●2つの種類があるプラスネジに対応可能
最大の特徴となるのが、ボールグリップとなっているところ。グリップは太いほど力を入れやすく、強く回せます。つまり、固いネジを外したり、強く締め付けたりといったことが楽になるわけです。
といっても、太すぎて握りにくくなると回しづらいですから、バランスが大切。このグリップは、最も太いところでも約41mmと大きすぎないため、手が小さい人でも握りやすくなっています。
また、グリップが丸いので手のひらで押しやすく、ネジに押し付けながら力を入れて回せるというのも良いところです。さらに、中央部分は細くなっているため、この部分を指先で回せば早回しも可能。長いネジを回すときに重宝します。
付属のビットは3本で、長さは約110mm。ボールグリップに挿すと、全長約177mm(実測)となりました。それほど長くはないですが、小型のセットドライバーと比べれば明らかに長く、奥まった位置にあるネジも回せます。
このビットは、両頭で形状が異なるタイプ。つまり、3本で6種類のネジに対応できます。形状は、6mm幅のマイナスと2番のプラス、1番と3番のプラス、そして2番と3番のポジドライブ(PZ)です。
PZはプラスを改良したもので、回すときにドライバーがネジから浮きにくくした規格です。日本ではあまり見かけませんが、海外、とくに欧州方面では使われることがあります。身近なもので使われているものがあるかと探してみたところ、IKEAの机のネジに採用されていました。
具体的にどう違うのかというと、通常のプラスネジ穴は奥に行くほど細くなるのに対し、PZは奥までほぼ太さが変わらないこと。つまり、横向きに力をかけても、抜ける方向へには力が向かないようになっているわけです。
この違いはビットの先端を比べるとわかりやすいでしょう。
通常のプラスドライバーでもPZは回せなくもないですが、フィットしないネジを回すと空回り……つまり、なめてしまう確率が大幅に上がってしまいます。PZのネジにはPZ用のドライバーを使うようにしましょう。
今回紹介している「ボールグリップ差替ドライバーセット」(No.220W-3)では、通常のプラスだけでなくPZもありますから、これさえあれば、組み立て家具も怖くありません。
なお、通常のプラスは「フィリップス」型と呼ばれ、「PH」と略されます。JIS規格のプラスはちょっと形が違ったりもしますが、ほぼ同じと考えて大丈夫。ですので、一見プラスに見えるネジを回す場合は、PHなのかPZなのかを気を付けるといいでしょう。
もうひとつ、この付属ビットのいいところは、最初から磁化されていること。スチールのネジがくっつくので、ネジの着脱時に落としてしまう危険が減ります。
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