2013年11月15日14時00分

愛のリコーダー・ロボ、惜しみなく愛を注ぎ続けて生まれた“RePRo”とは

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 ネットで話題のサービスや事件、ツイートしている中の人を直撃する週アス好評連載『中の人特捜部』──週アス11月26日号では、小学校の音楽の授業でおなじみのタテ笛、なつかしのリコーダーを自動演奏するロボット『RePRo』(リプロ)を生み出した元高専生“Y軸”さんに制作秘話を聞いているぞ。

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高専を卒業しても『RePRo』に惜しみない愛を注ぐ

 ボーカロイドにおける初音ミクなど、技術は親しみやすさやわかりやすさと結びついたとき、ヒットを生むことがある。Y軸さんが開発した『RePRo』も、多くの人が小学校の音楽の授業で経験したリコーダーを、ロボットが上手に吹くというユニークさで注目を集めた作品だ。

 RePRoが生まれたきっかけは、高専の卒業研究だった。専門の“空気圧”で研究テーマを決める際に重視したのは、アミューズメント性をもたせること。しかし、お堅いテーマが多い卒業研究のなか、あまり見たことがないエンタメ方面で攻めたため、先生がたも「これは……どういう研究?」と反応に困っていたそうだ。

 でも秋の文化祭で展示したら大好評。「ニコ動での反応を見てみたい」と、わざわざ先生の許可を得て投稿。卒業後も自宅で開発を続けるためにコンプレッサーまで自腹で購入し、惜しみなく愛を注ぎ続けて改良し、ニコ動でのヒットにつなげた。

週刊アスキー11月26日号では、空気の流量計算や穴を押さえる指、空気を送り込む吹き口部分などなど、とっておきの制作秘話にまで迫っています。

【今回の中の人】
Y軸さん

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ロボコン出場を目的に都立高専へ進学し、そこで学んだ技術を生かして『RePRo』を制作。'13年11月現在、仕事を辞めて求職中の23歳。ツイッター ID @YAxis_ToriTEC

 

『RePRo』──リコーダー自動演奏装置のしくみ

最初はひとつ穴だけで試作

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↑開発初期のひとつ穴だけを使った試作機。初めて音が出たときは、やっぱりうれしかったと。『RePRo』は、Recorder Performance Robotの略。

 

手製のアクリル板の指

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↑指となるアクリル板を糸ノコで切り出し、ヤスリがけ。電気を流して電磁力を発生させると“ソレノイド”を下げて穴をふさぐ。しかし、ソレノイドでは指を元の位置に戻せないため、輪ゴムを使用して指を元に戻している。

 

シリコン製の吹き口部も自作

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↑吹き口部分(ウインドウェイ)は、実際のリコーダーから型を取り、型にシリコンを流し込んで成型し、自作している。

 

ベランダに鎮座するコンプレッサー

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↑卒業後も研究を続けるために、“39リットルの静音タイプ”のエアコンプレッサーを約3万円で購入。連続して演奏するには、ある程度のタンクの大きさが必要なのだという。

RePRoの動きと音色を鑑賞してみよう

ビブラートやピッチ補正を実現
ジェンガをリコーダーが吹いてみた【RePRo】(関連サイト)

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↑40メートルPのボカロ曲を吹いた投稿2作目。このバージョンから初代を改良した『RePRo改』に。

 

 

上達した演奏で再生数アップ
君の知らない物語をリコーダーが吹いてみた【RePRo】(関連サイト)

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↑アニメ『化物語』のテーマソングを演奏。初期型に比べて大幅に演奏がうまくなったこともあって再生数が爆伸びした。


 

三重奏、本気演奏に聴き応えあり
千本桜をリコーダーが吹いてみた【RePRo】(関連サイト)

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↑ハーモニーがきれいな、最新となる4作目の演奏。2分50秒からの“リコーダーの本気”は、もう笑うしかない!?

 

インタビューの続きは発売中の【週刊アスキー2013年11月26日号】で!
週刊アスキー11月26日号では、空気の流量計算や穴を押さえる指、空気を送り込む吹き口部分などなど、とっておきの制作秘話にまで迫っています。

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