出張や旅行で新幹線や国際線などの長距離移動をする際、最大の課題となるのが「移動時間の過ごし方」です。スマートフォンの小さな画面で動画を観ていると首が疲れたり、タブレットを座席のトレーに立てかけても角度が見づらかったり、隣の乗客からの視線が気になったりと、意外とリラックスしてエンタメを楽しめません。
そんな長距離移動の悩みを一気に解決してくれるのが、若年層向け新ブランド「xbx」の第一弾としてXREALがリリースしたメガネ型デバイス「XREAL xbx a01+」です。
価格は公式サイトでは4万3980円と、従来のARグラス市場の中では非常に手頃な設定。今回はテスト用に実機を提供いただいたので、機内や車内での使用感とともに、移動先で快適に使いこなすためのちょっとした工夫や必須アクセサリについてレポートします。
●メガネをかけたら目の前に「147インチ」が出現!
「XREAL xbx a01+」はメーカーのプレスリリースや公式サイトでは「ARグラス」と表現されていますが、実際に装着して動画コンテンツを試してみると、その本質は「目の前に巨大な大画面を浮かび上がらせる超軽量グラス(メガネ型)ディスプレー」といった印象です。
スペック上の仮想スクリーンサイズは「4m先に147インチ相当」とされています。実際に機内の座席などで装着してみると、視野角(FOV)50°の視界いっぱいにディスプレーが「ドン」と広がる感覚が得られます。
フルHD(1920×1080ピクセル)解像度のMicro OLEDパネルを採用しており、最大1600ニットという驚異的な明るさと高いコントラストにより、機内の薄暗い照明下はもちろん、日中の電車移動でも使ってみましたが、明るい車内でもクリアで鮮明な映像を楽しめました。
●4万円台でも十分? 移動中なら“機能を削った”のがむしろいい
本機は上位モデルのような「3DoF(3自由度)」や高度な「空間トラッキング(画面を空間の一定位置に固定する機能)」は非搭載で、画面が常に自分の視線についてくる「0DoF(固定表示)」仕様となっています。ですが、新幹線や飛行機の座席にじっと腰掛けて映画やドラマ、YouTubeなどの動画をひたすら鑑賞する用途であれば、空間固定機能の必要性はほとんど感じません。
むしろ、首をどちらに向けても画面が常にベストポジションに追いかけてきてくれるため、リクライニングを倒して寝そべった体勢でも快適に鑑賞し続けることができます。高額な空間トラッキング機能を省くことで、4万円台前半という低価格と本体重量わずか62gという超軽量ボディを実現してくれたことは、実用性を重視する旅行者にとって非常に賢い選択だと実感できます。
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