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『バーフバリ 王の凱旋』『マダム・イン・ニューヨーク』『地上の星たち』など

Netflix配信中のインド映画ベスト5

2019年01月01日 15時00分更新

第5位 インドにもゾンビはいるぞ!『インド・オブ・ザ・デッド』

 第5位は、知る人ぞ知るゾンビ映画『インド・オブ・ザ・デッド』だ。

 あらすじ:失業中のハルディク、失恋したラヴ、彼らの友達バニーの3人は「ヒッピーの聖地」と言われるビーチリゾートのゴアを訪れる。そこで離島のロシア人マフィア主催のレイブ・パーティーに忍び込むと、新型ドラッグを服用した客たちがゾンビになっていく!

 インド初とうたうゾンビ映画だ。お馬鹿3人組が「インドだぞ? お化けならまだしも」や「グローバル化だ。最初はHIV、今度はゾンビ」と戸惑う様子が笑える。敵にどう立ち向かうのかと奮闘する様子や、仲間がゾンビ化したのではないかと疑心暗鬼する描写など、ゾンビ映画あるあるも面白い。

 インド映画では挑戦的な内容だと思う。インド映画は2時間越えは当たり前だが、この作品は108分と短い。レイブ・パーティーのダンスシーン以外は、ミュージカル場面も挟まれていない。インド映画初心者でも、気楽に観られること間違いなし!

第4位 泣けるインド映画決定版!『マダム・イン・ニューヨーク』

 第4位は『マダム・イン・ニューヨーク』である。

 あらすじ:家族のなかで唯一英語ができない専業主婦シャシは、親戚の結婚式を手伝うために単身渡米する。「4週間で英語が話せる」という広告を見つけた彼女は、家族に内緒で英会話学校に通い始める。

 「インド人の専業主婦の話?」と思うかもしれないが、異国の地で苦戦するシャシの姿は英語が苦手な人は共感してしまうだろう。「不得意なことでも挑戦することで、必ず得るものがある」という普遍的なメッセージ性も感じるだろう。彼女が結婚式で英語のスピーチをする場面は泣ける。

 主演はボリウッド映画の有名俳優であるシュリデヴィ・カプールさん。彼女は1997年に映画界を離れ、2012年に本作品で復帰したものの、2018年の現地時間2月24日に54歳で他界。BBCニュースによると、同月28日、彼女の遺体が安置されるムンバイには、死を惜しむ多くのファンたちで大行列ができたという。インドの人々に愛された彼女の演技にも注目してほしい。

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