ドイツのケルンで9月18日に世界最大のカメラショウ『Photokina2012』が開幕しました。週アスPLUSでも、先週から今週にかけてPhotokina関連の製品発表を続々とお伝えしています。ここでは、現地で開幕前日に行なわれた発表会の雰囲気を前回に引き続きお伝えします。
キヤノン
軽量フルサイズ一眼6Dに新型オールインワンプリンター
コンパクトカメラも展示
キヤノンは発表会は行なわず、朝10時に6Dのリリースを配布しました。既報のとおり、フルサイズセンサー搭載ながら、小型軽量でお値段もお手ごろという、3拍子そろった新機種です。
触ることができたので、写真集的に並べますね。
キヤノンの女性に持ってもらいましたが、キットレンズが上物で大きいので、最初はちょっとゴツイ印象だったが、レンズを外すととてもスッキリシンプルな印象になります。
自分でも触ってみましてが、レンズなしだと、とてもフルサイズとは思えない軽さとコンパクトさです。
背面液晶も明るくて好印象。もちろんキヤノンユーザーなら迷いのない、いつものUIです。
ちなみにEOSシステムは25周年ということで、ケーキが・・・
と思ったら、なにやら真っ白でピカピカな物体が置いてありますう。
ドイツで発表した新型プリンター『PIXMA MG6350』 です。6色のオールインワンの最上位モデルだそうで、日本での発表が待たれます。黒いほうは『MG5450』で下位機種ですね。
PIXMA PRO-10は10色インクのA3ノビのフォトプリンターです。PRO-1よりひとまわり小さくなってました。こちらも日本未発表です。
そして、パワーショットのG15とSX50HSという機種も発表してました。G15は1/1.7型1210万画素のCMOSに、24-140mm F1.8-2.8という明るいレンズを積んでいます。
SX50HSは24-1200mm(!!)の50倍光学ズームです。詳細はこちらで。
ライカ
あの、みんなが知っているベトナム戦争の少女がケルンに!!
もちろん新機種ももりだくさん
今年のライカはPhotokinaにめちゃくちゃ力が入っておりまして、1号館をまるごと使って写真とカメラを展示しています。17日は前夜祭として、有名な写真のカメラマンが登場しました。
まずは、ライカのCEOが登壇。自らをチーフ・エンタテイメント・オフィサーと名乗って、司会の男性と冗談言ってました。
今年で99周年だそうで、分厚い本を出版したとか。
急に、ベトナム戦争の写真の話になって、あのみんなが見たことがある、裸で逃げる少女の写真がスクリーンに。
はい、登場したのは、あの写真に写っている少女(無事大人になってます)のKim Phukさんと、撮影したAP通信のカメラマンNick Utさんです。会場はもちろん大拍手で盛り上がりました。
ブースの写真展示のお披露目で、各国のお偉いさんを撮っているカメラマンPlaton氏のコーナーに日本の元首相を発見。日本からは、われらがアラーキーの『LOVE by Leica』 という写真集の作品が並んでおりました。美術館に行かないと見られないElliott Erwittなどの作品が盛大に並んでいるのは壮観です。
ナショナルジオグラフィックの写真集の表紙で、こちらも有名な少女の写真を撮ったドイツのSteve Mccurry氏も招待されて来場していました。
もちろんカメラも出ましたよん。M9の次世代モデル『M』はフルサイズ2400万画素にグレードアップ。そして、某P社と同じスペックの『D-Lux6』(LX7ですね)、『V-Lux4』(FZ200?)も発表です。詳細はこちらでどうぞ。
というわけで、第三弾はキヤノンとライカの発表会レポをお届けしました。このあとは、いよいよ開幕したPhotokinaのブースのレポートをもちろんお送りしますよ。
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