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ノキアがあの「バナナフォン」を復刻 スマホを含む5機種発表

2018年03月02日 17時00分更新

文● 山根康宏 編集● ASCII編集部

Nokia 8110 4G

 HMD GlobalはMWC 2018で、ノキアブランドの5機種の新製品を発表しました。2017年のMWC 2017に引き続き、過去の携帯電話を復活させた「Nokia 8110」や、スタイリッシュなスマートフォン「Nokia 8 Sirocco」など、いずれも特徴的な製品ばかりです。

スライド式カバーのバナナフォン
Nokia 8110 4G

 Nokia 8110 4Gはスライド式のカバーを備えるフィーチャーフォンです。オリジナルは1996年登場の「Nokia 8110」。映画「マトリックス」で有名になりました。Nokia 8110 4Gは、そのオリジナルモデルを20年ぶりに復刻させたものですが、オリジナルは「バナナフォン」の別名も持っていたことから、オリジナルには無い黄色と、オリジナルの黒の2色が用意されます。

10キー部分がカバーされるNokia 8110 4G

本体はゆるやかなカーブを描く。バナナに似ている

 画面はタッチ操作できず、方向キーで操作します。SoCはSnapdragon 205でメモリーは512MBでストレージは4GB、200万画素カメラを搭載。フィーチャーフォンながらもOSはKai OSで、VoLTEやWi-Fi(802.11b/g/n)に対応します。ノキアのフィーチャーフォンに標準搭載のゲーム「Snake」は、上下左右だけではなく斜めにも動く新しいバージョンのものが搭載されます。MWC 2017では「Nokia 3310」が復刻され注目を集めましたが、今年の8110も同様に注目を集めています。

オリジナルにあった黒色バージョン

背面にはカメラを備える

エレガントなハイエンド機
Nokia 8 Sirocco

エッジディスプレー採用のNokia 8 Sirocco

 スマートフォン新製品4機種のうち、Nokia 8 SiroccoはSnapdragon 835を搭載したハイエンドモデル。2017年秋発売の「Nokia 8」の後継機となります。なおSiroccoの名前は、2006年登場の「Nokia 8800 Sirocco」を復刻させたもの。外観上の大きな特徴はディスプレー左右の角を取ったエッジデザインで、エレガントな印象を与えています。また、ハイエンドモデルながらOSにAndroid Oneを採用しています。

 ディスプレーは5.5型(1440×2560ドット)、メモリーは6Gでストレージは128GB、メインカメラは1200万画素+望遠1300万画素のデュアルレンズで、レンズはカールツァイス製。新しくなったマニュアル撮影のプロモードも搭載されます。フロントカメラは500万画素。サイズは72.97×140.93×7.5mm。

左右のベゼルいっぱいにディスプレーが広がる

光沢感の高い背面仕上げ

リアカメラと同時配信対応の1600万画素インカメラ搭載
Nokia 7 Plus

前後のカメラを同時に利用できるNokia 7 Plus

 Nokia 7 Plusは2017年冬発売の「Nokia 7」の上位モデルとなります。Nokia 7は5.2型ディスプレーにリア1600万画素カメラとフロント500万画素カメラを搭載していましたが、Nokia 7 Plusではディスプレー、カメラともに大幅に性能がアップしています。

 Nokia 7 Plusはノキアのスマートフォンで初のアスペクト比18:9のディスプレーを搭載。6型(1080×2160ドット)ワイドサイズで、本体の大きさも75.64×158.38×7.99mmと横幅が抑えられています。

 メインカメラはNokia 8 Siroccoと同じ1200万+1300万画素ですが、フロントカメラは1600万画素と大幅に向上。メインとフロントのカメラをディスプレーの左右に表示しながら同時に使える「Bothie」にも対応します。CPUはSnapdragon 660、メモリーは4GBでストレージは64GB。バッテリーは3800mAhと大容量、OSはAndroid Oneです。

アスペクト比18:9の6型ディスプレーを採用

背面はカジュアル感ある仕上げ

ノキア復活スマホの順当な後継モデル
The new Nokia 6

中核モデルとなるNokia 6の2018年バージョン

 ノキアブランドのスマートフォンとして約1年前に初めて登場したモデルが「Nokia 6」。MWC 2018ではその後継モデルが登場しました。製品名は同じNokia 6で、ノキアの公式サイトでは「The new Nokia 6」として紹介されています。基本スペックは同じながら、性能が大きく向上しました。最大の変化は本体の仕上げで、樹脂製から6000番のアルミユニボディーとなり質感が高まっています。

 本体サイズはディスプレーは5.5型(1080×1920ドット)で初代モデルと同等。SoCはSnapdragon 430からSnapdragon 630になりました。カメラはメイン1600万画素、フロント800万画素と同じですが、メインカメラはカールツァイス製レンズに変更。前後のカメラを一画面同時表示できる「Bothie」も利用可能に。メモリーは3GBでストレージは32GB。OSはAndroid One。

カメラは上位モデルと同じカールツァイス製に変更

アルミフレームで高級感が増した

Android Go採用の入門機「Nokia 1

入門モデルとなるNokia 1

 Nokia 1はノキアブランドのスマートフォンでは入門モデルに位置付けられるモデル。OSはAndroid Goを採用。4.5型(480×854ドット)ディスプレー、SoCはMT6737M、メモリーは1GBでストレージは8GB、カメラはリア500万画素、フロント200万画素。本体サイズは67.78×133.6×9.5mmとなっています。

OSはAndroid Go

背面はノキアのフィーチャーフォンに通じるプラスチック製


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