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まさに暴れ牛! ランボルギーニ「URUS」はデカくて速い!

6つの走行モードでオールラウンダーな走り

 ランボルギーニのほかのモデルにも搭載されている「ANIMA」と呼ばれるコントローラーはURUSにも採用されている。ほかのモデルと違うのはドライビングモードが6つもあること。街乗り用の「STRADA」、スポーツ走行が味わえる「SPORT」、サーキット専用の「CORSA」はウラカンやアヴェンタドールにもあるが、雪上走行用の「NEVE」、砂利道やオフロードの「TERRA」、そして砂漠や砂丘に適した「SABBIA」が追加されている。SABBIAは中東のお金持ち向けだろうか。そして、すべての設定を自分で調節できる「EGO」モードがあり、走りに関して一切の妥協がないのがわかる。

STRADA

SPORT

CORSA

SABBIA

NEVE

TERRA

 実際に乗ってみると、これまで車高の低いクルマばかりだったので視点の高さがとても新鮮であり、多少の段差を気にしなくていいのでかなり快適にドライブできた。視点も高いし視界も広いので見切りが良く、右左折時も安心。ただ、横幅は2メートル以上、全長が5メートル以上なので、ちょっと狭い駐車場だと切り返しに苦戦する。だが、URUSに搭載されているパーキングシステム(自車の視点を複数変えられる)のおかげで、初心者でも狙った位置に止められるだろう。

 一般道をSTRADAモードで走ると、とても静かでロードノイズすら聞こえない。エンジンを高回転域まで回さずに走るので燃費もいい。アイドリングストップ機能もある。マッサージやヒーターまで付いているシートは適度な柔らかさで、さながら移動応接室だ。路面のバンプもサスペンションがすべて吸収してくれる。このあたりは、あらゆる環境を走破できるように作られているSUVならではだ。快適すぎて眠くなってしまうのが困りもの……。

運転席と、運転席側のドア。ステアリングはレーシーなデザイン

シート横にあるボタン(左側)を押すとマッサージ機能が作動! タッチパネルでコースも決められる

これがANIMAと呼ばれるコントローラー。左側のレバーでモードを変更する。エンジンスターターは、ほかのモデル同様赤いフタがついている

運転中でもレバー操作でモードを切り替えられる

EGOモードはANIMAの右側のレバーで起動

フロントとリアのドリンクホルダー。ランボルギーニらしく六角形に統一されている

静電容量式のタッチパネルを使ったインフォテイメントシステム。ナビからエアコン、クルマのセッティングなどもすべてここで行なう

アームレストをパカっと開けるとワイヤレス充電器とUSBポートやSIMスロットなどが並ぶ

M2MのSIMが入っていた。右の写真の右上を見てもらうとわかるが、LTE通信中のアイコンが出ている

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