キヤノンは、ドイツ・ケルンで開催中のPhotokina2012にあわせ、35ミリフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフを発表した。
『EOS 6D』
●予想実売価格 19万8000円前後(ボディーのみ)、29万8000円前後(レンズキット)
●12月上旬発売予定
有効2020万画素のフルサイズセンサーに加え、最新の画像処理エンジン“DIGIC 5+”を備える。常用ISOは100~25600と上位モデル『5D Mark III』と同等の高感度性能を実現。フルサイズならではの美しいボケ味も楽しめる。重さ690グラムと軽量で、フルサイズセンサー搭載機では、いちばん下のクラスとなる製品だ。
高速で高精度な11点AF測距と、EOSでは初となる低輝度限界の“EV -3”を実現。暗いシーンでのAFが効くようになった。ファインダーはペンタプリズムを採用し、視野率97%。『5D Mark III』同等の防塵・防滴性能を備える。
フルサイズで撮ってはみたいけど、そこまで使いこなせるか心配。という人向けに、撮影者のレベルにあわせて使い分けができるモードダイヤルを採用。ひとつのモードダイヤル上に、カメラ任せの“オート”、そこからステップアップしたい人向けにシーンを指定する“スペシャルシーン”、上級者向けの“マニュアル”がある。
また、EOSでは初となる機能として、GPSログが記録できる“GPSレシーバー”を備えるほか、PCへのデータ専用や、スマホからの操作でクラウドサービスへ写真を保存できる無線機能を内蔵。
スマホとの連携では、専用アプリを使うことで、スマホの液晶でライブビューとして使用できたり、撮影設定やオートフォーカス、ピント拡大に加え、シャッターを切ることも可能。カメラから離れても、スマホで画面を確認できるため、気配を感じさせたくない野鳥の撮影のほか、自分を含めての記念撮影などにも便利そうだ。
●おもなSPEC
撮像素子 35ミリフルサイズ(35.8×23.9mm)CMOSセンサー
有効画素数 約2020万画素
映像エンジン DIGIC 5+
ISO感度 100~25600(拡張50、51200、102400)
連写(秒あたり) 約4.5コマ
ファインダー 視野率97%
オートフォーカス 11点AF(中央1点クロス)
液晶 3インチ(約104万ドット)
記録媒体 SDXCカード(UHS-I対応)
GPS 内蔵
WiFi 内蔵
サイズ/重量 144.5(W)×71.2(D)×110.5(H)mm/約755g(撮影時)
■関連サイト
キヤノン EOS
●お知らせ:週刊アスキー 10月16日増刊号は、書店、コンビニ、駅売店等で取り扱い中です。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります