アプリで混雑状況もわかる
対象店舗の混雑見込み状況もアプリでわかります。iBeaconでイベント参加者の現在の来店状況を把握し、目安としてアプリに反映するのですね。
銀座の街歩きイベントだとバーなど席数が少ない店舗の参加が多いため、「足を運んでみたけど満員で入れなかった」という状況が今までもあったそうです。改善策として、iBeaconシステムを利用したということ。
ただ入店状況を把握できるのは、アプリを利用しているイベント参加者だけなので、一般のお客さんの混雑状況は把握できません。あくまで今回のイベントでは、参加者用に一定数の席を確保しているので、その枠の中での目安としての混雑状況の表示になります。
理想としては、一般客を含めての入店が把握できればより正確な混雑状況がわかるのですが、店側のオペレーションも複雑になってくるので、今後の課題になってくると思います。
さて、2件目まで訪れて、1杯飲んでは次の店へとせわしないですが、短時間で複数の店を回るってスタンプラリーイベントのようで楽しいです。1件の店で複数のチケットを使用するのも、もちろんオーケーなのですが。
こういう街歩きのイベントは、やはり女性ペアでの参加が多いようですよ。イベント1日目であるこの日も、スマホを見ながらあそこがいい、ここがいいと話し合う、参加者らしい女性ペアが何組か見られました。
地図のかわりにアプリというのは有り
従来、紙の地図で回ることが多い街歩きイベントですが、記者としてはふだんスマホを使っているからかアプリで地図を確認して店舗に訪れることも違和感なく、特に戸惑うことなく最後まで楽しめました。紙の地図だといちいち開くのが億劫ですしね。
また、参加証明としてありがちな腕輪などがないのが、見た目的に目立たなくてありがたかったです。
『銀座街バル』アプリの最大の目的は、イベントの終了後も銀座へ継続的に関心を集めること集客。従来の街歩きイベントだと街のアピールが一度きりになってしまうところ、アプリではイベント後も銀座の情報を継続して発信していくので、さらなる来訪への導線づくりが狙いとなっています。
今回アプリは試験運用でしたが、街歩きイベントのかたちは今後さらに進化していきそうですね。
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