週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ロジクールがハイエンドマウス「MX MASTER 3」発表、革新的なスクロールホイールを搭載

2019年09月19日 14時00分更新

多彩なカスタマイズ性は健在で、さらに使いやすくなった

 MXシリーズ独自のDarkfieldセンサーによるトラッキングの精度は現行機種を継承する。MX MASTER 3にはガラス面を含む様々なサーフェスを正確にトラッキングできる4000dpiの精密センサーが内蔵された。

 親指側のボタンはサムホイールのサイズを少し大きくして、さらにバック/フォワードボタンをホイールの真下に移動させた。ホイールと並列の位置に置いて、ボタンを上下に分けたMX MASTER S2よりもボタンレイアウトが理にかなっていて、これで誤操作がかなり減らせそうだ。

サムエリアの操作性について各所を改善している。

 ジェスチャーボタンはホールドしながら十字ジェスチャーなどでアプリを操作したり、独自の使い方ができる便利なインターフェースだ。それぞれのボタンに専用ソフトのLogicool Optionsを使って機能を割り当てたり、ジェスチャーの有効化、トラッキング速度の調整などユーザーに合わせたカスタマイズできる。

サムボタンを押しながらマウスをシフトさせるとジェスチャー操作に切り替わる。

 MX MASTER 3では親指位置のバック/フォワードボタンのプリセット設定値を変更。Webブラウザアプリと、オフィス/クリエイティブ系ツールアプリを開いている時に、それぞれ異なる操作がソフトから設定を変えなくても、すぐに使えるようにしている。Webブラウザは進む/戻る、オフィス・クリエイティブ系アプリケーションはUNDO/REDOとなる。エメス氏は「MX MASTER 2Sまでは初期設定値が一様に進む/戻るになっていた。ユーザーの実際の使い方を調査して、異なる機能を最初から割り当てた」と語っている。もちろんLogicool Optionsから任意の操作をPCのアプリケーション毎に細かく割り当てることもできる。

サムエリアのボタンにはアプリケーションごとに最適化されたプリセットが割り当てられている。Logicool Optionsから変更することも可能。

Logicool OptionsではPCアプリケーションごとにボタンに割り当てる操作がカスタマイズできる。

 MX MASTER 3本体のデザインはLogitech Internationalのローザンヌ本社に拠点を置く社内デザインチームが、独自のエルゴノミクスデザインの知見をベースに、エンジニアや商品企画担当のチームと連携しながらトライアルアンドエラーを繰り返してベストの形状に追い込んできた」とエメス氏が語っている。手のひらで優しく包み込めるホールド感を実現しながら、各ボタンの位置やサイズも一番スムーズに操作ができるよう細部にまで気を配った。確かに本機のデザインは上質な機能美にあふれている。エメス氏は「MXシリーズ最新のマウスがまた多くのファンの期待を超えた進化を遂げていることをぜひ多くの方々に体験してほしい」と意気込みを語ってくれた。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事