【前回までのあらすじ】→日本を旅立ったライター中山は、タイ、ラオス、南アフリカ、ジンバブエ、ドイツ、クロアチアへ。快適な仕事環境を求め、ハンガリーの首都ブダペストへ向かうのでした。
※レポートは9月21日~9月24日時点のものです。
ハンガリーから、バスと列車を丸一日乗り継いで到着したのが、ブダペスト南駅。
新しい国に到着したら、まず最初にSIM探しなわけですが、駅構内のコンビニで聞いてみたところ「プリペイドのケータイは売っているが、SIMは売っていない」とのこと。う~ん困った。しかたがないので駅構内をウロウロしていると、今度はケータイ端末を販売しているショップを発見。SIMについて聴いてみると、あっさり店頭で購入できました。
ケータイショップでSIMを購入 |
↑キャリアショップではなく端末の小売店。世界的にはこういったケータイショップが一般的。日本のほうが特殊なんです。 |
ハンガリーのT-Mobile |
↑ちょっとリア充っぽいオシャレな写真のパッケージ。価格は2700HUF(約900円)。 |
T-MobileのSIM。インターネットへの接続に必要なAPNなどの項目は下記のとおりです。
APN : internet
ユーザー名:空白
パスワード:空白
パケットパックパックもいくつか種類が用意されています。
Domino Go!Net S 30MB 590HUF(約200円)
Domino Go!Net M 100MB 990HUF(約3300円)
Domino Go!Net L 500MB 1990HUF(約670円)
申し込みはSMSから。まず、1430あてに“+NETSTART”と記入して送信し、ネット接続を開始。続いてパケットパックを選択。私は500MBプランを申し込んだので、同じく1430あてに“+NET500”と記入して送信。あとはそのまま手続きを進めればオーケーです。ブダペスト内はほとんど3Gエリアで、スマホから快適に通信が行なえます。
さて。無事にネット環境が確保できたので、安心してホテルへ。
ここでは、部屋でキッチリ腰を据えて仕事をしようと計画していたので、一般的なホテルではなく“サービスアパート”を予約してみました。
大きなベッドに広い部屋~♪ |
↑ゆったり寝られる大きなダブルベッドに、液晶テレビとDVDプレーヤー付き。家具も配色もかわいらしく、私の旅の仲間(スナフキン)もお気に入りのようです。 |
1泊61ドル(約4800円)。一般的なホテルと違って、毎日の清掃やタオル交換といったサービスはありませんが、ヨーロッパで同じ価格帯のホテルに泊まろうとすると、かなり狭い部屋になってしまいます。
それにキッチンもついているので、スーパーで食材を買って自炊すれば、その土地に引っ越してきたような気分も味わえます!
(まぁ、インスタントラーメンしかつくりませんでしたが……)
すてきなキッチン |
↑ダイニングテーブルや本格的なキッチンもあり、ちょっとしたモデルルームみたい。夜中に仕事しながらコーヒーも沸かせるし、夜食も作れる! |
洗濯機完備! |
↑バスルームには洗濯機も装備。長い旅行でいちばんめんどうな作業が洗濯。洗濯機が自由に使えるとかなりラクチン。 |
インターネットは無線LANが利用でき、速度もADSL程度。ダイニングテーブルにPCやら資料やらを広げて、サクサクと仕事が進められました。
こういった快適な宿泊施設を探すのによく利用するのが、『トリップアドバイザー』。口コミの投稿数が多いので、実際の宿の様子がよくわかって安心できます。PCだけじゃなく、iPadやスマホ用のアプリがあるのもポイント。特にiPad版はインターフェースがよくできていて、地図を見ながら宿が探しやすいんですよね。
iPad版アプリ『トリップアドバイザー』 |
↑地図と宿のリストが同時に見られるので便利。グーグルマップのストリートビューとも連動していて、行く前に周囲の状況もチェックできる。 |
アジアに強い『Agoda』 |
↑アジアを拠点としてたサイト。ポイントサービスを採用しているので、継続して使うとおトク。 |
無料券がもらえる『Hotels.com』 |
↑こちらは10泊すると、1泊無料になる。期間限定のバーゲンセールも多い。 |
ヨーロッパなら『Booking.com』 |
↑ヨーロッパの小さなホテルやサービスアパートなど、取り扱い宿泊施設が多い。 |
ちなみに、宿泊料金は税金などの表示が違うだけで、バーゲンセールをのぞけば、3つのサイトで大きく変わることはありません。自分にあった使いやすいサイトを選べばオーケーですよ。
さて。快適なサービスアパートで仕事がはかどったので、休憩がてら、ブダペスト観光にも出かけます。
川を挟んでブダとペスト |
↑ドナウ川を挟んで手前側がブダ。向こう側がペスト。2つ合わせてブダペスト! |
マーチャーシュ聖堂と三位一体の像 |
↑ブダペストのシンボルとも言うべき白い教会(右)と、18世紀に疫病のペスト終焉を記念して建てられた白い像(左)。 |
現在は美術館のブダ城 |
↑ハンガリーの王宮として使われていたブダ城。現在はハンガリー国立美術館などに使われています。 |
ブダペスト市内は地下鉄や路面電車が走っているので、ブラブラと観光しやすいのもポイント。
路面電車で移動 |
↑ヨーロッパでよく見かける路面電車。地上を走ってくれるので、移動中でもスマホの地図が確認できるから、降りる駅もわかりやすいです。 |
ブダペスト交通局の路線に乗り放題の『ブダペストカード』を使えば乗り降りも自由なのでラクチン。48時間有効のこのカードは6300HUF(約2100円)で、美術館や観光地の入場料が割引きにもなるのでおトクです。
中央市場を見学 |
↑ドナウ川の自由橋そばにある大きな市場。食料品や生活雑貨のほか、お土産屋さんも多く入ってます。 |
ひとり旅の友“市場メシ” |
↑どこの国の市場にも飲食店が併設されていて、ひとりでも利用しやすく、しかも味のハズレが少ない! |
ハンガリーは温泉大国。長い旅の疲れを癒すために、メジャーな“セーチェニ温泉”へやってきました。
ヨーロッパ最大の温泉『セーチェニ温泉』でのんびり |
↑屋外の温泉プール。チェス盤と駒がおいてあって、温泉プールに入りながら遊べるのが特徴。入浴料は3100HUF(約1040円)。 |
防水デジカメがなかったので、施設内は撮影はできませんでしたが、屋外にはプールのような露天風呂、室内には一般的な大浴槽をはじめ、薬草風呂、サウナ、ジェットバスなど、日本の温泉場と同じような施設があります。あ、ちなみに、水着で入るので男女混浴です。
カラダもポカポカになり、長旅の疲れも取れてグッと元気になりました。いや~、この温泉があれば、ブダペストにも住めますね~。
ミュンヘン→ロンドン行きの飛行機のスケジュールも迫っているため(第6回ドイツ編参照)、ドイツに戻らなければならないんですが、簡単なルートで考えたら、鉄道で一本。……でも、そのまま戻るのはつまらないので、何かほかの方法はないかな?
というわけで、次なる国は、オーストリアのザルツブルグです!
●関連リンク
T-Mobile
トリップアドバイザー
Agoda
Hotels.com
Booking.com
『トリップアドバイザー:世界のレストランやホテルの口コミ&ランキング』
App Store価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
© 2011 TripAdvisor LLC
ダウンロードはコチラをクリック!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります