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ACCN、スライドキーボード付き“iPhone5”ですよ(たぶん)

2011年04月14日 15時57分更新

 世の中には物理キー原理主義者という人種がいて、私もそのひとり。たしかアスキー総合研究所の遠藤諭所長もそうだったはず。遠藤所長はその上“親指シフター”なので、さらに悩みが深いのですけども。

 とは言え、ソフトウェアキーボードでもっとも進化していると思われる“フリック入力”にもさすがに慣れてきているので、人並みに早く入力できるのですが、それでもなんとなく思考が妨げられるのがイヤで、iPhone4では下記のようなBTキーボードケースを愛用しています。

BOXWAVE Keyboard Buddy iPhone 4 Case
iPhone4用BTキーボードケース
●国内販売価格(pocketgames):8400円

 で、とくに大きな不満なくiPhone4での幸せ物理キー入力ライフを送っていたのですが、おなじみのpocketgamesが新しく取り扱いを開始した新型iPhone4用BTキーボードケース『NUU MiniKey BTキーボードケース iPhone 4』が到着しました。ACCNの机の上に。

NUU MiniKey BTキーボードケース iPhone 4
iPhone4用BTキーボードケース
●国内販売価格(pocketgames):8400円

 というわけで、例によってACCNに無断で借りて(ジャイアニズム)、『BOXWAVE Keyboard Buddy iPhone 4 Case』ユーザーならではの比較記事をお届けします!

 なお、『BOXWAVE Keyboard Buddy iPhone 4 Case』は以下“BOXWAVE製”、『NUU MiniKey BTキーボードケース iPhone 4』は以下“NUU製”と略します。長いので。

BOXWAVE製のほうが高級感あり
iPhone4用BTキーボードケース
↑左がBOXWAVE製、右がNUU製。

 デザインの好みは人ぞれぞれですが、銀の縁取りがあるぶん、BOXWAVE製のほうが高級感あり質感も高いというのが私の印象です。

 6面もざーっと見てみましょう。

正面
iPhone4用BTキーボードケース
↑左がBOXWAVE製、右がNUU製。
背面
iPhone4用BTキーボードケース
↑左がBOXWAVE製、右がNUU製。
右側面
iPhone4用BTキーボードケース
↑上がBOXWAVE製、下がNUU製。
左側面
iPhone4用BTキーボードケース
↑上がBOXWAVE製、下がNUU製。
上面
iPhone4用BTキーボードケース
↑上がBOXWAVE製、下がNUU製。
底面
iPhone4用BTキーボードケース
↑上がBOXWAVE製、下がNUU製。

 まず一番異なるのが、その厚み。iPhone4を装着した状態で、BOXWAVE製が約19ミリなのに対して、NUU製が約21ミリ。スマートフォンサイズで約2ミリの差はかなり大きいです。どちらを装着していても、ジョブズ氏なら「エレガントなiPhone4が台無し!」と等しくお怒りになると思いますが。

 ちなみにiPhone4を装着した状態の重量も、BOXWAVE製が約220グラム、NUU製が約230グラムと、約10グラムの開きがあります。

 つぎに外観上大きく差があり、かつ使い勝手も左右するのが、キーボード自体のサイズです。

キーボード比較(1)
iPhone4用BTキーボードケース
↑上がBOXWAVE製、下がNUU製。
キーボード比較(2)
iPhone4用BTキーボードケース
↑左がBOXWAVE製、右がNUU製。

 キートップ全体のサイズを比較すると、BOXWAVE製が約20×105ミリ、NUU製が約19×95ミリ。BOXWAVE製のほうが奥行き、幅ともに広いです。ただしBOXWAVE製が50キー、NUU製が42キーとなっており、ひとつのキーサイズはBOXWAVE製が約6×8ミリ、NUU製が約6×8.5ミリと若干大きめです。

 ただし前述のように、NUU製のほうがキー数が少ないため、数字キーが省かれていたり、Enterキーがキーひとつぶんのサイズだったり、記号キーの配置がPC用キーボード(英語)と大きく異なります。

BOXWAVE製
iPhone4用BTキーボードケース
NUU製
iPhone4用BTキーボードケース

 肝心のキータッチですが、これは編集部で意見が分かれました。BOXWAVE製よりもNUU製のほうがキータッチが固いのですが、その固さが疲れそうという意見と、誤入力がなさそうという意見がありました。

