エントリー機種こそいい音で!! マランツのこだわりが詰まった新製品「CD 70」と「MODEL 70」発売
2026年07月27日 13時00分更新
HDMI ARCやBluetooth送受信にも対応する「MODEL 70」
MODEL 70は、HDAM-SA3回路を使ったAB級アナログアンプで、定格出力は50W+50W(8Ω)、65W+65W(4Ω)。HDAM-SA3は初段の電流源を抵抗から定電流回路に変更した最新型で、電源ラインの変動やハムノイズなど外部の干渉を減らし、明瞭度の高い再生が可能になっている。
プリメインアンプでは、既発売で同価格の機種として「STEREO 70s」がある。違いは何かと気になる人がいるだろう。STEREO 70sは、AVアンプの「CINEMA 70」を2ch出力に変更したものという意味合いが強い機種だ。
MODEL 70ではネットワーク再生モジュールの「HEOS」や、外部機器をHDMIで接続できる「HDMIセレクター機能」を省略する一方で、MMカートリッジ対応のフォノイコライザーや高価なトロイダルトランスを採用するなど、Hi-Fi機器としての品質を重視した設計にしている。
とはいえ、単純なアナログアンプではなく、HDMI ARC入力やBluetoothの送受信機能を備えている。HDMI入力時は最大192kHzのPCM信号に対応し、テレビリモコンを使用した音量調節やテレビと連動した電源のオン・オフに対応。Bluetoothは、aptX Adaptiveの送受信に対応するなど高音質にもこだわっている。
テレビで再生中の動画配信サービスやBlu-ray Disc、スマホで再生中の音楽ストリーミングの音を聞いたり、MODEL 70につないだ機器の音をワイヤレスヘッドホンに飛ばしたりすることができる。小型ブックシェルフなどの活用も想定して、サブウーファー出力を持つのも特徴だ。
また、電子ボリュームを採用し、鮮度の高い信号を最短経路でパワーアンプに伝送できるよう回路レイアウトを最適化。可変抵抗ボリュームを採用するPM6007より信号経路が30cm短縮しており、ノイズの少なさを示すS/N比が8dBも改善した。
また、パワーアンプとは別にプリアンプ、フォノ、デジタル(3系統)、リレー電源などに向けて、独立した整流/平滑/レギュレーター回路を設けており、相互干渉を減らした高音質が得られる。
内部構成としては電源をパワーアンプの直近に置いているのがポイント。性能的には上位機種の「MODEL 60n」と同じ瞬時電流供給能力(36.8A)を持つほか、フォノイコライザーの基板は縦に配置し、レイアウトの自由度を上げ、かつ取り出した音を短い距離でボリュームに送るといった工夫も取り入れている。
パーツ類にもこだわっている。コンデンサーには「MODEL 50」や「MODEL 60n」でも採用しているマランツカスタムの電解コンデンサーのほか、新開発のカスタムコンデンサーなど、新採用の低インピーダンスコンデンサーなどを採用。
電源は系列別に独立した回路を設けることで、干渉を減らしている。コンデンサーは金色のものがマランツのカスタムで、デノンのサウンドマスターである山内慎一氏と協力して、D&Mホールディングスとして開発したコンデンサーなども使用している。
高音質を得るため、導電性高分子、ハイブリッドコンデンサー、電解コンデンサーの3種類を使用。抵抗もカーボンや薄膜に加え、リード型金属皮膜抵抗も使用している。設計担当はチップで実現したいと思うことが多いが、音を重視してサウンドマネージャーからリード品を使用してもらう提案もあるという。茶色いものがカーボン、青いものが金属皮膜抵抗だ。
前面には有機ELディスプレーを備え、視認性が高いのもメリットだ。
入力端子はアナログ(RCA)3系統、PHONO、HDMI(ARC)、同軸デジタル、光デジタル。2.1chのプリアウト出力やヘッドホン出力も備える。サイズは幅442×奥行き375×高さ109mmで、重量は7.9kgだ。
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