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最薄部3.4ミリの妖艶な中国タブレット『魔鏡』を触ってみた

2015年09月12日 15時00分更新

 “IFA 2015”では大手以外のメーカーもスマホやタブレットを多数展示していました。その中で筆者が非常に気に入った製品があります。それは中国ハイセンスの薄型タブレット『魔鏡』。美しさと高級感とスタイルを追求した、ハイセンスなデザインのタブレットをご紹介しましょう。

魔鏡
↑ハイセンスの『魔鏡』。

 魔鏡はハイセンスが8月末に発売を開始した最新タブレット。8.4インチ1600×2560ドットディスプレーを搭載したハイエンド製品です。CPUはRockchipの『RK3288』(クアッドコア、1.8GHz)と実は一世代前のものを搭載。しかし、名前に恥じない、質感の高さと美しいデザインは大きく目を惹きます。ターゲットはずばり女性だそうで、実際、この魔鏡に引き込まれるかのごとくたくさんの女性客が集まっていました。

魔鏡
↑iPadとは違うスクエアなデザイン。

 正面から魔鏡を見ると、角が立ったスクエアなデザインで丸みを帯びたiPadとは異なる印象を受けます。しかも、左右と上のベゼル幅はかなり薄く、正面の面積の約90%がディスプレーになっているとのこと。

魔鏡
↑最薄部分はわずか3.4ミリ。とにかく薄い。

 周辺部分を斜めにカットした構造のため、側面の最も薄い部分の厚みは3.4ミリ。本体の厚みも6.1ミリと薄くかなり薄くまるで板を持っているかのようです。しかも重量は280グラムしかありません。

魔鏡
↑金属ボディーで高級感もたっぷり。

 背面は金属素材。角をカットした構造がこうしてみると良く分かります。この形状は持ってみると持ちやすく、また本体を横方向に両手で持った時には電源ボタンがちょうど左手の人差し指があたるあたりに配置されているなど、うまく設計されています。

魔鏡
↑3ミリのベゼル幅をほめてあげたい。

 中国製の中華タブというととにかく“安物ばかり”と言うイメージがありますが、この魔鏡はそれを覆す出来のよさ。もちろん価格は約3万8000円とそれなりにしますが、この出来のよさなら十分納得できるお値段です。メモリーは2GB、ストレージは16GB。操作してみたところCPUスペック相応の動きと感じられましたが、ライトユースなら問題はなさそう。Webにソーシャルに電子書籍を使う、なんて利用ならば問題ないでしょう。

魔鏡
↑日本語も搭載。いますぐ欲しい。

 この魔鏡は現在は中国のみでの販売ですが、近日中にヨーロッパでも販売を開始するとのこと。日本語ロケールが乗っているので日本で売らないのかを聞いたところ「ターゲットはある程度所得のある女性なので、先進国に積極的に出していきたい」とのこと。ハイセンスはODM(相手先ブランド製造)もやっているので、たとえばこの魔鏡を化粧品ブランドのタブレットとして売る、なんてのもアリなのかもしれません。

 ハイアールブースにはボディーの角をゴムバンパーで覆い衝撃に優れたタフな製品に仕上げた『Kingkong』など面白いスマホも展示されていました。IFA 2015は話題が盛りだくさんで、ハイセンスブースまで手が回らなかったのですが、いつかこれらの製品も紹介する予定です。ぜひお楽しみに。

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