ドイツのケルンで9月18日に世界最大のカメラショウ『Photokina2012』が開幕しますが、前日の17日には各社が新製品の発表を行ないます。週アスPLUSでも、先週からPhotokinaに向けた製品発表をお伝えしていますが、現地での発表会の雰囲気をお伝えします。
オリンパス
PENシリーズの新機種『E-PL5』と『E-PM2』
17日最初に発表会を行ったのはオリンパス。新機種『E-PL5』と『E-PM2』を中心に、高級コンパクトの『XZ-2』を発表。
まずは、小川社長が登壇し、4年前に当地で出展したPENがミラーレスの時代を作ったとし、さらに、現在のフラッグシップ『OM-D』の優れた性能を解説。今回の新しい2機種にも受け継がれていると説明した。
ヨーロッパでのイメージキャラクターは、日本の女優宮崎あおいさんに加えて、ファッションデザイナーのGareth Pugh氏、クリエイティブディレクターのThomas Hayo氏が参加。
Hayo氏本人が登場して、愛機OM-Dの良さを解説。
そして、モデルの女性が新機種『E-PL5』と『E-PM2』を手にして踊りながら登場!!
機能説明では、まずAFの速さを他機種と比較。さらに、新機能のアート・フィルター・ブラッケティング、自分撮り液晶、ライブ・バルブなどを解説した。
さらに、目玉?の『ボディキャップレンズ』を解説。レンズではなく、アクセサリーとしての扱いだが、3枚構成で15mmF8.0というスペックで、写りの良さもアピールした。
サムスン
GALAXY CameraでシェアUPを狙う
次に発表会を行ったのはサムスンで、8月末にIFA2012でお披露目した、GALAXY Cameraをここでも大アピールし、NXというミラーレスシリーズの新レンズ2本を発表した。
ニコンのAndroid搭載コンパクトが「カメラ側からのAndroid取り込み」だとすると、Galaxy Cameraはいわばスマートホン側からのカメラ取り込みという形で、世界的人気スマホのブランドを利用してカメラのシェアを獲得する作戦だ。3G/4Gの通信機能が入っているのがニコンとの最大の違いである。
とはいえ、カメラ機能も広角側23mmからの21倍の光学ズームを搭載するなど、充実している。
ユーザーインターフェースもカメラマニアをうならせるつくりで、NXの機能も取り入れている。
もちろんAndroidアプリから、通常のカメラ機能と同様に呼び出して、利用可能だ。
ミラーレス一眼NXシリーズ用の新レンズは12-24mm F4-5.6と45mm F1.8。
この2本が加わって、11本がそろう。日本のミラーレス各社も、レンズの拡充よろしくおねがいしますう!!
というわけで、第一弾をお届けしました。このあとも引き続きパナソニック、ニコン、キヤノンと続きます。お楽しみに!
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