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U-22プログラミング・コンテスト 10歳が経済産業大臣賞に輝く

2019年10月23日 13時00分更新

マインドマップ制作『mindPump』などが商務情報政策局長賞に

 経済産業大臣賞に準じて優れた作品に贈られる経済産業省商務情報政策局長賞には、プロダクト/テクノロジー/アイデアの3部門がある。

 プロダクトは、日本工学院八王子専門学校のチーム「O.M.T.Production」が手がけたワイヤーアクションゲーム『STEAM GEAR』と、九州工業大学の鵜狩慧久氏が考え出したマインドマップを制作できる『mindPump』の2作品が輝いた。

日本工学院八王子専門学校のチーム「O.M.T.Production」による『STEAM GEAR』。

九州工業大学の鵜狩慧久氏が考案した『mindPump』。

 テクノロジーは、明治大学の瀬戸徳氏が考案した「幽体離脱2Dアクションゲーム」とうたうゲーム『地下楼 The First Contact Demo』と、東北大学の布川陸氏による自分で描いた絵を取り込み、タワーゲームとして遊べる『とれつめ』の2作品が受賞した。

明治大学の瀬戸徳氏による『地下楼 The First Contact Demo』。

東北大学の布川陸氏が開発した『とれつめ』。

 アイデアは、日本工学院八王子専門学校のチーム「team01」が生み出した宇宙に関するシュミレーター『Satellite Traveler』と、電気通信大学のチーム「Toast&Fried egg」によるアンケートなどの集計を自動化できる『Cell Sheet』の2作品が獲得した。

日本工学院八王子専門学校のチーム「team01」による『Satellite Traveler』。

電気通信大学のチーム「Toast&Fried egg」が開発した『Cell Sheet』。

「世界のためにその力を発揮してほしい」

審査委員長の筧捷彦氏。

 審査委員長の筧捷彦氏は総評として「毎年、毎年ここ(最終審査会)へやって来る16作品の中身は、着実にレベルが上がっています。今年とくに目に付いたのは、個人で作品を届けた人たち。もちろん、チームで素晴らしい作品を作ってくださったところもありますけど、個人で頑張ってくれた人もたくさんいました。かつ、その人たちがトップ16作品として来てくださるようになったのは、素晴らしいことだと思っています」と語った。

 続けて、筧氏は「ここで賞を取ったのは、まず第一歩。この先は明るく開けているものだと思ってください。それこそ、まだ学校に席があったりすると思いますけれど、社会との連携を保ちながら、さらにその力を伸ばして、日本のためとはケチなことを言いませんので、世界のためにその力を発揮してほしいと思います」と最終審査会を締めくくった。

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