【旭山動物園の魅力ベスト5】マヌルネコがかわいすぎる! 廃園危機から奇跡の復活を遂げた北海道の人気動物園、その凄さを体感してきた
2026年11月05日 12時00分更新
旭山動物園に来たら見逃せないスポット、ベスト5
第5位:レッサーパンダの吊り橋
頭上の空中散歩を見上げる、最高にキュートな愛らしさ!
樹上生活を送るレッサーパンダたちのために園路の上に吊り橋が架けられ、来園者の頭上をスイスイと渡っていく姿を真下から見上げることができる大人気スポット。動物を見上げる通常の目線とは異なり、頭上の空中回廊を軽やかに移動する本来の立体的な生活圏が目の前で再現されている。
ふわふわの尻尾をバランス良く使いながら進む姿や、ときどき立ち止まって下を覗き込むような仕草に誰もが笑顔になり、見上げるたびに温かい歓声が広がる。
【展示スタイル】 来園者が歩く頭上に吊り橋を渡し、動物の目線を見上げる立体的な動線によって、樹上を移動する自然な姿を引き出している。
【トリビア】 尻尾をバランス良く使いながら空中を移動する姿は写真映え抜群で、歓声が上がる愛らしさ。手書きの解説パネルでは、親指の付け根にある「種子骨」のおかげで小さく細い物もつかめることや、名前にパンダとつくがジャイアントパンダとは無関係で「むしろ初代パンダはこちら」であること、さらには茜茜(メス)が2026年3月16日に台北市立動物園へ移動したことなどが記されている。
第4位:ぺんぎん館
水中を空飛ぶように泳ぐ姿を頭上のトンネルから体感!
アクリル張りの水中トンネルを進むと、ペンギンたちがまるで空を飛んでいるかのように頭上の視界をスピード感たっぷりに通り抜けていく。地上ではヨチヨチと歩く姿が親しまれているペンギンだが、水中に入った瞬間に発揮される驚異的なスピードと流れるような遊泳フォームは圧巻のひと言。
360度の広がりを感じさせる水中トンネルが生み出す没入感は、まるで水中の航空ショーを眺めているかのような爽快感をもたらし、雪積期の名物である雪原の「ペンギンの散歩」とともに、彼らのポテンシャルを存分に伝えてくれる。
【展示スタイル】 海中を自由に泳ぎ回るダイナミックな遊泳能力をそのまま観察できるよう、水中トンネルを取り入れた没入型の展示設計になっている。
【トリビア】 キングペンギン、ジェンツーペンギン、ミナミイワトビペンギン、フンボルトペンギンといった種類ごとの「足の色」の違いで見分け方に挑戦できるほか、泳ぐときに半透明の膜(瞬膜)を出して目を守る仕組み、キングペンギンが魚を胃の中で数週間腐らせずに保つ驚きのメカニズム(獣医実習生による力作パネル)など、深い学びが得られる手書き解説が充実している。
第3位:えぞひぐま館・エゾシカの森
ダイナミックな跳躍と北海道のリアルな自然を体感するエリア
隣接するエゾシカの森では、エゾシカたちが躍動する姿や迫力ある跳躍力を間近に感じることができ、「おしりは白いハートマーク(危険時に白毛が広がる仕組み)」や「視界が300度ある目・180度動く耳・優れた嗅覚」といった生存戦略を伝える手書きパネルが並ぶ。
さらに、エゾシカの料理やイベント、マップ制作などを通じて人とシカの関係を考える「エゾシカまるごとマップ」や年間を通じた定期イベント(年3回)も紹介されている。
一方のえぞひぐま館では層雲峡で実際に使われているガードレールを活かした人止め柵や、車で1時間余りの層雲峡の柱状節理をイメージしたリアルな擬岩など、細部までこだわり抜いた展示が光る。
屋内放飼場では知床の風景の映像が1年を通して流れており、ヒグマが暮らす環境をリアルに伝えている。「ヒグマのひとこま〜土まんじゅう〜(シカの死体などを土や草で隠して居座る習性)」といったユニークな生態解説が魅力。
また、「ヒグマをただ怖いだけの存在にするのではなく、生活の仕方、能力のすごさ、そしてヒグマのすばらしさを知ることが、この先20年、30年後先のヒグマと私たちヒトとの未来を築くことができるのではないかと考えています」という深いメッセージが込められた解説板もあり、野生との共生を真剣に考える深みのあるスポットだ。
【展示スタイル】 野生動物が直面する環境をリアルに再現し、ダイナミックな身体能力や生態を安全な位置から体感できる構造になっている。
【トリビア】 エゾシカの驚きの感覚器官や、ヒグマの暮らしを臨場感たっぷりに伝える手書きのこだわり解説がいっぱい。
第2位:あざらし館
円柱水槽「マリンウェイ」をスルスル通り抜ける名物アザラシに釘付け!
2004年6月の開館当時から大きな話題を呼び、この年度の来園者数を劇的に押し上げた歴史的な人気施設。プールに設けられた巨大な円柱水槽(マリンウェイ)を、アザラシたちが縦方向へとスルスル通り抜けていく。
下から見上げると、まるでアザラシが空から降り注いでくるかのようなユニークで愛らしい光景が広がる。好奇心旺盛なアザラシの習性を活かしたこの仕掛けは、彼らの生き生きとした表情と自然な動きを完璧に引き出しており、決定的瞬間を写真に収めようと多くの人がカメラを構えて待ちわびる笑顔の絶えないスポットだ。
【展示スタイル】 縦方向の動きが少ない従来の飼育舎の常識を覆し、円柱水槽を通じて上下の移動というアザラシの自然な習性を間近で目撃できる構造になっている。
【トリビア】 ガラスの筒を通る瞬間を狙おうと、多くの来園者がカメラを構えてシャッターチャンスを待ちわびる名所。
第1位:マヌルネコ舎
新放飼場オープンで大人気! 岩場に溶け込む神秘的で可愛いネコ科の原点
園のパネルによれば、1500万年前から姿が変わっていないと言われ、ネコ科の中で現存する最も古い種とされるマヌルネコ。岩場の多い草原や半砂漠に生息し、耳が低く目の位置が高いことや、獲物のネズミを見つけても体を動かさず尾だけを小刻みに振ることでネズミがすくんで動けなくなるハンティングの知恵など、愛ある手書きの詳しい解説パネルも大人気だ。
2026年4月に生息地の岩山をイメージした擬岩のある新放飼場が増築され、もともとの放飼場とは連絡通路でつながったことで、よりダイナミックで立体的な行動が観察できるようになった。さらに同年6月10日には名古屋市東山動植物園からオスの「ヒデ」(2025年5月26日生まれ、名前の由来は豊臣秀吉から)も迎え入れられ、「来園しました」の歓迎パネルも掲示されている。
マイペースなしぐさを見せるグルーシャ(2017年4月20日生まれ、埼玉県こども動物自然公園生まれのオス、じーっと周囲を観察することが多い)やヒデたちの姿をひと目見ようと多くのファンが詰めかけている。そして、冬になると、モフモフの毛がもっと伸びてさらにまん丸になるという。
【展示スタイル】 2026年5月に増築された生息地の岩山をイメージした擬岩のある新しい放飼場が、もともとの放飼場と連絡通路でつながり、立体的な空間で観察できる。
【トリビア】 名古屋市東山動植物園から2026年6月10日に来園したヒデ(雄)や、じーっと周囲を観察するグルーシャといった個性豊かな個体たち。そしてマヌルネコの生態や歴史をユーモラスかつ丁寧に伝える手書きパネルの数々も見逃せない。
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