世界的なインフレと円安の影響で、久しぶりに海外へ行きたいけれど、予算が……と頭を悩ませている方も多いはず。そんな中、お隣の「韓国・ソウル」はフライト時間が短くLCCの選択肢も豊富なので、航空券や滞在費のインパクトを比較的抑えられる貴重な渡航先です。
筆者もこの3ヵ月で2回ほどソウルへ行ってきましたが、ここ最近の海外ではめっきり減ってしまった日本人観光客を多く見かけました。
そんなソウルですが、近年スマートシティ化が進化していて、トラベル事情はさらに利便性が向上。渡航手続きから現地交通、決済、帰国時の空港通過まで、スマホ1台でストレスフリーに完結できる環境が整いました。
●【便利1】紙の入国カードは廃止! 渡航前に「e-Arrival Card」を登録
韓国へスマートに入国するために、出発前の準備として必須となるのが、オンラインでの「e-Arrival Card(電子入国申告書)」の登録です。従来機内で配られていた紙の入国カードは2025年末をもって原則廃止されており、現在はこの電子申告に完全一本化されています。
なお、2026年12月31日までは日本国籍者に対する「K-ETA(電子渡航認証)」の免除措置が継続しているため、渡航許可申請は不要ですが、入国申告自体は事前のオンライン手続きが欠かせません。
手続きは到着の3日前(72時間前)から公式サイトから無料で行え、スマホでパスポート写真のアップロードや滞在先情報を入力するだけで完了します。事前に登録を済ませておけば、到着後はパスポートを提示するだけでスムーズに入国審査場を通過できるため、渡航前の準備として忘れずに済ませておきましょう。
●【便利2】入国審査の行列を回避! 日本人も使える「SeS」
韓国の空港(仁川国際空港や金浦国際空港など)に到着して、最初に直面するのが入国審査の長蛇の列です。到着便が重なるピーク時間帯には、審査を抜けるだけで30分から1時間近く待たされることも珍しくありません。
このロスタイムを劇的に短縮してくれるのが、韓国の自動出入国審査システム「SeS(Smart Entry Service)」です。従来は長期滞在者や頻繁に渡航する一部の外国人向けでしたが、現在は17歳以上の日本国籍保持者であれば、観光目的の短期滞在でも登録して利用できるようになっています。
登録手続きは非常に簡単。空港や到着ターミナルによっては異なるようですが、今回自分が到着した仁川空港のターミナル2では、入国審査場の一部カウンターがSeS登録用になっていて、そこに並びます。順番が来たらパスポートを提出し、指紋の採取と顔写真の撮影を済ませれば登録完了。これで各空港や港での、自動化ゲートが利用可能となります。
最大のメリットは、一度登録すれば最長5年間、もしくはパスポートの有効期限まで有効になる点です。次回以降の渡韓時は、そのまま自動化ゲートを通過できるため、有人カウンターに並ぶより早く通過できるわけです。
初回の入国はSeSの登録に並ぶためメリットはあまりありませんが、韓国に年に1回以上行く可能性があるなら、パスポートをかざして顔認証と指紋照合するだけでスピーディーに入国できるようになるので登録しておきましょう。
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