デジカメWi-Fi転送よりも
51%早くファイルを転送!
最後にSONY「DSC-RX100M3」で撮影した200枚の写真(JPEG)と2つのMP4動画ファイルからなる、計6.1GBのファイルを使って、カードリーダーからiPhone 6へコピーした時間と、iPhone 6からSD/microSDカードへのコピー時間を計ってみた。
メディアには、ADATAのUHS-I U3対応のSDXCとmicroSDXCカードを使用。「PowerDrive」でカード内の写真と動画を選択し、iPhone 6の「カメラロール」へコピー。さらにコピーした200枚の写真と2つのMP4動画を「PowerDrive」で、SD/micorSDカードへバックアップした際に要した時間を、それぞれストップウォッチで計測している。
最近のデジカメにはWi-Fi転送に対応する製品も多いため、比較用として「DSC-RX100M3」内蔵Wi-Fiと転送アプリ「PlayMemories Mobile」を使用して、同じ写真200枚と2つの動画をiPhone 6にWi-Fi転送した際の時間も計測している。なお、テスト実行時はバックグランドアプリをすべて終了した状態で行なっている。
写真200枚と2つの動画のコピー時間 | ||
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SDXCカード | microSDXCカード | |
カード→iPhone 6 | 19分29秒 | 20分4秒 |
iPhone 6→カード | 22分26秒 | 22分39秒 |
デジカメ(Wi-Fi)→iPhone 6 | 29分34秒 | - |
端末スペックやバックグランドで動作しているアプリで、転送に要する時間は変わると思われるが、利用頻度が多いSDカード→iPhone 6に要した時間は、Wi-Fi転送より最高10分5秒短縮。51%も高速な結果になっている。
microSDカードを使用した際も同様で、Wi-Fi転送時が3.4MB/sec程度なところ、「Lightning Card Reader-Two-Way Transfer」のカード→端末への転送速度は5MB/sec程度になっている。
高速かつモバイルバッテリーなどでフォローの効かないデジカメのバッテリー消費を抑えられる「Lightning Card Reader-Two-Way Transfer」は、旅行にマストなアイテムになりそうだ。
ライトサポートで広がる活用シーン
書き込みサポート&SDカードとmicroSDカードのデュアルスロットを装備したADATA「Lightning Card Reader-Two-Way Transfer」。写真・動画の読み取りのみなら、ほかに安価な製品があるが、やはり書き込み&デュアルスロットは大きな魅力。
デジカメで撮影した写真を、サッとアプリで編集、加工してのSNSアップ、容量の大きな動画持ち運び用やiPhone/iPadで撮影した写真・動画を出先で保管する外部ストレージ、microSDカードを採用するAndroidやWindowsスマホ・タブレットなどとのPC要らずのデータ交換、端末内写真と動画の簡単バックアップなど、幅広いシーンで活躍間違いなしのデバイスといえるだろう。
また、iOSデバイスはストレージデバイスの容量で価格が大きく違ってくるもの。「Lightning Card Reader-Two-Way Transfer」を使ってSD/microSDカードを外部ストレージとして使えば、最新機種への買い替え時に、コストを抑えた低容量なモデルを選ぶといったことを視野に入れられるのもポイントだ。
(提供:ADATA)
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