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Windows Server 2008 R2 Foundation密着連載 『激安鯖イイじゃないッ!!』

【第5回】CGIを使って家庭内ポータルを強化するぜ!

2009年12月26日 00時00分更新

 前回掲載したスペシャル動画【第三現場】はこちら! 

■激安鯖のIIS上でCGIを動かしてみよう

 家庭内ポータルは、家族にまずまず好評といったところだ。しかしFlashやJavaをバリバリ使ったページを見慣れた子供たちにとっては、イマイチおもしろみにかけると……。ならばウェブページを手軽にインタラクティブにできるCGIを動かせるようにしてみよう!

Windows Server 2008 R2 Foundation密着連載 第5回:カレンダー
家族の予定を書き込める予定表をつくってみた。そしてコッソリ台所にあるカレンダーを撤去。これで電子予定表を使わざるを得まい!
改造のベースはこのマシン!
Windows Server 2008 R2 Foundation密着連載 第5回:『HP ProLiant ML115 G5』
『HP ProLiant ML115 G5』 直販価格:7万8750円(前回掲載時よりプライスダウン)


  まずはサーバーマネージャの設定で“Webサーバー(IIS)”を選び、“役割サービスの追加”で“CGI”を追加インストール。しかしこれだけじゃCGIは動かないので、別途『ActivePerl』というソフトをインストール。インストール時には、あれこれ設定をたずねられるが、すべてデフォルトでオーケー。これが王道だ。

 準備が整ったところで、IISのHTMLコンテンツが保存されているフォルダーに、“CGI”という名前のフォルダーを作成。このフォルダー以下にCGIを保存しておけば、通常のHTMLコンテンツとセキュリティーを別に管理できる。

ここがポイント
Windows Server 2008 R2 Foundation密着連載 第5回:ハンドラーマッピング
設定の肝になる“ハンドラーマッピング”。これさえ正しく設定できればCGIも楽勝!?


 今度はIISマネージャを起動して“ハンドラーマッピング”から“モジュールマップの追加”を選び、要求パスに“*.CGI”、実行可能ファイルに“C:Perlinperl.exe "%S" %S”と指定。ラストの設定は、CGIフォルダーのアクセス許可だ。ユーザーに“IUSR”グループを追加して、フルコントロールできるようにすればよし。

楽しくないとダメ……
Windows Server 2008 R2 Foundation密着連載 第5回:掲示板
チャット風の掲示板を導入。遊び心がないと家族は使ってくれないのだ……。


 動かすCGIはフリーソフトとして配布されているので、家族にウケそうな可愛いやつを選ぶといいだろう。掲示板や予定表といった実用的なものから、おみくじや簡単なゲームなどあるが簡単なのから始めよう。

 設置のポイントは、ファイルのパス指定。プロバイダー用の設定はホームディレクトリーからのパスになっているが、IISの場合はドライブ名を含めた絶対パスで指定する。また、CGIプログラム冒頭の“Usr/local/bin/perl”という指定は、IISの場合はハンドラマッピング設定済みなので、変更しなくてかまわない。

 まずはヨメさんがターゲット。おもしろいと言わせることができれば、子供たちの尊敬の眼差しを自然に集めれるのだ! 万歳!

Windows Server 2008 R2 Foundation密着連載 第5回:藤山哲人プロフィール画像

筆者紹介 ── 萌えテクニカルライター 藤山哲人
 
Windows2000からの乗り換えでIISの設定にはかなり泣かされた父。やっぱり最新版を常に使ってないとダメだなぁ。

 

連載の続きはこちら↓から!

【第6回】オンデマンド配信サーバーに仕立てるぜ!

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