家庭でも学校でも快適
ゲームをフルHDで楽しめる
PCMark 10を用いてアプリケーション性能を見てみよう。ホーム向けのEssentials、事務向けのProductivity、クリエイティブ向けのDigital Content Creationとあるシナリオで、Essentialsは8731、Productivityは6919、Digital Content Creationは6215といったスコアだ。
家庭での用途に関してはもちろん、一般的な統合GPUを用いたノートPCよりも高い性能で、ウェブ閲覧やアプリケーション起動などのスピードも速く快適だ。文書作成や表計算のようなビジネス文書作成ではややオーバースペックなほど高性能。
そして肝心のDigital Content Creationも、写真補正やレンダリングなどのテストを中心に十分なスコアを示している。
CPU性能はCINEBENCH R15を用いた。マルチスレッドのCPUスコアは1190で、一昔前ならデスクトップCPUでしかなし得なかった4桁台のスコアを軽く超える。もう一方のシングルスレッドテストCPU(Single CPU)も176と、ターボブースト最大4.5GHzという高クロックが高スコアを叩き出していることがわかる。
GPU性能、グラフィックステストは3DMarkから見ていきたい。もっともポピュラーなFire Strikeのスコアは13260。1万ポイントを超えていることから、ゲーミングノートPCとしての性能は十分にメインストリームゾーンの上のクラスに位置すると言えそうだ。
DirectX 12のTime Spyに関しては5747でやや荷が重く、Fire StrikeのとおりDirectX 11中心にやや軽量なタイトルがちょうどいいだろう。
実際のゲームでも見ていこう。まずドラゴンクエストX ベンチマークソフトはかなり軽量なゲームのベンチマークで、高品質、フルHDでも飽和に近い20217ポイントだった。
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマークは先のドラゴンクエストXよりも少し負荷が高い。が、本製品にとっては心配無用のようだ。最高品質、フルHDでも13333ポイントで、もっとも高評価の「非常に快適」と評された。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークはここまでの2つのベンチマークと異なり、海外FPSと同レベルかそれ以上に負荷が高い。そうしたベンチマークであっても、フルHD、高品質で6375ポイント、「快適」が得られている点は注目だ。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONはグラフィックス重視のゲームであることで知られ、その負荷も高い。これが十分に高品質で楽しめるパフォーマンスであることは心強い結果だ。
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