 実は私はBOXWAVE製のほうが気持よく入力できるのですが、それはBOXWAVE製を使い慣れているからかもしれません。

 ずいぶん多くのビジュアルと文字数を使ってBOXWAVE製の優位点を語ってきました。新製品であるNUU製の長所をなぜ書かないとACCNが焦れるころです。

貧困なイメージ写真(1)
iPhone4用BTキーボードケース
↑右がBOXWAVE製、左がNUU製。BOXWAVE製の筐体は美しい……。
貧困なイメージ写真(2)
iPhone4用BTキーボードケース
↑右がBOXWAVE製、左がNUU製。NUU製は超重いんですけど……。

 なにも上の貧困なイメージ写真のように、愛用するBOXWAVE製に肩入れするあまり、あえて筆を曲げていたわけではありません。ここからNUU製マンセーパートが始まります!

邪魔なキーボードを……
iPhone4用BTキーボードケース
自動格納!
iPhone4用BTキーボードケース

 BOXWAVE製でストレスたまりまくりだったのが、ソフトウェアキーボードの格納。電源を入れたあと、“Fn”+“スペース”キーでソフトウェアキーボードを格納しないといけなかったんですね。

 それがNUU製では、電源オンすると自動的にソフトウェアキーボードが格納されます。実にエレガント。ジョブズ氏も大満足です。

トグルボタンも用意
iPhone4用BTキーボードケース

 ちなみに右側面にソフトウェアキーボードを出し入れ可能な“トグルボタン”が用意されているので、NUU製の電源を切らずにキーボード部を閉じてしまっても、このトグルボタンワンタッチでソフトウェアキーボードを表示できます。

シフトキーロック可能!
iPhone4用BTキーボードケース
Fnキーロック可能!
iPhone4用BTキーボードケース

 NUU製のシフトとファンクション(Fn)キーは、一度押しで押したままの状態となり、二度押しでロック状態になります。つまり、記号や数字を連続して入力するのが非常にラクチンです。

BOXWAVE製は持ち替える必要あり
iPhone4用BTキーボードケース

 一方BOXWAVE製では、使用する機会の多い“!”や“@”が左上に割り当てられており、かつシフトキー一度押しでは押したままの状態とはならず、CapsLockでは英字が大文字になるだけ。つまり、“!”や“@”を入力する際には、上の写真のように右手を持ち替える必要があります。

 また、NUU製では下記のようなショートカットキーが使えます。

cmd+↑:1行目に移動
cmd+↓:最終行に移動
cmd+←:行頭に移動
cmd+→:行末に移動
cmd+A:テキストを全選択
cmd+X:切り取り
cmd+C:コピー
cmd+V:貼り付け
cmd+Z:元に戻す
cmd+スペース:入力言語の切り替え

 シフトキーでテキストを選択してコピー&ペーストできるので、異常なまでに便利です。iPhone標準のメモアプリなどで原稿でも書けちゃうぐらいのレベルです。

 さらに寝モバ派としては、バックライト機能も必要不可欠な機能。その威力は下のふたつの写真を見比べれば一目瞭然ですね。

バックライトOFF
iPhone4用BTキーボードケース
バックライトON
iPhone4用BTキーボードケース

 最後になりますが、日出ずる処・ジャパン育ちの私としてはストラップホールは、ある意味本製品最大のアドバンテージ。

落とす危険性少なし!
iPhone4用BTキーボードケース

 日本以上にPL法が厳しい海外ケータイ市場で、ストラップホールのない製品がまかり通っている現状がアメージング信じられません。

 というわけで、改めて正式名称で書きますが、『NUU MiniKey BTキーボードケース iPhone 4』は非常にいい仕上がり。物理キー原理主義者必須アイテムです。pocketgamesさんが『BOXWAVE Keyboard Buddy iPhone 4 Case』を2011年4月14日時点で品切れ放置プレーしているのもうなずけるだけの差がありますね!

 え? 買い換えるのかですって? 当たり前じゃないですか!

BOXWAVE Keyboard Buddy iPhone 4 Case
国内販売価格(pocketgames):8400円
製品公式サイト
国内販売ページ
NUU MiniKey BTキーボードケース iPhone 4
国内販売価格(pocketgames):8400円
製品公式サイト
国内販売ページ

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