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Windows10にアップグレード可! Lumia 640でスマホとPCが融合する :MWC 2015

2015年03月04日 00時30分更新

 MWC2015会場で、マイクロソフトはノキアブースに出展。マイクロソフトブランドとなるスマートフォン『Microsoft Lumia 640』シリーズ2機種を発表しました。Windows 10時代を見据えた今回の新製品は、マイクロソフトの2015年本命スマートフォンとの声が早くも聞かれます。

Lumia 640 :MWC 2015
↑ミッドレンジ以上の実力派、Lumia 640シリーズ2モデル。

 今回発表された2モデルは5インチの『Lumia 640』と、5.7インチの『Lumia 640XL』。どちらもSnapdragon 400クアッドコア1.2GHzを搭載した兄弟モデルで、RAM1GBとROM8GBなど基本スペックは同等。両者の差は画面サイズとカメラ画質、電池容量、そして電池カバーの仕上げの差となっています。

Lumia 640 :MWC 2015
↑シックなLumia 640 XL(左)、カジュアルなLumia640(右)。

 両モデルともブルー(シアン)、オレンジ、ホワイト、ブラックの4色展開。背面から側面までを覆う電池カバーそのものが本体カラーとなっているのですが、同じシアンでも640のほうは“グロッシー・シアン”、640XLのほうは“マット・シアン”と、色の仕上げと表面処理を若干変えています。そのため640はカジュアル、640XLはシックな仕上がりとなっています。

Lumia 640 :MWC 2015
↑2万円で買えるSIMフリーLTEスマホ、Lumia 640。

 Lumia 640はLumiaシリーズの新たな中核に位置する製品です。5インチHDディスプレー、カメラは8メガピクセル(メイン)+1メガピクセル(フロント)。シングルSIM版とデュアルSIM版、そしてそれぞれが3G版とLTE版と合計4モデルが登場予定です。3G版の価格は139ユーロ(約1万8600円)、LTE版の価格が159ユーロ(約2万1300円)で今月中にもグローバルで発売が予定されています。

Lumia 640 :MWC 2015
↑ビジネスにも使えるLumia 640 XL。

 一方、5.7インチHDディスプレイを搭載するLumia 640XLは、大画面を活かしてエクセルの表を加工したり、高解像度な動画を視聴するなど、ビジネスにもプライベートにも活用できる製品です。カメラはメインが1300万画素、フロントが500万画素と他社のハイスペックモデルに匹敵するレベル。3G版とLTE版、シングルSIM版とデュアルSIM版があるのは、Lumia 640と同等。価格は3G版が189ユーロ(約2万5300円)、LTE版は219ユーロ(約2万9300円)となり、こちらも今月の発売予定です。

Lumia 640 :MWC 2015
↑オフィス365や1テラバイトのワンドライブが無料。

 この両モデルは『Windows Phone 8.1』がインストールされた状態で出荷されますが、『Windows 10』登場時は無償でアップグレードが可能で、同じOSを搭載するタブレットやPCとシームレスな操作やデータの共有が可能になります。

 それを見越してなのか、Lumia 640、Lumia 640XLの購入者には、マイクロソフトのサービスが1年間無料になるとのこと。まず、『Microsoft Office 365』が1年間無料。しかもライセンスがもう1つ付きますからPCやタブレットでも同時に利用できるのです。またOne Driveが1TB無料、スカイプが毎月600分ぶん無料になるなど、かなり太っ腹な特典が付いてきます。

Lumia 640 :MWC 2015
↑使い勝手の高そうなLumia 640。

 Lumia 640の本体サイズは141.3(W)×8.8(D)×72.2(H)ミリ。5インチモデルとしては標準的でしょうか。重量は145グラム。実際に手に持ってみると、程よい握り具合で使いやすそうです。

Lumia 640 :MWC 2015
↑日本語標準搭載の確認も今だけ。

 言語設定には日本語ももちろん入っています。とはいえWindows 10が登場すれば、標準でマルチランゲージ対応になるため、もうこうやって海外モデルのWindows Phoneの言語設定を確認する必要は無くなるでしょう。

Lumia 640 :MWC 2015
↑2つの素材の組み合わせの側面。

 Lumia640のシアンは透明と非透明パーツを組み合わせており、単純なブルーではなく段を持つようなルックスに仕上げています。この微妙な色合いが上品な印象を与えてくれます。

Lumia 640 :MWC 2015
↑ボタン類は最小限で使いやすい。

 Windows Phoneの中にはカメラキーやホームボタンを備えたものもありますが、Lumia 640シリーズは側面に電源と音量上下ボタンがあるだけのシンプルなつくり。

Lumia 640 :MWC 2015
↑SIMはマイクロ、本体内部にスロットを備える。

 SIMカードのサイズはマイクロで、シングルSIM、デュアルSIMどちらのバージョンも電池を外してSIMを入れ替えます。写真はシングル盤ですが、デュアル版はカメラの右横にもう1枚のSIMスロットが搭載されるとのこと。

Lumia 640 :MWC 2015
↑Lumia 640XLはミニミニWinタブになる?

 5.7インチサイズのLumia 640XLは他社の同サイズファブレットと使い勝手は同等似たようなものかもしれません。しかしWindows 10にアップデート後は、小型サイズのWindowsタブレットのような使い勝手も期待できます。ファブレットサイズのLumia 640XLは、今後他社のスマートフォンを超えたパフォーマンスを発揮してくれるかもしれません。

■関連サイト
Microsoft

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