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ジョニーウォーカー グリーンラベルが4年ぶりに復活

伝説の「ジョニーウォーカー緑」再上陸でウイスキー好きヒャッハー!!

2016年07月05日 19時00分更新

ジョニ緑が4年ぶりの日本上陸 価格は4500円強

 キリンビールはウイスキー「ジョニーウォーカー」ブランドより「ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年」を8月23日に発売します。700mlのボトルで、予想実売価格は4500円強。位置づけは「ジョニーウォーカー ゴールド」に次ぐ、プレミアムランクとなります。

ジョニーウォーカー グリーンラベル。8月23日発売予定

 ジョニーウォーカーはスコッチウイスキーを代表するブランドで、販売数量は世界ナンバーワンを誇ります(IMPACT DATABANK 2015に基づく)。

 グリーンラベルは、かつてMHD モエ・ヘネシー・ディアジオ社により国内で販売されていましたが、2012年には廃止。今回あらたに登場するジョニ緑は、キリンビールによる販売になります。

渋い緑色のラベル。「レッド」「ブラック」など、ラベルの色で製品をわかりやすくした、というのもジョニーウォーカーの戦略のひとつでした

熟成期間は15年。記者は今年30歳なので、私が生きてきた半分の期間を寝かされていたと考えると、奥深い

 特徴としては、グレーンを含まずモルトウイスキーだけをブレンドしているところ。「タリスカー」「カリラ」「クラガンモア」「リンクウッド」などをキーモルトとしてブレンドしています。グレーンが混ざるブレンデッドウイスキーでもなく、単一の蒸留所でつくったシングルモルトとも異なる、ユニークな味わいであるということ。

発表会では、ブラックボトル 12年とゴールドボトル、それと新しいグリーンラベル 15年を飲み比べました

グリーンは、ブラック、ゴールドと比較するとやはり特殊。香りは抑え目で、口に含んだ瞬間はまろやかですが、中盤にビターな甘み、スパイシーな味わいがやってきます。抜けは穏やでコクがほのかに残る感じ。

ストレートで飲むのもいいですが、水をほんの少し加えてグラスを回すと香りが開くと言います。グリーンに少し水を加えると、香りの立ち方がまろやかになりました。口に入れた瞬間の印象も異なってびっくり

 試飲した感想は、ひと言でいうと「おもしろい」。舌で感じる印象が、口に含んではじめは穏やか、次は強烈、最後はまろやかと重層的です。飲んでいるとうちにいろいろな発見があるのが素晴らしい。

けして極端な味ではなく、バランスが取れていて飲みやすいです

 ユニークな味わいですが個性が強すぎて飲みにくいということもなく、誰が飲んでもおいしいようにバランスが取れているというのも、ブレンドウイスキーに長けたジョニーウォーカーの妙。ウイスキー好きは発売が楽しみですね。

記者ナベコです。ジョニ黒のくっきりした味も好きですが、ジョニ緑は変化球風なのに力強い味わいで魅惑。味が複雑なので、確かめるために何口も飲んじゃいました

キリンは2トップ戦略で洋酒ナンバーワンを目指す

 洋酒のマーケティングを行なうキリン・ディアジオ社のジミー・チョー代表取締役社長によると、近年はハイボール人気やテレビドラマの影響でウイスキーの市場は成長しており、特にボトル2000円以上のプレミアムランク、3000円以上のスーパープレミアムの売り上げは伸長の水準が維持されているとのこと。

現在販売中のジョニーウォーカー

レッドラベル、ブラックラベルが認知度が高いです

 2016年はスコッチウイスキーの人気が伸びており、ジミー・チョー氏は「ハイボールでウイスキーを飲むようになった人が、ロックやストレートなどの飲み方も試して、国産ウイスキーだけではなくスコッチも飲むようになったのではないか」と語りました。

輸入ウイスキーで、キリンは現在サントリーに次ぐ2位

 「ジョニーウォーカーをキープレミアムブランドに、ホワイトホース ファインオールドをキーバリューブランドに据え、2020年には輸入ウイスキーの売り上げナンバーワンを目指す」と、ジミー・チョー氏。ホワイトホース ファインオールドの4Lペットボトルを今年発売したのも戦略のひとつで、居酒屋業態での利用の拡大を狙ったということでした。

輸入ウイスキーナンバーワンを目指す、と語ったキリン・ディアジオ社のジミー・チョー代表取締役社長

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ナベコ

寅年生まれ、腹ぺこ肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になるまでにストリップを見に行きたい。Facebookやっています!

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