防塵対応で活躍の場が広がった『カメラ一発!アウトドア』。法人向けの防犯システムに比べれば、非常に安価で家の周囲の不審者対策が可能になり、いつでもどこにいても自宅周辺の映像をチェックできます。不在がちのビジネスマンや、旅行好きで家を空けることが多い方にオススメです!

防水防塵対応ネットワークカメラ『カメラ一発! アウトドア CS-W80HD
メーカー名:プラネックス
想定価格:4万9800円
発売日:2014年8月18日
製品公式サイト
PLANEX ( プラネックス ) ストア

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