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お宝のSIMフリーiPhone6を求め、ドイツやパリに旅立った男たちの挽歌

2014年09月20日 13時00分更新

文● 中山智、編集長みやの 編集●ゆうこば

 9月19日に発売されたiPhone6、6 Plus。みなさんすでに手に入れましたか? 私は昨年パリで購入したのに引き続き、今年はドイツのケルンで入手しましたよ!

SIMフリーiPhone6
↑ケルンのApple Storeは郊外のショッピングモール“Rhein Center”内にある。
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↑前日の18日17時くらいから並び始め、開店の8時まで屋外で列をつくって待機。600人ほど並んでいたようです。

 列を形成するときに“プリオーダー”と“フリーオーダー”を聞き間違え、列を並び直すというボーンヘッドはあったものの、前方から約50番目の位置を確保……しましたが、その位置でもiPhone6 Plusは売り切れでした。

SIMフリーiPhone6
↑7時くらいからどのモデルが欲しいか注文が始まった。システムは日本と同じ。
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↑8時にショップがオープンして、実際に購入できたのは11時ごろ。実に約17時間も並んでやっと購入!

 iPhone6 Plusは売り切れということで、iPhone6をゲット。早速宿に戻って気になる技適マークとシャッター音をチェックしてみたところ、技適マークはキッチリと表示されました!

SIMフリーiPhone6
↑“設定”→“一般”→“情報”→“法律に基づく情報”→“認証”をタップするとおなじみのマークが表示される。
SIMフリーiPhone6
↑箱に書いてあるモデル番号はA1586。

 実は今回のiPhone6、6 Plusはそれぞれ“A1586”、“A1524”とドイツ、フランス、香港といった国で販売されているモデルと同じ番号。iPhone5s、5cではフランスやドイツ版は日本と別のモデルだったので技適マークはなかったが、今回は同モデルということで技適マークが表示されています。

SIMフリーiPhone6
↑iPhoneのモデルごとのLTE対応キャリアリストから、ドイツ版と日本版が同じモデルということがわかる。

 また、ソフトバンクのSIMとドイツのMVNOの“コングスター”のSIMを挿したところ、どちらを挿入しても消音モードにすればシャッター音を消すことができました。これはソフトバンクのSIM、ドイツのSIMどちらのSIMでアクティベートした場合でも同じ挙動でした。

 以上がドイツ版のSIMフリーiPhone6、6 Plusの挙動です。なお、編集部の購入した日本版SIMフリーiPhoneはどのSIMを入れていてもシャッター音は鳴り響いていたそうです。


 また、編集長みやのはパリ・ルーブル美術館に隣接する“Apple Store Carrousel du Louvre”でSIMフリー版iPhone6(スペースグレイ・128GB)をゲット。以下、手に入れるまでの様子をレポート。

 ケルンにいたのに中山先輩といっしょに並べなかった(夜は原稿書いてたんだもん)みやのです。電車好きなオレはケルン駅から国際超特急Thalysに飛び乗り、パリに着いたのはちょうどお昼の12時。

SIMフリーiPhone6

 とりあえずオペラ座をめざす。この横にあるのがパリの旗艦店AppleStore Opera。走りこもうとしてら、お店の前には40人ほどの行列。

SIMフリーiPhone6

 楽勝ジャンとおもったが、これは予約済みのみなさんで、当日のお客様はこちらです。どどーーん。さらに。6 Plusは予約の人しか買えないよと。

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 ケルンより明らかに5度以上気温が高い炎天下で待ってらんねーので、徒歩15分のルーブルへ。

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 有名なあのルーブル美術館の地下にショッピングモールがあって、そこに“Apple Store Carrousel du Louvre”があります。

SIMフリーiPhone6
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 降りてみると、じぇじぇじぇ。「もうだれもいないということは売切れですかマジですか」と流暢なフランス語で聞くと、「フリーの人そっちね」と親切に教えてくれた。

SIMフリーiPhone6

 おお、でも20人しかいないじゃん、ラッキーと列の最後尾にいくと、店員さんがいて「6のグレーの16GBしかないよ」と寂しいお言葉。6 Plusは諦めていたけど、ま、とりあえず「ウィウィ」と言って列へ。

SIMフリーiPhone6

 店員さんはiPhoneを操作して、スペースグレイ16GBをチェックして、俺に渡して名前を打たせました。iPhoneを返すと、手にしたカードのQRコードをスキャンして、それをくれました。グループ番号19は手で書いてくれましたよ。

SIMフリーiPhone6
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 QRコードと注意書きがあり、裏にはアップルマークです。いい気分です。

SIMフリーiPhone6

 さらに、MIB(黒服の人)が黄色いカードをくれました。オペラでもここでも、ガタイのいいMIBがたくさんいて、有無を言わせず(言葉づかいは超ていねい)行列をさばきます。専門家は慣れてますね。このカードは横入り防止カードですはい。

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 30分ほど並んで、あとふたりで店内だというとき、フランス語の堪能なオレの耳に後ろで注文を受けているお兄さんの声が! どうも128GBとかゴールドとか。そこで尋ねると、なんと全機種が急に入荷したというではないですか。おおーありがとうApple。俺のことが好きなのかな??

SIMフリーiPhone6
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 どうやら、1日に何度も入荷があり、明日も何が入るかわからないらしいです。とりあえず128GBに変更してもらって、革とシリコンケースも選んで、終了です。並んでから90分でこの状態。みたか中山、もってるモノがちがうんだよはははは。

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 さらに仕事熱心なオレは、フランスのヨドバシと呼ばれている“fnac”へ。スマホ売り場にいくと、キャー、6 Plus様がおいてあるじゃないのーーー。

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 もちろんデモ機はありますが、お客様、予約が必要です。12日から受け付けておりましたはい、って日本と一緒ジャン、ふんだ。

SIMフリーiPhone6

 日本ではシリコンケースが売ってないというウワサを聞いて、ドイツ組はみんな買い占めて持って帰ろうかと話しております。帰るころには売っている可能性高いとおもいますよ。2年前のマイクロUSBアダプターみたいにね。転売はやめましょう。ちなみに純正カバーは6用革が45ユーロ(6200円前後)、シリコンが35ユーロ(4900円前後)で、Plus用は49ユーロ(6900円前後)と39ユーロ(5500円前後)です。

 以上。パリから東京に帰ることにしたミヤノでした。

●関連サイト
Apple iPhoneモデル別LTE対応リストページ

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