ドイツのケルンで9月18日に世界最大のカメラショウ『Photokina2012』が開幕しました。週アスPLUSでも、先週から今週にかけてPhotokina関連の製品発表を続々とお伝えしています。ここでは、現地で開幕前日に行なわれた発表会の雰囲気を前回に引き続きお伝えします。
パナソニック
17日の目玉発表!! LUMIX Gシリーズの頂点『GH3』
パナソニックは、まず技術力の説明。光学手振れ補正を世界で初めて製品化したことや、ロンドン五輪での3D放送、NHKと実施したウルトラハイビジョン中継をアピール。
さらに、世界で初めて“ミラーレス”カメラを2008年9月12日に発売したことを強調。
LUMIX全体とGシリーズの蓄積も説明。
そして、舞台の中央、モクモクとスモークとともに、GH3が登場だ!
高画質、プロレベルの動画撮影機能、防塵・防滴、なのに軽量で操作もしやすいぞと。
ダイナミックレンジが広がったうえ、最高感度12800のLiveMOSに、新開発のローパスフィルター、3Dノイズリダクションも。
毎秒240フレームを測定する高速AFで、全面もピンポイントAFも可能。
マグネシウムボディーで軽量、堅牢。
気になるフィンダーはOLEDになり、174万4000画素にUP。
各種アクセサリーも充実で、WiFiも内蔵しております。
プロレベルのビデオ撮影機能。
おおおー、AVCHDを超える50Mbps、72Mbpsという高ビットレートでの記録が!!
レンズのラインアップも充実中。
今回は35-100mm F2.8(35mm換算70-200mm)という明るい望遠ズームです。
さらに、開発発表として42.5mm F1.2、つまり85mmのF1.2という超明るいポートレートレンズに、150mm F2.8というカメラマニア垂涎の“さんにっぱ”レンズも!!
実機に近づいて撮影会です。M4/3なので、写真から想像するよりコンパクトな印象。
35-100mmもF2.8固定と思えないサイズです。
プレゼンを終えてほっとひと息の北尾さんにカメラを持っていただきました。
ニコン
Nikon 1がヨーロッパで好調! もちAndroidカメラとD600も
ニコンは17日夕方に発表会を開いたが、製品としてはすべて日本既発表のもの。
まずは売り上げの推移で、今期は全社で前年比11%増、特にイメージング分野では23%増を見込んでいる。
さらに欧州全体では最低でも30%増を見込んでおり、ロシアが好調だそうだ。
ミラーレスでは昨年10月のNikon 1発売以来絶好調で、ヨーロッパでのシェア1位だそうです。
Nikon 1はヨーロッパでも各種のアワードを受賞。
ついに防水ハウジングも出しますよ。
秋のCOOLPIXラインアップでは、まず上位機P7700。
そして、Android搭載のS800Cをディープに説明開始です。
米国ではコンパクトカメラのユーザーの55%、レンズ交換カメラユーザーの52%がSNSに写真を上げているそうです。ヨーロッパではそれぞれ26%と30%で、これから成長が期待できます。
そして、期待のFXフォーマット(いわゆるフルサイズ)の廉価機種D600の登場です。
D600を使ってアウトドアフォトを撮ったSchlz氏が、その過程もD600でビデオ撮影して、上映&機能の説明をしてくれました。
こちらの発表会では最後にプレスキットをもらうのですが、なんとD4のミニチュア型のUSBメモリーに入っているのでした。レンズ部分が抜けてコネクターになっているというもので、発表会でいちばん感動です。
というわけで、第二弾はパナソニックとニコンの発表会レポをお届けしました。このあとはキヤノン、ライカと続きます。お楽しみに!
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