Windows Server 2008 R2 Foundation密着連載 『激安鯖イイじゃないッ!!』
【第4回】自宅ウェブサーバーで親父の威厳を取り戻すぜ!
前回のスペシャル動画【第二現場(後編)】はこちら!
■生活に必要な情報をIISのウェブサーバーにまとめる!
「お父さんはいつもパソコンで遊んでる」なんて言われていたのも昨日まで。すでにファイル共有や、接続したプリンターを家族のパソコンから共有できるようにしてきた。がッ! しかーし、その恩恵はパソコン初心者には伝わりにくい! パソコン間のデータのやり取りは爆安大容量のUSBメモリーでこと足りるし、プリンターがサーバーにつながっていようが、ローカルにあろうが、印刷できりゃそれでいい。家族の認識ってそんなもんだ。悲しい……ね。
パソコンにうとい家族をアッと言わせ、見た目に派手なものを作らねば、父の威厳回復は望めない。それが現実だ。そこで考えたのが家庭内ポータルである。オンラインバンクや天気予報、各種辞書や乗り換え案内といった便利なサイトへのリンクをまとめ、家庭内LANからジャンプできるようにする。さらに夜間病院などをはじめとした行政サービスへの連絡先もまとめておけば、イザというときに役に立ち「お父さん凄いっ!」ってコトになるはずだ。
各クライアントのスタートページをサーバーに設定すれば、否が応にもこのページが表示されるので、お父さんの偉業をアピールできる! |
改造のベースはこのマシン! |
『HP ProLiant ML115 G5』 直販価格:7万8750円(前回掲載時よりプライスダウン) |
家庭内ポータルの稼動は簡単。“サーバーマネージャー”から“役割の追加”を選び“Webサーバー(IIS)”を選ぶだけ。インストールを終えたら、クライアントのIEからサーバーのURL、たとえば“http://win28sv(サーバーのマシン名)”を指定すると既定の画面が表示され動作を確認できる。便利だね。
IISを稼働させる |
“Webサーバー(IIS)”をチェックするだけで本格ウェブサーバーになる。 |
HTMLのコンテンツは、初期状態でシステムドライブの“inetpubwwwroot”に保存されるようになっている。ここにホームページ作成ソフトなどを使って“index.html”を作ってやればコンテンツ完成なのだ。
電話帳代わりに使う |
通常は外部からアクセスできないので、電話番号などを公開しても大丈夫。 |
便利さをアピールできるように、トップページには天気予報や現在時刻、検索エンジンなどを盛り込んでおくといいだろう。家族の携帯や爺ちゃん婆ちゃんのメールアドレスをリンクしておけば、アドレスを忘れることもなく、ちょっとした電話帳代わりにも使えて便利だ。
自分のウェブサイトでは絶対使わないような可愛いフリーのアイコン素材をバリバリ使えば、家族にも大好評!(のハズ……。)
筆者紹介 ── 萌えテクニカルライター 藤山哲人
地デジアンテナの設置からトイレのパッキン交換まで、あらゆる雑務をこなすスーパーお父さん。ただの雑用係か!?
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