最大96GBまでVRAMに割り当て可能
Surface Laptop Ultraの基本性能を検証、RTX Sparkの3D描画性能はRTX 5060と5050の間ぐらい
2026年10月15日 21時00分更新
少々わかりづらいRTX Sparkのキャッシュ階層
そして、RTX Sparkのキャッシュ階層はやや複雑だ。まとめると以下の通りとなる。
L1:命令64KB+データ64KB(全コア共通)
L2: 512KB(Eコア)または2MB(Pコア)
L3:8MB(クラスター0)+16MB(クラスター1)
SLC:16MB(クラスター間で共有)
RTX Spark Editor's Dayの資料には、L3キャッシュはクラスターあたり16MBとあるが、これはどう見ても実測に合致しない。また、このスライドの見出しではSダイではなく「CPU、I/O、メモリータイル」と表記されている
E/PコアでL2キャッシュの容量が異なり、10コアをまとめたクラスター単位でもL3キャッシュの容量が異なる。そして、2基のクラスターをまとめるようにSLC(System Level Cache)と呼ばれる16MBのメモリーが、メモリーコントローラーとCPUコアクラスターの間に配置されている。SLCはCPUから見ればL4キャッシュだが、RTX Spark全体から見るとさまざまな機能ブロック間で、データのやり取りを効率よく行うためのものといえる。
RTX Sparkのコア間レイテンシー(数値はナノ秒)。緑の領域は同クラスター内、赤の領域はクラスターをまたぐ場合のレイテンシーだ。同クラスター内であれば、EコアとPコアでレイテンシーに大きな差はない。ただし、L3キャッシュの多いクラスター1(右下)では、クラスター0(左上)よりもほんのわずかにレイテンシーが短いように見える
レビュアーにとって頭が痛い点もある。それはハードウェア情報系のツールで一部使えないものがあるということだ。Arm版「HWiNFO」は情報系の大半が使えない(センサー系はOK)。さらに、Arm対応済みのはずの「GPU-Z」は起動するとPCが強制再起動という近年では珍しいスリルが味わえる。
とはいえ、Arm版CPU-Zは問題なく動作し、Coreinfoもしっかり動いていた。GPU関連は「NVIDIA App」で確認することがレビュー時点でのベストプラクティスだろう。
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