今回は香川県の地域交通を支える「ことでん」(高松琴平電気鉄道)。地方のローカル鉄道と聞くと、レトロな車両やのんびりとした風景を思い浮かべるかもしれませんが、今のことでんは非常にアグレッシブで、今回は同社の「66年ぶりの新造車両導入」と「全国初となるデジタル券売機の導入」という2つの大きなチャレンジをレポートします。
●なんと66年ぶり! ことでんが“新車”をつくった
ことでんといえば、他社から譲渡された古い車両を大切に整備して使い続けていることで有名ですが、なんと2026年、自社発注としては実に66年ぶりとなる新造車両「2000形」を導入しました。10月1日に行われた出発式には、ことでん代表取締役社長の植田俊也氏をはじめ、車両を作った総合車両製作所の代表取締役社長の照井英之氏、衆議院議員の平井卓也氏など多くの来賓が出席し、盛大に新たな門出が祝われました。
この2000形は、総合車両製作所(J-TREC)が展開する次世代ステンレス車両ブランド「sustina(サスティナ) S13シリーズ」を採用。四国初のオールステンレス車両となっています。
外観デザインは一般投票で選ばれた「フレッシュ -香川の新しい風-」がテーマで、ことでんのコーポレートカラーであるブルーを基調に、水色や黄色のアクセントが入り、マスコットキャラクターの「ことちゃん」を思わせる丸みを帯びた可愛らしいフロントマスクが特徴です。
●見た目だけじゃない! 消費電力も大幅削減
最新鋭の車両だけあり、中身も大幅に進化しています。最新のVVVFインバータ制御を採用することで、置き換え対象となる旧型車両(1957年~58年製造の1070形)と比較して、消費電力を約7割と大幅に削減する設計となっています。
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