大らかなほどにおっちょこちょい、かつ繊細なほどに心配性なジャイアン鈴木です。それ故、外出後にコーヒーメーカー消したかなとか、タバコの火を始末したかなとか不安になり、踵を返して自宅に確認に行くこともしばしばです。
また昨今は物騒なので空き巣被害なども、目下の懸案事項のひとつ。と言うわけで、今回導入を検討しているのがプラネックスのネットワークカメラ『CS-WMV04N2』です。
『CS-WMV04N2』 |
実売価格:3万5000円前後 |
『CS-WMV04N2』は昨年12月21日に発売されたばかりの最新モデル。よって、315万画素センサー搭載、赤外線撮影機能、動体検知機能対応、そしてiPhone&Android用アプリ提供と、最新フィーチャーがふんだんに盛り込まれています。この手のアイテムは日進月歩。できるだけ新しい製品を選んでおきたいですね。さて、パッケージの中身を見てみましょう。
必要なものすべて同梱 |
パッケージのなかには、CS-WMV04N2本体、ACアダプター、LANケーブル、アンテナ、取り付けキット、レンズクリーナー、レンズキャップ、ソフトウェアCD-ROM、マニュアルが同梱されています。これら以外に必要なのはWindowsパソコンとWiFiルーターのみ。本製品は業務用としても多数販売実績があり、だからこそ天井などに取り付けるためのステーも標準同梱されているわけです。つぎに本体外観を見てみましょう。
前面 |
背面 |
アンテナを取り付けた状態で撮影してみました。意外にユーモラスな外観で威圧感がありません。ちなみにカメラはチルト(上下方向)120度、パン(左右方向)350度可動することが可能です。業務用としては当然十二分なスペックですが、個人用として導入する場合も1台あれば部屋の隅々まで撮影方向をカバーすることができるわけですね。
背面アップ |
背面下部には音声出力端子、電源端子、SDカードスロット、WPS/Resetボタン、Ethernetポート、アンテナ端子が用意されています。中央にグレーの端子がありますが本製品では使用しないとのことです。
『CS-WMV04N2』で撮影した映像は、ワイヤレス経由でパソコンに保存することができるのですが、ネットワーク環境がつねに良好な状態だとは限らないですよね。確実に映像を録画しておく手段として、SDカードスロットが用意されているわけです。
さて本製品の設定ですが、自分で無線LANルーターを設置できる程度の知識があればそれほど難しいことはありません。外出先からiPhoneやAndroidスマートフォンで本製品にアクセスできるようにするために、ダイナミックDNSの登録、ルーターのポート開放が必要ですが、付録CD-ROMに詳細なマニュアルが収録されているので、それを見ながら操作すればそれほど難しくはありません。
無料でダイナミックDNSが利用可能 |
実際、“ダイナミックDNS”と“ポート開放”の意味がチンプンカンプンなワタシが、ググらずとも設定できましたから! しいて言えば、同社製の無線LANルーターとセットで導入すれば、ポート開放の具体的な設定方法が記載されているので安心かもしれません。
いよいよ『CS-WMV04N2』が実際に動いているところをお見せしましょう。まずは編集部で撮影した、一目瞭然の動画をご覧ください。
『CS-WMV04N2』は最大64台まで同時にモニタリングできるのですが、さすがに64台は揃えられないので、今回は16台で試してみました。
専用アプリ『Express View』 |
Windows用ユーティリティー『Express View』ではこのように複数カメラの画面を同時に表示して、それぞれのカメラを個別にコントロールできます。
さて冒頭に記載したとおり、本製品のウリのひとつが約315万画素のセンサーです。最新のネットワークカメラはどのくらいの解像度・画質なのでしょうか?
640☓480ドット
※画像をクリックすると640☓480ドットの画像が開きます
2048☓1536ドット
※画像をクリックすると2048☓1536ドットの画像が開きます
デジカメ専用機でもないのに画質云々を語るのはちょっと野暮ですが、2048☓1536ドットで撮影した画像はプリントしてもいいかなと思わせるほどの十分な画質です。
画質は調整可能 |
ちなみに映像、画像ともに解像度だけでなく、明度、コントラスト、彩度、強調などのパラメーターで画質を調整することも可能です。こだわり派の人は環境光に合わせて微調整してもいいかもしれません。
一方、暗くてもクリアに撮影できる赤外線撮影機能も本製品のアドバンテージ。この機能についても実際に試してみました。
通常光撮影 |
赤外線撮影 |
赤外線撮影では完全な暗闇でシャッターを切ったのですが、このとおり細部までくっきりと映しだされています。赤外線照射距離約10メートルとのことなので、20畳ぐらいの部屋ならカバーできるわけです。
最後に週アスPLUSの読者様的に気になるスマホアプリの使い勝手をチェックしてみましょう。
iPhone用アプリ |
Android用アプリ |
iPhone用アプリもAndroid用アプリも“PCI VIEWER”で検索すれば、すぐに専用アプリを入手できます。どちらのアプリもフリック操作でカメラをコントロールできますが、カメラの向きを初期位置に戻すホームボタン機能や、写真撮影機能が用意されているAndroid版『PCI VIEWER』のほうが使い勝手はいいですね。
備えあれば憂いなし! |
業務用にも使われている『CS-WMV04N2』ですが、業務用途に応える機能を持っているからこそ個人用途にも魅力的な製品です。大手量販店の価格はやや高めですが、アマゾンなどの通販サイトでは3万2000円で入手可能ですよ。
思わぬネコちゃんの表情を見られることも! |
ネコちゃんやお犬様と暮らしている人は、留守番している彼らの思わぬ表情をかいま見られるかも知れませんよ!
『Wi-Fi/有線LAN対応ネットワークカメラ』(メーカー型番 CS-WMV04N2)
メーカー名:プラネックス
実売価格:3万5000円前後
製品公式サイト
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