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プロを目指す学生に最適なMSIのノートPC「GP65 Leopard」

2019年11月01日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●北村/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

LEDバックライトで鮮やかに光るキーボードは
キータッチや耐久性に定評があるSteelSeries製を採用

 キーボードはゲーミングノートPCの華でもあるため、LEDバックライトを搭載している。RGBに対応しており、きらびやかな演出も可能だが、もちろんそれがふさわしくないシチュエーションでは、ユーティリティーからOFFとしたりホワイトなど単色で発光させることもできる。

 LEDとともにゲーミングで重視されるのがキータッチや耐久性だ。本製品では、ゲーミング分野で名の知られるSteelSeries製ゲーミングキーボードを採用している。この点、キータッチと耐久性に関しては、一般的なノートPCのキーボード以上だ。

 ゲーム以外においても、心地よいキータッチ、壊れにくいキーはメリットになる。タッチパッドも、比較的大面積のものがパームレスト中央寄りに配置されている。

ゲーミングノートPCの特徴的な配列と言えるのがWindowsキー。一般的には最下段左寄りにあるが、本製品では誤入力を防ぐためにスペースキーよりも右に移設されている点に注意だ

キーボード右上のSteelSeriesロゴのあるボタンでLEDのON/OFFができる

SteelSeriesのキーボードユーティリティーからLEDを制御できる

 このキーボードをメインに使ってもいいが、使い慣れたキーボードを使いたい、マウスを使いたいという方はUSBポートでそれらを接続するといい。

 本製品にはUSB(Type-A)ポートが3つ、USB(Type-C)ポートが1つ搭載されている。キーボードやマウスとなるとUSB Type-Aポートに接続することになるだろう。それぞれを接続しても、もう1ポート空きができるため、同時に外付けHDD/SSDやUSBフラッシュメモリーを接続するといったことが可能だ。

映像出力、USBのほか、有線LAN(ギガビット)、オーディオ入出力、メモリカードリーダーとセキュリティロックスロットがある

 このように、本製品はノートPCだが、映像出力端子やUSBポートなども充実しているため必要に応じてそれらを接続していけば、デスクトップPC風、あるいは快適性で一般的なデスクトップPCを超える環境にまで発展可能だ。

 ACアダプターは専用のものを用いる。ディスクリートGPUを搭載しているためにややサイズが大きめだが、ゲーミングノートPCとしては比較的小さく軽い。

ACアダプターはギリギリ手のひらサイズで約600g

最新Core i7-9750H&GeForce GTX 1660 Tiを搭載

 CPUは第9世代のCore i7-9750Hを搭載。このクラスの厚みのゲーミングノートPCでも、1~2年前なら4コア8スレッド程度だったが、Core i7-9750Hは6コア12スレッドだ。マルチスレッド性能が向上しており、それに最適化されたデザイン系アプリケーションでは処理時間も大きく短縮される。

CPUは、6コア12スレッド対応のIntel Core i7-9750H

 動作クロックは定格2.6GHz、ターボブースト時最大4.5GHz。Core i7-9750HはTDPが45Wとモバイル向けとしては高めの設定で、そのため定格でも2GHz台後半、最大4.5GHzと比較的高クロック動作を可能している。

メインメモリーはDDR4-2666で容量16GB。内部的には8GB×2のデュアルチャネルで性能を引き出す

 GPUはNVIDIA GeForce GTX 1660 Tiを搭載している。1536基のシェーダーを搭載した最新世代のGPUだ。RTXシリーズとは異なりリアルタイムレイトレーシングなどゲームで利用可能な一部機能が省かれているが、メインストリーム向けに電力とパフォーマンスでバランスのよいスペックとなっている。

 デザイン分野では、たとえば3Dグラフィックスに関して言えばGPU性能がすべてだが、GPUを汎用演算に用いるGPGPUやGPUに統合された高性能な映像変換機能などを用いる用途では、GPU性能もさることながら電力性能比のバランスも重要である。

 その意味でGeForce GTX 1660 Tiという選択は、より下位のGPUよりも実用的で、より上位のGPUよりもバランスがいい。

NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti。CPUの統合GPU機能も利用可能な状態で、たとえばバッテリー駆動時などは統合GPUに切り換わり消費電力を抑える

 ストレージは、OS用に256GBのSSDを、データ用に1TBのHDDを組み合わせている。昨今ではSSDの大容量化、低価格化が進み、ハイエンドゲーミングノートPCでは1台の大容量SSDで済ませるモデルもあるが、本製品はそれと比べると従来型と言えるかもしれない。

 しかし、デザイン分野の作品は大容量になりがちで、それを保存するだけの容量を実現しつつ、製品価格の高騰を抑える必要がある。SSD+HDDのハイブリッド構成は、デザイン分野ではまだ主流の配分と言えるだろう。

CドライブはKingstonのNVMe対応PCI Express 3.0 x2接続モデルが搭載されていた

DドライブはSeagateのBarracuda 2.5インチSerial ATA 3.0接続で7200rpmのHDDを搭載していた

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