Ruslan Enikeevという人が、ネットの地図を作ったそうで話題になっている。トラフィックやリンクの関係で2次元に無理やりマッピングしているわけなのだが、国やドメイン名で検索できるようになっている。「Japan」とやってみると、こんな感じの地図が出てくる。
それではと、米国に行ってみると、こんな感じでエリック・シュミットが「Gang of Four」と表現した大手プラットフォーマーの寡占の具合がわかってしまう。しかも、この密度の高さというのが凄い。
「もしや?」という気分でインドを探してみたらこんな感じ。これはどういうことかというと、インドのネットは完全に米国のネット宇宙の中に重なっているのだ。「世界はフラット化なんかしていない」(http://research.ascii.jp/elem/000/000/066/66436/)を参照のこと。
ネットの宇宙全体を俯瞰した感じが以下のキャプチャだ。2011年末の196カ国の35万のウェブサイトの情報がもとになっているそうで、米国は依然としてネットの中心的なポジションにあるが、左下に大きく広がっているのが中国、右端にあるのが日本のインターネットということらしい。
The Internet Map
http://internet-map.net
【筆者近況】
遠藤諭(えんどう さとし)
アスキー総合研究所所長。同研究所の「メディア&コンテンツサーベイ」の2012年版の販売を開始。その調査結果をもとに書いた「戦後最大のメディアの椅子取りゲームが始まっている」が業界で話題になっている。2012年4月よりTOKYO MXの「チェックタイム」(朝7:00~8:00)で「東京ITニュース」のコメンテータをつとめている。
■関連サイト
・Twitter:@hortense667
・Facebook:遠藤諭
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