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4万円台で目の前に「147インチ」! 移動時間が“映画館”になるメガネを試した

2026年09月23日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

●100均グッズを足したらもっと便利になった

 長距離移動中にARグラスを使っていると、機内食やドリンクが運ばれてきた際や、お手洗いに立つ際など、一時的にグラスを外したくなる場面が頻繁に訪れます。しかし、飛行機や新幹線の座席トレーは飲み物や荷物で埋まりがちで、揺れる車内で高価なグラスを裸で置いておくのは落下や傷の原因になりやすく、非常に不便です。

そこで、100円ショップで「メガネストラップ」を購入。グラスのテンプル(ツル)部分に装着しておくことで、ちょっとグラスを外したいときもそのまま首からぶら下げておくことが可能になります。

メガネストラップを装着

サッと外して、首からぶら下げておけるので便利

●スマホにつなぐだけ! でも長時間利用には弱点も

 また、「XREAL xbx a01+」はバッテリーを内蔵しておらず、付属のUSB Type-Cケーブル1本でスマートフォンやPCなどのDisplayPort Alt Mode対応機器と接続して給電・映像入力を行います。iPhoneシリーズやAndroidマートフォンなど対応するデバイスに接続すると、スマホの画面がそのままグラス内に映し出される「ミラーリング」として動作します。

Pixel 11 Pro Foldでは「ミラーリング」を選択する。ちなみに「パソコン」を選ぶと、デスクトップモードが表示され、スマートフォンでは操作できず、別途キーボードやポインティングデバイスが必要です

 手軽で非常に便利なミラーリング接続ですが、使ってみて気づくのが「スマートフォン側のディスプレーも点灯したままになる」という点です。極力輝度を落として対処はしていますが、大画面で長時間映画やアニメを視聴し続けていると、スマートフォンのバッテリー消費も進んでしまいます。長距離移動を終えて目的地に到着した際、「スマートフォンのバッテリーが切れそう!」という状況になっては、地図の確認や連絡、配車アプリの利用などに支障をきたすので困りもの。

●約2000円のUSBハブで「バッテリー問題」を解決

 この「移動中のスマホバッテリー枯渇問題」を解決するために導入したのが、バッファローのUSB Type-Cハブ「BSHM2U100C1PBK」(実売価格1980円)です。このUSBハブは、非常にコンパクトな筐体でありながら、最大100W入力に対応したPD充電専用ポート(ポート1)と、10Gbpsの高速データ転送および4K/60HzのDisplayPort Alt Mode映像出力に対応したポート(ポート2)を備えています。

充電しながら映像出力ができるバッファローのUSB Type-Cハブ「BSHM2U100C1PBK」も導入

 スマートフォンにこのハブを挿し、一方のポートにモバイルバッテリーや座席のUSB充電器からの充電ケーブルを繋ぎ、もう一方のポートに「XREAL xbx a01+」を接続することで、「スマートフォンを急速充電しながら、グラスへ高画質な映像を出力する」という理想的な環境が完成します。

 実際に飛行機の座席でこのセットで試したところ、数時間のフライトで映画をフル鑑賞しても、スマートフォンのバッテリー残量は100%を維持したまま目的地に到着することができました。ちなみに、XREAL xbx a01+にもスピーカーは装備されていますが、音漏れが心配なのと騒音対策のため、ノイズキャンセリング付きのイヤホンかヘッドホンと組み合わせて使っています。

 「XREAL xbx a01+」は、無駄な機能を削ぎ落としたシンプルな設計と62gという圧倒的な軽さ、そして4万3980円という導入しやすい価格帯を実現した、まさに「はじめてのウェアラブルディスプレイ」に最適な1台です。

移動中が快適なエンタメ空間になる「XREAL xbx a01+」

●結論:飛行機の座席が「自分専用シアター」になった

 退屈になりがちな新幹線や飛行機の中を、いつでもどこでも「147インチの自分専用シアター」に変えてくれる「XREAL xbx a01+」。飛行機の場合は、Netflixなどであらかじめ動画をダウンロードしておく必要がありますが、これもStarlinkなどの低軌道衛星を使った高速インターネット接続サービスが増えてくれば、機内からのストリーミングでも問題なさそう。そうなれば、いつでもどこでも観たいときに観たいコンテンツを大画面で楽しめるようになるので、今後に期待できますね。

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この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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