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伝説のケータイ「Nokia 3310」人気沸騰! MWC 2017のノキアブースは大盛況

2017年03月01日 18時00分更新

伝説のケータイ「Nokia 3310」のリバイバルモデルが登場

 ノキアはMWC 2017に合わせてスマートフォン2機種とフィーチャーフォン1機種を発表した。ノキアブースには中国で先行発売され、グローバル展開も決まった「Nokia 6」、今回発表された「Nokia 5」「Nokia 3」、そして2000年に発売され世界的ベストセラーとなった「Nokia 3310」のリバイバルモデルが展示されていた。

ピアノブラックの限定モデルも登場した「Nokia 6」

「Nokia 6 Arte Black Limited Edition」

 Nokia 6は2017年1月に中国で先行発売されたモデル。MWC 2017ではグローバルでの販売がアナウンスされた。それに合わせてピアノブラック調の高級感あふれるカラーの限定モデル「Nokia 6 Arte Black Limited Edition」も発表。なお“Arte”の名前は過去にノキアのプレミアム端末「Nokia 8800 Arte」で使われており、高級かつ上級モデルの名称でもある。

 Nokia 6のスペックはSnapdragon 430(1.4GHz+1.1GHz、オクタコア)、5.5型フルHD(1080×1920ドット)ディスプレー、メモリー3GB、ストレージ32GB、リアカメラ1600万画素、フロントカメラ800万画素など。価格は標準カラーとなるMatte Black、Tempered Blue、Silver、Copperの4色がそれぞれ229ユーロ(約2万7500円)、限定版のArte Black Limited Editionはメモリー4GB、ストレージ64GBと強化され価格は299ユーロ(約3万5800円)。

 Nokia 6の本体はアルミボディーで高級感のある仕上げ。Arte Black Limited Editionのみピアノブラック仕上げとなりイメージは大きく異なる。本体サイズは75.8×8.4×154mm、背面はわずかにカーブを描いた形状となっており、手の平へのフィット感は悪くない。

Nokia 6のシルバーモデル。アルミの質感をうまく出した高級感あるボディー

Nokia 6 Arte Black Limited Editionはピアノブラック調仕上げ

 スペックはミドルレンジながらも、OSはAndroid 7.0をほぼ素の状態で搭載しているために動作は軽め。2万円台の価格を考えると悪くない仕上げだ。なお、Arte Black Limited Editionと「iPhone 7 Plus」のJet Blackを比較すると、Arte Blackは背面がカーブ状のデザインであることもあり、より光沢感が高い印象だ。

Arte Black(左)とiPhone 7 Plus Jet Black(右)との比較。写真ではややわかりにくいものの、Arte Blackのほうがより光沢感がある

Tempered Blue、Silver。Copperの3色

エントリークラスの新スマホ「Nokia 5」「Nokia 3」

 Nokia 5はNokia 6のスペックダウンモデルとも言える位置付け。ボディーは同様にアルミ製。ディスプレーは5.2型HD(720×1280ドット)、Snapdragon 430(1.4GHz+1.1GHz、オクタコア)、メモリー2GB、ストレージ16GB、リアカメラ1300万画素、フロントカメラ800万画素。価格は189ユーロ(約2万2700円)。本体カラーはTempered Blue、Silver、Matte Black、Copperの4色。

Nokia 5。フロントデザインはNokia 6と類似

背面はフラットな仕上げ。側面を丸めたデザイン

 Nokia 3はプラスチックボディーでカジュアル感あるデザイン。スペックは5型HD(720×1280ドット)ディスプレー、MT6737(1.3GHz、クアッドコア)、メモリー2GB、ストレージ16GB、カメラはリアとフロントともに800万画素。価格は139ユーロ(約1万6700円)。本体カラーはSilver White、Matte Black、Tempered Blue、Copper Whiteとこちらも4色展開。

プラスチックの質感をそのまま出したNokia 3

ノキアの低価格モデルらしいカジュアルな仕上げ

 Nokia 5のフロント側デザインはNokia 6によく似ている。本体サイズは72.5×8×149.7mmで片手でもラクに持てる大きさ。一方のNokia 3は若い層を狙った低価格なエントリークラスの製品だけに、カラフルな色のカラバリにも期待したいところ。

異様な盛り上がり、大人気の「Nokia 3310」

 ノキアブースの一角で多くの来客を集めていたのが「Nokia 3310」の展示コーナー。Nokia 3310は2000年に発売され世界的にベストセラーとなった、ノキアを代表する携帯電話のひとつ。MWC 2017ではその名前をそのままに、リバイバルモデルとして製品が復活した。

多くの来客が集まるNokia 3310の展示コーナー

 オリジナルのNokia 3310の本体サイズは48×22×113mmm、モノクロ5行表示のディスプレーなど時代を感じさせるスペックだったが、2017年の復刻モデルは本体サイズが51×12.8×115.6mmと薄くなり、ディスプレーも2.4型(240×320ドット)に。そして200万画素ながらカメラも搭載されている。カラーはWarm Red (Glossy)、Dark Blue (Matte)、Yellow (Glossy)、Grey (Matte)の4色。このうちDark BlueはオリジナルのNokia 3310を思い出させる色合いだ。

Nokia 3310 Dark Blueモデル。オリジナル製品と同じ色合い

 Nokia 3310の展示コーナーではほとんどの来客が「ノキアが好きだった」「ノキアをずっと使っていた」とスタッフに話しかけており、誰もがこの製品の復活を歓迎しているようだった。通信方式はGSM、しかも900MHzと1800MHzの2バンドにしか対応しないにも関わらず、多くの来客を惹きつけるのはノキアのブランド力がまだ健在、ということを実感させられた。内蔵アプリには古いノキアケータイに標準搭載のスネークゲームもプリンストール。カラー版にアップグレードされており、プレーを楽しむ来客も多数。

 バッテリーは交換式で、本体構造からボディーのフロント側も取り外すことができそう。昔のノキアはサードパーティー製を含む着せ替えボディーが多数販売されていたが、この新型Nokia 3310にもそんなアクセサリーが登場してほしい。

いまや知る人ぞ知るゲームとなったスネーク

バッテリーカバーは取り外し可能。なおSIMはシングル版とデュアルSIM版がある(画像はデュアルSIM版)

  Nokia 5 Nokia 3
メーカー Nokia
ディスプレー 5.2型液晶 5型液晶
画面解像度 720×1280ドット
サイズ 約72.5×8.55×149.7mm 約71.4×8.48×143.4mm
CPU Snapdragon 430
1.4GHz+1.1GHz
(オクタコア)
MTK6737
1.3GHz(クアッドコア)
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
対応ネットワーク LTE:1/3/5/7/8/20/28/38/40
W-CDMA:1/2/5/8
4バンドGSM
OS Android 7.1.1 Android 7.0
カメラ画素数 リア:13メガ
/イン:8メガ
リア:8メガ
/イン:8メガ
バッテリー容量 3000mAh(取り外し不可) 2650mAh(取り外し不可)
カラバリ Silver White、Matte Black、Tempered Blue、Copper White
価格 189ユーロ(約2万2700円) 139ユーロ(約1万6700円)

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