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アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね

2012年05月16日 12時00分更新

 CTIA Wireless 2012の取材でニューオリンズに行ってきました。5月のルイジアナ州はとてもいい天気だったのですが、湿度が高く昼間は街なかをちょっと歩くだけで汗だくになるほど。アメリカ南部はもう夏なんですね。

モバイルと関係ないけどスーパードーム
アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね!

 ジャズで有名な街ですが、個人的にはNFLのニューオリンズ・セインツのホームタウンということでいつかは行きたいと思っていた土地。CTIAの開催地になったことでついに念願が叶ったわけです。

 NFLはいまはオフシーズンですが、“聖地”であるスーパードームへはもちろん立ち寄ってきました。

マイナーメーカーもスマホだらけ
アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね!

 さてCTIAには最近になって携帯電話の製造・販売を手がけるマイナーなメーカーが増えています。こちらに書いたように見たことも聞いたこともないようなメーカーが10社近くは出展していたでしょうか。手軽な価格で着々と市場に進出しているようです。

人気があるのがQEWRTYキーボート携帯
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 それらのメーカーのラインナップを見てみると、フィーチャーフォンでありながらもQWERTYキーボードを搭載した端末が結構多いんです。各社の販売先は主に南米なんですが、やはりまだまだショートメッセージ(SMS)の利用が多いのでキーボードは必須なのかも。

スマートフォンにもQWERTYキーボード
アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね!

 またスマートフォンのなかにもQWERTYキーボードを搭載した製品もよく見かけました。販売先は全世界ってことで、アルファベット文化圏での拡販を狙っているようです。

 大手メーカーはあまりこのスタイルの製品を手がけていませんが、差別化も兼ねてかマイナーメーカーがこんな製品を続々と出してくるあたりが面白いところですね。

BestBuyにもQWERTYキースマホが売ってる
アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね!

 さてアメリカのお楽しみスポットと言えば、家電量販店のBestBuyやRadioShack。これまでにも何度か訪問してあんなことしたりこんなものを見たり買ったりと散財してきました。

 今回はニューオリンズのBestBuyへ立ち寄ってみたのですが、縦型QWERTYキーボード搭載のスマートフォンが99ドルとお買い得価格で販売中。アメリカの人ってやっぱりQWERTYキーボードが好きなのかな?

 ちなみに左のVirgin MobileのものはPCD製の『Venture』。PDCって聞いたことないメーカーですが、Alcatelと合弁で安価な端末を手がけているそうです。

 また右のBoost Mobileのものはサムスン電子の『Replenish』。どっちもCDMA2000端末なんですが、W-CDMA版だったらその場で買っちゃうところでした。

こんなキーボードスマホもあるよ
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 さてBestBuyなどの量販店やキャリアの店舗ではなく、通販用にプリペイドとして売られているスマートフォンもあります。

 たとえばアメリカのAmazonは“AmazonWireless”としてオンラインで携帯を販売中。そこで見つけたのがパンテックのスライドQWERTYキーボード搭載スマートフォン『Crossover』です。

タフなボディーがたまらない
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 この『Crossover』は通常、AT&Tと契約しないと購入できないのですが、AmazonWirelessはプリペイドで販売中。しかも定価の半額以下の79.99ドル(約6400円)でした。

 なお日本からは購入できないので今回はアメリカのお知り合いに購入をお願い。ボディーは耐衝撃性のありそうなタフなデザインですが、実際はそこまで強くはないらしいです。

キーボードでサクサクと文字入力
アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね!

 でもすべり止め加工もあるからラフに扱えそうですよね。そして文字を打ちたいときはサッと本体を横にスライドさせてキーボードを引き出すわけです。

 パンテックって特徴的な製品をよく作っていますが、この『Crossover』はグローバルに展開してほしいですねぇ。AT&T品なのでW-CDMAに対応しています。

アメリカの空港にあるBestBuyの自販機
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 ところでアメリカの空港に行くとよく見かけるのがBestBuyの自動販売機。ヘッドフォンやら外付けバッテリーやらメモリカードやら『Apple TV』などが売られています。空港でこんなものが買えちゃうのもアメリカのいいところ。

QWERTYキーボードの携帯見つけた!
アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね!

 そして自販機に並べられている商品のなかにはモバイル関連のものもあります。品揃えは定期的に入れ替わっているようですが、2012年5月に見たときはHSDPAのUSBモデムやフィーチャーフォンが売っていました。

 お値段は49.99ドル。Alcatel製でQWERTYキーボードを搭載しています。やっぱりこのスタイルって人気なのかな?

ついつい買っちゃった
アメリカってばQWERTYキー端末の宝庫だったのね!

 スマートフォンじゃないのでたいしたこともできませんし、日本語も通りません。でもまぁ現地の通話用にいいかな、ってことでお買い上げ。ちなみに自販機はクレジットカードも使えるので、高額な商品でも現金なしで購入できるのが恐ろしいところ。いつかiPhoneとかiPadも買えるようになったらいいのになー。

 てなことでアメリカでは意外とQWERTYキーボード内蔵の端末を多く見かけました。フルタッチのスマートフォンが全盛ですが、文字を打ちまくりたい人にはやっぱりキーボードが人気あるんでしょうね。キーボード好きな人はアメリカで発売される端末に注目するのもいいかもしれませんよ。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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